Y談おじさん
わいだんおじさん
プロフィール
概要
高等吸血鬼の男。ドラルクや半田あけみ同様に尖った耳とキバを持つ。
見た目はダンディな英国紳士風だが、後述する能力を用いて人々を辱しめるのが大好きな変態おじさんである。
ギャグとして非常に使い勝手がいいため、準レギュラーとして頻繁に登場している。
意外にかなり旧(ふる)い吸血鬼のようで、かつて無謀にもありとあらゆる準備をして御真祖様に挑戦した過去があるため、その本名や本来の恐ろしさを知っている数少ない高等吸血鬼だったりする。ちなみに勝負の結果は不明。一度ドラルクの策略で御真祖様の近くで「ヒマ」と答えてしまい、引きつった顔のまま連れ去られるという自業自得なオチを披露した。
御真祖様様が関わると関わり合い具合によっては普段の紳士的口調が消え、やや砕ける。
ドラルクの父ドラウスと師匠ノースディンとは旧知の仲だが、そのしょうもない趣味嗜好から嫌われている。しかしその一方で変な動物の父ディックとは仲が良い。ドラウスに誘われ古き血の吸血鬼達の集まりをすっぽかしたかに見せてオチ担当を務めることが多い。また、師匠を心底毛嫌いするドラルクとはノースディン絡みで意気投合し、二人一緒に彼を貶めたりもする。(が、ドラルク、野球拳大好きを含めた仲のいい吸血鬼達も吸血鬼の中でもクソカスであることは否定しない)
吸血鬼野球拳大好きとは頻繁に取っ捕まってVRCに一緒に収容されるため仲がいい。野球拳大好きの隠しておきたい過去も知っているらしい。
本名は不明だが名前の最初の文字は「ヨ」らしい。
自宅はあるのだが気が向いた時しか帰らない。普段はあちこちの物好きの家やホテル・旅館等を渡り歩いており(参考ツイート)、新横浜では頻繁にVRCをホテル代わりにしている。
ちなみに編み物が得意という意外な一面もあり、あけみとは編み物を通じて親交を深めていた。
約200年前の頃はすでに現在の容姿となっておりロンドン等で辻Y談をしていたらしい。
能力
杖を光らせてビームを放ち、当たった相手をY談しか言えなくなるようにしてしまう催眠術が使える。このY談ビームを浴びた相手は性癖をぶちまけるようになり、真面目な会話すら持ちうる限りの下ネタ語彙を尽くしたY談語になってしまう(Y談おじさんは解読できる)。
このビームは吸血鬼や動物にも効くらしく、ジョンに当たった際には台詞が「ヌー、ヌー」から「ピ────(規制音)」に変わってしまった。筆談やRINEの予測変換も全部Y談語になってしまうため、意思疎通は極めて困難になる。
一見くだらない能力であるが、実に恐ろしい能力である。
Y談ビームに当たった者はY談しか話せなくなるために、事態の説明ができず、さらに話している内容から、相手に危機感や必死さを伝える事すらできなくなる。
おまけにこの光線は有効範囲の幅が広く、一度に不特定多数の相手へも極小範囲での使用も有効である。そのうえビデオカメラ越しに使用することもできるのでタチが悪い。催眠術の“強度”もかなり高く、(忘れがちだが)作中屈指の実力者であるドラウスでも催眠を解除出来ないほど。
対抗策としては、なにか遮蔽物に身を隠して光線を躱す(例えば、ヨモツザカは特殊なマスクでY談波を防いでいる)か、もしくは「気にしないで殴る」といった方法が考えられる。
ただし解除できたとしても、性癖を聞かれた相手によっては後々もネタにされ続ける可能性があるため、余計始末が悪い。また、現時点ではY談の規則性もわからないため、必要な単語を仕込んで断片的に伝えることも出来ないと思われる。(唯一「何らかの隠喩ではないか」と理解できたのはドラルクのみ)
他には、タマちゃんに憑依したヘルシングが編み出した攻略法だが、Y談光線の効果中はY談なら自分の意志でそのまま言える。つまり、「おっぱぃよう」や「boyne city」のような下ネタ混じりだったり、下ネタに聞こえなくもない言葉を使って会話(?)することができる。
ただし、言おうとしている言葉の中に下ネタを混ぜても、発言者本人が対して卑猥ではないと捉えている単語だった場合は別のY談に書き変わってしまう。また、この方法の場合、催眠が解けたタイミングがわかりにくくなる。
また、演出の関係で何言ってるのかわからなくなるため、実際はY談を喋っているのだが普通の台詞として描写されることがある(たとえば、Y談しか喋れないサテツを弄るドラルクに対するロナルドの「イジメんなァー!!」、自分の結界をY談に上書きされた吸血鬼パジャマパーティーの悲痛な悲鳴など)。
