佐鳥かごめ
さとりかごめ
「あなたたちのこと、私が全て、この記録に纏めます…」
概要
人物像
魔法少女を記し、人々に伝えようとしている少女。
魔法少女達を取材しているが、郁美が亡くなったときは自分も取材される立場なら良い気分じゃないと言ったり、魔法少女の治療や作戦会議中には割って入らない良識は持ち合わせている。また魔法少女に関しては公平に纏めたいと思っているため、神浜マギアユニオンばかりでなくプロミストブラッドなどにも接触するが、中立の立場が知られているため特に警戒される様子はない。
柊ねむが世間に魔法少女の事を広めるため、最後に作った風の伝道師のウワサ(かごめは「リィちゃん」と呼ぶ)に憑依されている。これにより自身への危険を回避でき、自分が見える範囲内で会話を拾ってくれている。
他人と話すのが得意でなく、自身の代わりに喋るマンドラゴラのぬいぐるみ「アルちゃん」を持ち歩いている。実はかごめ自身の腹話術。
メインストーリー第2部におけるキーキャラクターである。
魔法少女として
第11章にてようやくキュゥべえと契約。マンドラゴラを意識した衣装になる。
アルちゃんを独立して動かせるようになり、アルちゃんを使ってキュゥべえを排除したり情報の共有や拡散ができるようになった。
第2部OPムービーでは本編より先行してこの姿で登場している。2021年12月5日の「f4ファンフェスティバル Part3」では、蒼樹うめによるキャラクター設定画が公開され、実際に魔法少女衣装という設定であることが判明した。
ゲーム上の性能
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
× | × | × | × |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 |
コネクト「」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 |
マギア「」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 |
ドッペル「[[]]」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 |
専用メモリア「」
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | |
装備可能 | |
イラストレーター |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.40 |
「」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | ||
限界突破 |
活躍
メインストーリー
第2部『集結の百禍編』
序章『はじまりの記し』
それをきっかけに魔法少女と魔女の戦いを知り、魔法少女の救済をキュゥべえに願おうとするも、魔法少女を知る謎の人物から止められ、代わりに魔法少女の記録をまとめるよう勧められる。
第1章『前書きは靴音と一緒に』
魔法少女の声に誘われて北養区の電波望遠鏡へ向かう。そこでは大乱戦が行われた後であり、その後キュゥべえと対話しようとする面々についていく形で望遠鏡内部に潜入。
そして対話が終わった後にねむに見つかった。そしてねむにかごめ自身がウワサに憑依されていると説明を受ける。これまで聞こえてきた魔法少女の声はウワサが伝えていたものだった。
その後魔法少女たちを記録すべく行動を開始する。
第2章『微笑みと火花』
いろはたちによるスタンプラリーを利用したキモチ探索作戦に同行した。
だがいろはたちだけを見ているわけにもいかず、今度は結菜達プロミストブラッドを追いかけ始める。結菜を付けていた際に妙な魔力を探知した彼女に発見される。取材されてくれと頼み、結菜から勝手に付いてきて纏めろと承諾される。その後の戦闘では時雨とはぐむに遭遇した。
その次は時女一族へ取材に向かった。静香にとっては魔法少女以外の友達第1号である。
さなとすなおと共にゴロゴロコラボカフェに行った帰りにらんかたちの襲撃を受ける那由他とみかげの反応を探知した。
第3章『内なる常夜の夜明け』
ういがプロミストブラッドに拉致される事件が発生し、自分の中立の立場に悩むが観鳥令から励まされる。
いろはたちがうい奪還の為に二木市に向かう中、彼女は神浜市に残ってキモチ争奪戦を見続けた。魔法少女の事を広める方法に関してリィちゃんから良い方法としてマギウスの二人に協力を頼む事を促され、二人に協力を要請した。
第4章『彼方の群青』
万年桜にて灯花とねむと魔法少女の存在を広める相談をしていた。
