曖昧さ回避
本記事では両方について記載。
2.に関しては、主に2人の共通点などについて記載する。
1.の概要
任天堂より発売されたRPG『ゼノブレイド2』の登場人物の「ホムラ」と(メイン画像左)と「ヒカリ」(メイン画像右)のコンビタグ。
対戦ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』において、2人を切り替えながら戦う一心同体キャラという特徴を与えられ、「ホムラ/ヒカリ」として参戦したことが由来。
厳密に言えばホムラとヒカリは同一人物であり、他の作品で例えるなら『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のゼルダとシーク、『らんま1/2』の乱馬とらんま(乱馬らんま)のような関係にあたる。
同一人物ということは、同じ現場に同時刻一緒にいること、現実的に考えてお互いが愛し合うことが不可能ということなので、描く際は注意しておくといいだろう。
2.の概要
2021年2月18日に配信されたNintendo Directの冒頭で、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の有料追加コンテンツ第9弾として、『ゼノブレイド2』から「ホムラ」と「ヒカリ」の参戦が発表された。
ポケモントレーナーやかつてのゼルダ / シークのように、ホムラとヒカリを切り替えながら戦うファイターとなっている。
ファイター番号はホムラが79、ヒカリが80に割り当てられている。通り名は天の聖杯。
『ゼノブレイド2』からの参戦は『スマブラSP』発売前からかなりの要望があったが、開発は『スマブラSP』よりも後に始まったため、発売当初はスピリットと楽曲、そして主人公であるレックスのMiiファイターコスチュームのみの登場だった。
なお、レックスはアピールと最後の切りふだ、そして勝利ポーズに登場する。原作の関係性を反映して、ホムラとヒカリで微妙に反応が変わるという細かな演出もなされている。
参戦ムービーは開発スタッフの書き下ろしでかなり凝っており、原作の新たなるDLCか続編と思った視聴者も多かったほどである。ちなみに今回は桜井政博は監修しておらず、原作のモノリスソフトが全パートを担当していた事が後日明かされている。
ラストではシュルクも登場。別々の世界の人間だが、原作DLCイベントで謎の空間に迷い込み、出会ったことで共闘した仲であるため、シュルクは「また会えるとは思わなかった」と再会を喜んだ。
(厳密にはスマブラのファイターたちは本人を基にしたフィギュアなのだが、その辺は気にしない方がいいだろう)
参戦発表後、Twitterのゼノブレイドシリーズ公式アカウントからはお祝いイラストが投稿されている。
配信当日には、本人達からのさらなるサプライズメッセージも(ヘッドホン推奨)。
紹介映像
特徴
かつてのゼルダ / シークや、ポケモン単位で別物になるポケモントレーナーとは異なり、二心一体のキャラクターのため基本的な挙動は同じ。また、ワンパターン相殺も共有している。
一方で性能面ではパワー重視のホムラ、スピード重視のヒカリといった感じで極端な差が付けられており、操作感は全く違う。また、必殺ワザと最後の切りふだは下必殺ワザを除いてすべて異なる。
それぞれの性能などはホムラ(ファイター)およびヒカリ(ファイター)を参照。
ホムラ、ヒカリ共通の弱点として挙げられるのが復帰力の低さ。
2人とも横には動けるのだが、ホムラはジャンプが低く、ヒカリは落下が速いため、どちらも滞空時間が短め。復帰ワザも移動距離が短い上にほぼ真横か真上にしか移動できなず、ガケに追いつめられるとあっけなくやられてしまうことも多い。
基本的な立ち回りとしては、ヒカリでダメージを稼ぎ、ホムラで撃墜。これが基本となる。
ホムラは攻め込んで殴り合うことよりも、攻めて来た相手を迎撃する方が長けている。重量級並みのパワーはあっても体重のせいで「粘り」が利きにくいので無茶な攻め方は禁物なのだ。
逆にヒカリは接近戦に優れている反面、遠距離持ちには滅法弱い。ガケ際に陣取って遠距離されるだけでも厄介なので、そういう時はホムラのブレイズエンドで逆襲しよう。
ヒカリのダッシュ攻撃や横スマッシュ攻撃などで上手くガケの外に追い出せたら、ホムラにチェンジしてブレイズエンドを撃つべし。
ブレイズエンドは上方向の撃墜力が優れているので、ある程度ダメージがたまった相手なら確定で撃墜できる(それでも150%以上は必要だが)。
下空中攻撃やフレイムノヴァでの復帰阻止も効果的だが、下空中攻撃は復帰が間に合わなくなる可能性が高い。
その他
ステージ「アルストの雲海」