ファンブック2によるとクソくだらないことにしか使ってないだけでその気になれば催眠術で何でもできるらしく人間の精神を破壊することも可能らしい。
一方、愉快犯特化な能力の一方で、本人の戦闘力はそれほど高くなく、ロナルド達に殴られてあっさり捕まるぐらいだが、本人もそれを自覚しているので、催眠にかけたら物凄いスピードで逃げていく。追いつけるのは今の所、半田桃の父である半田白のみである。
また、催眠をかける相手の選別は「Y談しか喋れなくなって慌てふためきそうな相手」なので、他人から(状況改善目的で)Y談光線を使ってほしいと頼まれても拒否する。一貫して場を混乱に落とし込む目的でしか行動しないが、場合によってはロナルド達を救う時がある。
精神が強すぎる相手には使っても効かないのだが、光自体はとても眩しく、目くらましとして使える。
当たってしまった人たちのY談語集
(※はアニメで付いた、△は推測される訳文)
ヴァミマの店長
「全裸の女性に何か一つ着せるとしたら眼鏡派ですか!? 靴下派ですか!?」
「巨乳のお姉さんに『おっぱい揉む?』って胸を手のひらに押しつけられたいぜ!」
「『揉みたい』んじゃない!! 『揉ませて』ほしいんだ!!」
「テメェ!!俺は巨乳のお姉さんに甘やかされてぇんだよ!!」(訳:テメェ、ハンターのこの俺から逃げられるかよ!)※
「てめぇは年下でも巨乳ならいいとか思ってんのか?」(訳:そんな下らねえ能力で俺に勝てると思ってんのか?)
「おまえのビーチクに触れたい!」(訳:そいつのビームに触れるな!)
「くそっ…裸にはカーディガンを羽織らせたい」(訳:くそっ! まんまと逃がしちまったか…)※
「わかってるよ! 裸眼鏡も好き!」
「うるせえ悪いかおっぱい大好き」
「ちんちん!!ちんちちんちん!!」(訳:貴様!!私に何をした!!)※
「ち…ちんちーん!!」(訳:待…待てー!!)※
「ちんちちん…」(訳:恥ずかしい…)△
通行人
「ああ、分かるスーツ最高!」
「待てスカートの魅力は!」
「リクスー最高!」
「あっちの方…ではオレはリードされたい派です…!」(訳:あっちに行きました)△
「強引でグイグイ攻めてきて バシッと決めてくれる子が好き…」(訳:急にギルドに入ってきて ピカッとやって逃げてったんだ)
「男はデカくてなんぼアル!」
「貧乳を気にしている子はエロい!」
「腰骨のラインが重要」
「可愛い子にムダ毛があると興奮する…」
「私は【ピ────】ですが特に【ピ──────】」
このような大惨事になる中、ドラルクが助っ人として呼んだ変な動物は常に煩悩丸出しなので全く通じず、それどころか意気投合してしまったのだが、それが原因でブチギレた吸血鬼退治人一同に二人揃って成敗されることとなった(そもそも変な動物に時間稼ぎして貰っている隙に、ロナルド達が包囲するのがドラルクの策略である。よって意気投合しなければ変な動物は巻き添えにならずに済んだ)。
ちなみに成敗後も度々出所しては捕まっており、よくギャグのネタに使われている。
「俺は乳のでかい女に優しく抱きしめられたいのだ!」
(Y談「実に瑞々しい萌え出た若芽のようなY談だ」)
(野球拳大好き「普通すぎて面白みに欠けるな」)
VRC職員
「うわあエロくて優しい義理の姉!」
キャプちゃん
『太腿派です』
『ストッキングを破いていくプレイー!!』
「ヒエー年上の巨乳大好きー!」
「俺だってたまにはお母さんに優しくしてほしいんだ!」
「ジャンケンしながら恥じらう姿が大好き」
「おしべとめしべが触れ合う瞬間が…」
「ベビードールエロくて大好き流行ってくれーーッ!!」
「パンツスーツにエロスを感じる」
「襟元がきっちりした服を乱したい」
「撫で心地のいい髪ーーー!!!」
「下着は大胆な黒がいい」
「耳掃除して貰う時の膝枕の感触ーッ」
「レッグホルスターとかガーターとか」
「ドワーッ肋骨の張り出た異形ボディー!!」
「何っ…… ストローをねぶる唇ッ!?」
「SMバーに行ってみたいけど行けてない」
Y談結界