第5章『揺れて恋歌に霞む理想』
自分に憑いたウワサを強化することをねむに申し出る。
強化は成功し、不完全だった風の伝道師は完成した姿を現した。
その後時女一族とネオマギウスの戦いの場にやってくる。会館へ向かおうとする際に神楽燦から認識改ざんの影響を受ける危険性があると止められる。ネオマギウス側も彼女の存在は知っており、燦から彼女の理想を聞くことになる。
第7章『トワイライト・レムナント』
ユニオンとプロミストブラッドの最後の戦いを記録するため、ピュエラケアと共に二木を訪れる。
暴走した結菜から魔法少女を守るべく身代わりとして重傷を負ったが、リィちゃんが憑依しているのといろはやプロミストブラッドの魔法少女達の応急処置もあって一命を取り留める。
その際にキュゥべえに契約を迫られるも周りの魔法少女に止められて断る。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
入院中の彼女に代わり、魔法少女への取材はピュエラケアが行う事に。
同じ病室にいて退院間近のうららからは、ラビの「かごめを危険に巻き込みたくない」との考えを伝える形で、「もう魔法少女とは距離を置け」と忠告される。
その後灯花に呼び出されて灯花とねむの自爆を目撃するが、彼女からは魔法少女への取材を止めず、手記に魔法少女達の魔力を込め続けるように言われた。
第9章『光差す正機迷宮』
更にうららからは太助が魔法少女の救済を諦めた事から魔法少女の活動を纏めるのは無意味だと言われている。
それでも彼女は時女一族に取材し、静香がネオマギウスに加担している事を知ると「時女一族は世間から隔離された人と世間で生きる人の間で埋まらない溝がある」と考え、リィちゃんにちはるとすなおにキモチの石による交信を提案させ、静香を救った事で自身の行動に意味があったと立ち直った。
しかしひめなによる電波望遠鏡の計画が実行されると、みふゆの固有魔法によって他の一般人同様に飲食ができなくなってしまった。
第10章『疾走ドラスティックラバー』
しかしリィちゃんの支えで何とか活動できている。戦いの後はキュゥべえから叶えたい願いを見透かされる。
それは魔法少女の笑顔を作るものであり、多くの魔法少女から希望を委ねられた為に強い因果を得たとのこと。
第11章『喜びと悲しみの終幕流転』
魔法少女の存在を世間に広める行為に対して神浜市で様々な魔法少女が一つになった事に希望を見出しているものの、キュゥべえからは湯国市以上の悲劇が起こる事を危惧される。
そしてキュゥべえから自動浄化システムを取り戻す作戦に乗り、終盤キュゥべえがシステムを完全にモノにした事で上記の願いを叶え、魔法少女となり神浜中のキュゥべえを殲滅した。
第12章『結ぶ永久の彩り』
自動浄化システムの展開をしようとした矢先、みことの人格が戻って完全体と化した鏡の魔女によって阻まれてしまう。この状況にかごめはかつてミラーズの中で手下に魔法少女を滅ぼす誓約書にサインさせられたことを思い出す。
鏡の魔女の目論見を阻止すべくいろは達は行動、かごめもいろはからキモチの石を借り受けつつ、アルちゃんを分裂させて各地へ飛ばし、情報収集をさせながらいろはをサポートする。
油断したスキにういが鏡の魔女によって死亡し、いろはは絶望するがかごめは彼女を説得し、目を覚まさせる。そして元の場所に戻り、現在起きた事を過去のいろは達に伝えるため集めた情報を一枚の葉にして送ろうとした矢先、操りが解けたコピーにそれを阻止されていろはとともにそのまま命を落とす。
……かと思われた矢先、葉っぱが光り出しそのまま過去へと飛んでいく。そしてこれによってこれらの出来事を知ったいろはは小さなキュゥべえの死を阻止、うい・小さなキュゥべえと融合する。
中編ではリィちゃんがミラーズの鏡を通して外伝漫画作品の魔法少女を参戦させた。
スタッフロールでは手記を出版する予定を決めながら世界中の魔法少女への取材を実現すべく進路を考えている旨が明らかになった。
期間限定イベント
風見野市の魔法少女を取材するため、ういから杏子を紹介される。以降はハコの魔女撃退の糸口を掴むべく神浜市に居る魔法少女と連絡を取り合う。
退院の日、アルちゃんの口を借りた15世紀のフランスに住むトルテという人物からタルト達の事も纏めてとお願いされる。
しかし図書館でも電脳空間でも記録が見つからず、突如人々の記憶を集めた「想いの箱舟」に飛ばされ、トルテと共にタルトについてを調べるようになる。
最終的にトルテが魔法少女となった事でタルトの偉業は守られ、さなにこれまでの魔法少女の取材記録に名前を付けるよう促されると…
…ところで、かごめさんの魔法少女の取材記録…だいぶ溜まってきましたけど
名前とか、つけないんですか?
