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剣鉄也の編集履歴

2022-07-24 20:36:01 バージョン

剣鉄也

つるぎてつや

「俺は戦闘のプロだぜ、外しはしない!!」

CV一覧

概要

剣鉄也とは永井豪原作のロボットアニメ『グレートマジンガー』の主人公。

タイトルと同名のスーパーロボット「グレートマジンガー」のパイロットである。通称「戦闘のプロ」または「偉大な勇者

人物像

グレートマジンガー

元は身寄りの無い孤児だったが、小学校時代に兜剣造博士に引き取られ(パートナーとなる炎ジュンは、その一年後に引き取られている)、グレートマジンガーのパイロットとしての厳しい戦闘訓練に耐え抜いており、その経験に裏打ちされた技術から「戦闘のプロ」と自称する。


一見すると屈強な戦士だが、気さくな兄貴分といえる一面も併せ持っており、年齢よりも子供っぽい面を見せる事が時折ある。また、濃いめの顔に似合わず、大の甘党で、小遣いのほとんどがお菓子代に消えてしまう設定がある程。

しかし、その内面には、親のいない孤児として生まれ育ったための劣等感を強く秘めており、己にも周りに対しても厳しくするあまり、配慮のない発言で周囲の人間に反感を買うことがある。また、兜博士の教育が戦闘を重視したものであった為か、好戦的な気質が強く、(イメージと違って意外と礼儀正しい甲児とは違って)誰に対してもタメ口で、礼儀や気遣いに欠ける部分も目立つ。

非常に負けず嫌いな面もあり、同じくスーパーロボットのパイロットである兜甲児ゲッターチームに対しても、仲間意識よりも対抗意識が優先しがちになってしまう傾向が強く、戦闘のプロである事を誇示するあまり、後々厄介な問題を引き起こしてしまう為、結果的にスーパーロボット乗りの中でも屈指のトラブルメーカーになってしまってもいる。

子供のころ、友達が飼っていたカナリアに対抗し、「男らしい」という理由でを飼っていたこともあるが、これも暴れた鷹によって友人の目を失明させてしまう事態を招いている。


後に甲児が帰国してマジンガーZのパイロットとして参戦した際は、最初こそ受け入れていたものの、徐々に暖かい家庭への思慕、養父である剣造博士への愛憎入り混じった執着などから、フラストレーションを募らせていく事になる。遂には訓練中に意味の無い挑発行為や、自らの実力を誇示する為だけに甲児の提案した作戦を事ある毎に無視する様になり、これらの行いが原因で地獄大元帥に付け入らせる隙を与えてしまう事になった。


マジンガーZを取りに向かった甲児が危機に陥っても我関せずでいたが剣造博士によって諭された鉄也は、ようやく自らの過ちに気付き出撃するも、地獄大元帥の策略によって完全に窮地に陥ってしまい、結果的に剣造博士の特攻による死という悲劇を招いてしまう。

その後、ボスや仲間達の助けを受けた鉄也は、重傷を負いながらも地獄大元帥の搭乗する無敵要塞デモニカを撃破。ミケーネ帝国との戦いに、辛くも終止符を打つのだった。


兜博士を死に追いやってしまった事で、甲児とシローを本当の孤児にしてしまった事を深く後悔する鉄也だったが、父の遺言を受け止め一切遺恨を残すまいとする甲児の態度に救われたことで和解を果たし、ジュンと共に必ず再起する事を誓うのだった。


マジンカイザー

兜博士の存在は語られておらず、兜甲児と共にダブルマジンガーとしてDr.ヘルと戦っている。

しかし、機械獣軍団との連戦で試作型グレートマジンガーの装甲の超合金Zも脆くなっており、何度もピンチに陥る。

そして、マジンカイザーを庇って機械獣の攻撃を受けてグレートは大破、重傷を負い一時戦線を離脱するが、兜十蔵の残したオリジナルのグレートマジンガーと共に復活しピンチを救った。


真マジンガー衝撃!Z編

本編が始まる以前に、死亡しているが彼とおぼしき勇者ブレードという人物が登場している。

この作品では、甲児の母である錦織つばさの弟という変更がされており甲児にとって叔父に当たる。


真マジンガーZERO

劇中では何度も出ているが明確な登場は第2部からとなる。

この世界では剣鉄也とグレートマジンガーという存在そのものが極めて重要な存在となっており、存在そのものが世界に大きな影響を与えてしまう。

通称:プロ勇者


マジンガーZ/INFINITY

上記のTVアニメ版の10年後という設定で登場。

アニメ後期の設定に従い甲児と鉄也は同い年である。

TV最終話の重傷状態から無事に復帰。研究職を選んだ甲児とは違い、マジンガーパイロットとして生きる道を選んだ。現在も現役パイロットである。

また、ミケーネとの戦いが終焉に向かうことでグレートマジンガーは統合軍へ受領されるとともにパイロットであった鉄也もジュンと共に統合軍へ移籍。

劇中時代には統合軍大佐(小説による)としてイチナナ式部隊を率いて防衛任務についている。

プライベートでは炎ジュンと結婚し、下町の古びた木造2階建てアパートで暮らしている。

前日談を描いた漫画『インターバルピース』では、ジュンへのプロポーズ場面や新居選びなどが描写され、孤児として育った故の家庭への憧れを語った上で「自分が前で守るのではなく、自分の横に並んで歩めるのはお前しかいない。」とジュンに改めて告白を行った。

また、ジュンは劇中ですでに妊娠及び出産直前であり、夫婦仲も良好であることが窺える。

なお、甲児に比べて順調におじさん化。大盛り定食を食べる甲児の横でうどんを啜りながら「お前もあと数年でこうなるよ」と語り、休憩中は最近の禁煙の風潮により研究所に喫煙場所が少ないことを嘆いている。