野球拳大好きの能力を用い新横浜周辺に張った結界。この結界が張っている間はY談を発言する事でその威力を物理的な物として相手に攻撃する事が可能。しかし、結界内では武器や腕力は全く効かずY談のみが力の源となる為、不可抗力でY談を口に出してしまうY談ビームと異なり戦う為に自分からY談を口にしないといけないという、いわゆる自虐・自爆に近い珍技である。
結界内での発言
「イケメンの胸元はだけて鎖骨の上にキスマーク付けたい(童顔系だとなおよし)」
「メンズブラエロいからもっと広まってほしい」
「おカタい子がいざ脱ぐと過激な下着を着けてるの最高」
「野球拳の最中…手袋や靴下を脱いで余裕ぶっていた女が… 次に脱いだらもう下着!となってにわかに焦燥し始める顔!!」
「おっぱい!おっぱい!柔らかいおっぱい!」
「椅子に変身して30なかばぐらいの尻に肉が付いてきた未亡人に座られるプレイ」
「貧乳だけどちょっと太めの子の柔らかくも平坦なライン」
「乳の谷間にかく汗!!」
「女の子がのびをした時にチラッと見える脇のそり残し!!」
「冬場 長ズボンで油断したすね毛がチラリズム」
「指毛のそり残しに気づいて無理矢理袖を引っ張って隠してる子」
「水着のふちからわずかに見えるアンダーヘアー!!」
「無防備な背中の毛!」
「三角型の胸の天を指すシルエットは美しくも官能的!!」
ロナルド&ドラウス
「おっぱいの匂いはいい匂い!!!」
ニコニコ動画では
アニメOPのY談おじさん登場シーンで、彼の能力をネタに多数のユーザーが「グワーッ!〇〇!」と性癖を暴露するコメントを流すのがお約束になっている(誰が呼んだか『Y談幕』)。
そして、第7話にしていよいよY談おじさんが登場する事になり、案の定カオスな雰囲気になった。
また、原作には「吸血鬼君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさん」という吸血鬼が出てくるため、視聴者のY談と一緒に流れ星が流れ、それに便乗して「福士蒼汰」を連呼する吸血鬼熱烈キッスに扮したコメントも流れる(キッスの元ネタは第130死のオチ)。
第2期OPにもY談おじさんの登場シーンもあり、こちらもY談幕が飛び交うが、Y談波を撃ってないのに自ら性癖を暴露するユーザーが多発するというY談おじさんが喜びそうな状況になっている。
EDでも登場しているがこちらも杖を光らせておらず、Y談コメントが出てこない。
余談
アニメ2話ではゼンラニウムの担当声優が大御所だったため彼にも期待がかかり、登場していないのにTwitterのトレンドに乗った。
また、次回予告でY談おじさんの登場が予告されたため、アニメ第6話の放送終了後に再びTwitterのトレンドに乗った。第7話では当然のようにY談おじさんと担当声優の井上氏がトレンド入りした。
pixivおよびTwitterでは『吸血鬼すぐ死ぬ』のパロディイラストが書かれるが、その大半がY談おじさん初登場回である第28死のパロである。
関連イラスト
※第28死のパロディ関連イラストについては「吸死パロ」のページを参照。
関連タグ
吸血鬼すぐ死ぬ 吸血鬼すぐ死ぬの登場キャラクター一覧 高等吸血鬼
カーズ(ジョジョの奇妙な冒険):中の人繋がり。Y談おじさんが人間も吸血鬼も食い物にする(愉悦的な意味で)ように、こちらも人間も吸血鬼も食い物にする(食料的な意味で)。固有能力が強烈な光を伴う点も共通。
ティッツァーノ:上記キャラと同じ作品の(筆談含め)言葉の自由を奪う能力の使い手。こちらは嘘しか言えなくなるだけだが、被害者はこのせいで下ネタを披露するハメに。
ダイヤワルド(機界戦隊ゼンカイジャー):光線を浴びせた相手を「ダイヤ」しか言えなくしてしまう技を使用する(さりげなく応用も可能)。それだけでなく、筆談やジェスチャーも「ダイヤ」としか表現できない為、ある意味で類似能力と言えるだろう。Y談おじさん本格登場(オンエア)の前日に登場したため、こちらを連想した人もいた様子。
また、宝石が備わった長柄の武器を持参、戦闘力がそんなに高く無いなど共通点もいくつかある。
継国縁壱...「鬼滅の刃」作中での物語の核心を握る重要人物。
アニメ「遊郭編」にて初めて彼が登場した際、担当声優がY談おじさんと同じ井上和彦氏であったことからTwitterにおいてY談おじさんがトレンドに入るだけではなく、井上氏のWikipedia内の出演作欄にY談おじさんの下に並んで書かれるという最早事故でしかない状況を作り上げることになった。