「マギアレコード」という名前にしようと思ってます
これまで取材した魔法少女達の夏の思い出を読み返していくも、自身は神浜に来て仲間との思い出が無い事に憂いを抱く。
しかしアルちゃんから取材で沢山の魔法少女と関わってきたから昔より成長していると励まされ、自ら行動を起こす。
ふとメッセージアプリを見てみると沢山の魔法少女の名が連なっており、かごめを誘うメッセージが送られているのを見て自分は取材を優先するあまり壁を作っていた事に気づき、いろは達をみたまが主催するイベントに誘った。
メインストーリー関連の取材記録の纏め方に悩む中、灯花が作ったプログラムのAIの登場人物から、今までの出来事を聴く。
このイベントでは、左手中指にソウルジェムの指輪をしておりイベント終盤で魔法少女に変身した。
余談
- 名前が判明する前からすでにイラストが投稿されており、それなりに注目されている(名前判明前はセリフから「記録ちゃん」と呼ばれていた)。
- 以下の記述は、あくまで従来のまどマギシリーズやマギレコの作中描写から懸念される事項である。
- 前述の通り佐鳥かごめは、あくまで善意に基づいて行動している。しかし、魔法少女の存在が一般人に認知されることが一概に「良い」とは言えず、不安視される問題もある。
- 契約時の願いとしてどんな奇跡でも叶えられることが知られれば、それを悪用する大人が現れ利用される子どもたちが増える恐れがあり、さらに魔法少女の力を軍事利用される可能性もある(7章で灯花の父が言及)。
- また、魔法少女が希望を叶える存在であると同時に絶望を振りまく存在であり、自殺者や行方不明者が出ている原因が魔法少女の成れの果てだとわかれば、魔法少女たちは敬われ崇められるどころか家族も含めた一般人から忌み嫌われ、(実際8章で湯国市の旭の地元では魔法少女の存在が魔女を呼び寄せてるとして迫害を行っている)最悪の場合魔法少女の疑いをかけられただけの一般人も迫害を受ける可能性がある(一応本作では魔女化に対する救済システムが登場するが、危険度が0%でもない限り人間は安心しきれないだろう)。
- さらに本作ではワルプルギスの夜とエンブリオ・イブによって神浜市にも甚大な被害がもたらされているため、事実が世間に露見すれば責任者たちやそれに加担した者たちがどうなるかは一目瞭然であり、当然魔法少女間だけで行った裁判も意味を持たなくなる。またその家族や関係者たちが白い目で見られることは神浜市の一般人の描写から考えると間違いないだろう。
- このように、現在のかごめがとっている行動は、一般人に認知されることが魔法少女にとって救いになるどころか、日常的に魔法少女を危険に晒し、現状よりも不幸な目に遭わせる可能性を孕んでいるのである。実際に「灰色革命」では、後の午前0時のフォークロアの面々を始めとする湯国市の少女達がそれを体験している。
- 仮に魔法少女の存在が正しく理解されたとしても、それによる知名度の向上で多忙になり、仲の良かったチームがバラバラになる可能性もある。
- なおメイン12章では湯国市や二木市の魔法少女にネオマギウス。そしてフェリシアがこの懸念を悪夢として見ている。
これらの懸念から、結局魔法少女の存在は少しずつ広めていく事になった。