容姿

18歳にしてはちょっと濃い顔が特徴の青年(当初は22歳として構想されていたためと思われる)。

私服は青いショートトレンチにズボン、紫色のマフラー。


スーパーロボット大戦では

スーパーロボット大戦シリーズでは、現在の所、TV版とOVA版、そして真マ版の3通りの剣鉄也が出演している。

ここまで読んでくれた読者は「嘘つけ、真マでは未登場だって言ったでねえか」と言いそうだが、スパロボには出てるのである


TV版の場合

「旧シリーズ」の第3作「第3次スーパーロボット大戦」より登場しているが、甲児に比べると極端なまでに目立たず、戦闘のプロでありながらも能力的に彼に劣ってしまい、最終的に宇宙ステージともなるとお留守番要因とかなり不遇な扱いを受けていた。

しかし、「αシリーズ」からは、甲児に劣らぬ活躍ぶりを見せる事になり(作品によっては甲児よりも目立っている)、能力面に関しても大幅な改善が施され、現在のパイロットとしての能力は、間違いなく「戦闘のプロ」に相応しいトップエースとなっている。

特に「α外伝」では破嵐万丈(by無敵鋼人ダイターン3)と並んで事実上の主役を務め、「孤児としてのコンプレックス」という、ある意味で鉄也を最も象徴する部分が重点におかれ、甲児への嫉妬から和解に至るまでの経緯が原作以上に丁寧に描かれている。ただし、未来世界に飛ばされたという設定から、この当時の甲児やシローは、父・剣造との再会を果たしていない(最も前作αで言った様にEDで二人を剣造に紹介している)。

コミックアンソロジー「鋼の救世主」では、そのストーリーの後日談が描かれる事になり、戦闘獣ダンテの策略によって、鉄也がグレートマジンガーのパイロットとして選ばれ剣造から大きく期待されていた事実を甲児が知った結果、鉄也への嫉妬と憎悪を爆発させた甲児がマジンカイザーでグレートマジンガーと激突する展開になっている。


人間関係に関しては、仲間の中でも戦士としての心構えを持っている者達を素直に認める傾向が強い。しかしその反面、逆に戦士として非情になりきれない者に対しては、仲間として一切認めようとしない器量の狭い面も…。

尤も、そういう描写がある作品では周囲がフォローしている事が多く、仲間と打ち解けている作品では人質を取られた、元仲間が敵などの状況で、非情になりきれない仲間達の為に汚れ役を買って出る事もある。

本来の鉄也にあった気さくさやコミカルな面は殆ど見せる事がなく、原作を知らないプレイヤーからは、そのキャラクター性を誤解されてしまう事が少なくない。その分、コミカルな場面が強烈なのだが。小学生にオッサン呼ばわりされてショックのあまりその場を去ったり、なぜなにナデシコに参加してやってられるかと出ていったりしたこともある。


『INFINITY』では今の所「T」のみ登場。原作設定故甲児の家名が遅く、最序盤からユニットとして運用できるが、原作通り中盤で敵に攫われ離脱。その後、無事に救出され前線に復帰した。

幕間では風が語りかけてくる、うまい、うますぎるサカモト中華料理を絶賛した。


OVA版の場合

より精神面の成熟した大人びた青年として描かれ、厳しさと優しさを併せ持った良き兄貴分としての側面を見せる事が多い。また、秋津マサト碇シンジの様に、危機的状況等から止むを得ない事情等で戦わざるを得ない者や、戦士として非情になり切れない者に対しても、多少厳しい面を見せながらも色々と気遣おうとする器量の広さを見せている。

なお、携帯機スパロボ制作側に「鉄也の扱いを悪くするわけにはいかない」という拘りがあるのか、任天堂携帯機シリーズでは事実上主役級の1人として扱われている(ラスボス級の相手との戦闘前会話が甲児とは別に用意されている。例えば、共演した鋼鉄神ジーグ版の宙はこういう扱いはされていない)。


真マジンガー版の場合

原作再現の都合上NPCという扱いになっていた。

しかし、「V」では新たなる愛機マジンエンペラーGマジンガーZEROと共にミケーネ帝国と戦う勇者として再臨。続く「X」でも同様に魔人皇帝揃い踏みとなった。


こぼれ話

大体の人からは戦闘のプロとして人気だが、永井豪先生自身から気に入られていないらしくあまりいい扱いをされていない。理由として、鉄也のキャラクター造形に失敗してしまったことを挙げている。

文庫版『マジンガーZ(少年ジャンプ収録版)』のあとがきにおいては、「マジンガーZの弱点を補うべく完全無欠のロボットとしてグレートマジンガーをデザインし、主人公を最初から戦闘のプロとして描いてしまったため、冷たいキャラクターになってしまった。やはり、主人公はどこかに欠点を持ち、それを克服していく要素を残しておかなくてはいけないという意味で、良い教訓になった」と、述べている。

そのため、アニメなどでは年齢設定や上記の甘い物好き、鷹の設定など、キャラクター造形の試行錯誤を繰り返すことなった(これは後年のアニメでも、鉄也の立ち位置が一定しないことにつながっていると思われ、漫画マジンガーZEROではメタネタとしても扱われている)。


関連タグ

ダイナミックプロ 永井豪 兜甲児 戦闘のプロ

グレートマジンガー 炎ジュン 兜剣造 兜シロー 兜甲児

UFOロボグレンダイザー デューク・フリード

スーパーロボット大戦

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