『ゼノブレイド2』の世界(アルスト)を旅しながら、セイリュウの上で戦う。セイリュウは時折首を動かし、その間は足場が狭くなったり、傾斜になったりする。
戦場化・終点化ではスチームパンク風のステージになり、セイリュウの姿はなくなる。
楽曲
新たに16曲が追加され、既存の曲も合わせて27曲から選べるようになった。
以前にも『2』から3曲収録されていたこともあってか、オレ曲セレクトの初期設定が変更され、「ガウル平原」では主に『1』の曲が流れるようになった。Ver.12.0.0以前にオレ曲セレクトの確率を変えていた場合でも、アップデートの際に初期化される。
ファンファーレは「戦闘!!」のアウトロ部分のアレンジ。
カラーバリエーション
2Pカラーは、どちらもプネウマを再現したもの。
3Pカラーは、着せ替え要素の「ホムラ色になるヒカリ」と「ヒカリちゃんっぽいホムラ」を、アレンジを加えた上で再現しているが、タイツ周りの生地の厚さの違いまで逆転するという手の込みようである。
4Pカラーは、ネコ耳パーカー風のホムラ、ニア風のヒカリになる。
残りはオリジナルの配色。桜井政博は紹介映像で、
- 5Pカラーは「ヴィラン風ダークカラー」
- 6Pカラーは「旅客機のようなさわやかなトリコロール」
- 7Pカラーは「リアルタイプと言うとなんだけど、色合いを極端にしてみた版」
- 8Pカラーは「ゴールド&シルバー、プラチナでも可」
と解説している(画像はどちらも5Pカラー)。
勝ちあがり乱闘「コインの裏表」
ROUND | 表 | 裏 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | ゼルダ | シーク | 変身前の姿と変身後の姿 |
2 | サムス | ダークサムス | オリジナルとそれを模倣した存在 |
3 | ピット | ブラックピット | オリジナルとそれを模倣した存在 |
4 | リュウ | ケン | 息の合った親友。このROUNDのみ体力制(150HP) |
5 | カービィ | メタナイト | まんまるな一頭身+よく似た素顔 |
6 | リンク | リンク | オリジナルとそれを模倣した存在 |
BOSS | マスターハンド | クレイジーハンド | 左右対称の代表格 |
表と裏の関係にあるファイター同士のタッグと戦っていく。
全ROUNDが1on2だが、他のルートで見られるふっとびやすさの補正がかかっておらず、かなり難易度が高い。効率を突き詰めるなら、ホムラのフレアスマッシュの運用は必須となっている。
マスターハンド&クレイジーハンド戦では通常とは異なり、「さらに名を冠する者たち」が流れる。
原作ストーリーでも、この曲が流れる戦闘は、敵側もタッグを組んでいる。
スピリッツ
ファイタースピリットの原作アートは、フィギュア用に描き下ろされたものを採用。
従来の「ホムラ」「ヒカリ」と同様、ヒカリは多人数戦闘用衣装だが、ホムラには修正が入っていない。
特典のスピリッツボードでは、「ホムラ」「ヒカリ」を除く既存の6種類と、新たに追加された5種類、合計11種類のスピリットを入手可能。
その中にはプネウマも入っているが、公式アートワークがなかったため、なんと新規に描き下ろされている。
既存のスピリットに関しても、楽曲が『2』のものに置き換えられた他、ハナJSにもお題が追加された。
さらに主人公のレックスには、超化スピリットが追加されている。
全員参戦イラスト
数多のファイターを掻き分け、シュルクの隣に登場。
余談
原作『ゼノブレイド2』には「ブレイドスイッチ」という機能があり、移動中でも戦闘中でもパートナーのブレイドを変更することができる(一般的なRPGの武器の持ち替えと同じ)。もちろんホムラとヒカリの切り替えも可能である。
参戦ムービーに登場するファイターたちは、勝ちあがり乱闘と同じく、そっくりさんや表と裏の関係にあるキャラが選出されている。中でもリンクは『ブレス オブ ザ ワイルド』にて『ゼノブレイド2』とコラボしている。
後に参戦したファイターは『鉄拳』シリーズのカズヤ(バンダイナムコエンターテイメント)と『キングダムハーツ』シリーズのソラ(Disney)であるため、何気に任天堂の自社ファイター及び女性ファイターとしては最後である。
関連イラスト
関連タグ
ゼノブレイド2 ホムラ(ゼノブレイド2) ヒカリ(ゼノブレイド2)
スマブラの洗礼:被害者の筆頭候補
ゼルダ / シーク:かつては変身(交代)しながら戦うファイターだった(『for』以降では別々に登場)
ポケモントレーナー(ゼニガメ / フシギソウ / リザードン):ホムラ / ヒカリと同様、交代しながら戦うファイター
ミェンミェン:ホムラ / ヒカリと同様、先にスピリットとして登場していた追加ファイター