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ローカル女子の遠吠えの編集履歴

2023-02-04 21:33:20 バージョン

ローカル女子の遠吠え

ろーかるじょしのとおぼえ

瀬戸口みづきによる4コマ漫画。静岡県の特色をネタとしている。

概要

瀬戸口みづきによる4コマ漫画

2015年1月よりまんがタイムスペシャルで連載開始。同誌の休刊により2020年1月よりまんがタイムに移籍。

静岡県を舞台にしたご当地漫画で、県内全域の特色をネタとしている。

尚、作者も静岡県焼津市の出身である。


ご当地漫画としては人気と知名度が高く、重版を経験している。

通称「ロカ女」。


主な登場人物

  • 有野りん子

本作の主人公東京都大学卒業後にそのまま東京で働くも、通勤ラッシュで圧迫骨折して限界を感じ、故郷の静岡市Uターンした。


冷めた性格で感情表現に乏しく、お世辞冗談が通じないが、子供の頃から勤勉かつ几帳面で仕事は優秀。また、静岡の歴史や名所に詳しい。

頭に触角のようなアホ毛がある。


  • 有野蘭子

りん子の母。静岡市でスナックを経営している。性格は娘とは反対に不真面目。

夫が借金保証人になり蒸発したため、シングルマザーとしてりん子を育てた。

若い頃は「静岡のマリリン・モンロー」「静岡のピンクレディー」と呼ばれていた伝説的なママ(ただし本物のピンクレディーも静岡県出身)。


  • 雲春柳二

りん子の同僚で東京都目黒区出身。思ったことを素直に言う性格が災いして飲み会で上司を怒らせたため、静岡に左遷されてきた。

非常にマイペースで他人に流されない性格。りん子とは逆に、東京出身者として静岡とのギャップに触れ、驚いたり楽しんだりしている。

食べ歩きの趣味から、りん子の自宅であるスナックを気に入り、常連となる。


  • 鎌木健

りん子の同僚。マイルドヤンキー的な方面で地元愛が強い。趣味はサーフィン

地元を未だに「清水市」と言う(現在は静岡市に合併され「清水区」である)。

雲春や小畑とはよく外食に行く仲。


  • 桐島美織

りん子の同僚。女子力を磨くことに余念がなく周囲からはモテるが、同時に精神年齢が幼く表面的な情報に左右されやすい。また就職もコネ入社。

東京への憧れから、雲春に「東京23区出身」という理由で好意をぶつけているものの、性格が全く合わないこともあり上手くかわされている。

鎌木同様、ステレオタイプな今どきの若者を体現したキャラクター。


  • 秋津茜

りん子の同僚。30歳独身。お局様気質で性格が尖っている。

英語が得意で海外でのホームステイの経験がある。当時はそれで「人生が変わった」とmixiに書き込んでいた模様。

趣味は料理で、世の中の理不尽を叫びながら自炊に励んでいる。


  • 江崎ほのか

りん子の同僚。32歳独身のバツイチで3児の母。

明るい性格で誰にでも優しく接するが、かつて夫の家庭内暴力に耐えかねて離婚した過去があり、時折さらっと重たいことを言う。

秋津と共に登場することが多い。名前の由来は江崎書店と思われる。


  • 名々伏匠

雲春の同期。出世頭で年長者へのごますりに長けているが、おかげでストレスによる胃の不調に悩まされている。

出身は埼玉県と東京にコンプレックスがあり、海の話をされると不機嫌になる(埼玉県が海に面していないため)。

雲春同様に東京目線での静岡の解説役として登場することが多い。


  • 水馬咲耶

東部営業所の社員。東京在住時代は読者モデルをしており長身でスタイルが良い。

モデルになる夢が叶わなかった上、強烈な郷土愛から富士宮焼きそばが食べたくなり、故郷の富士宮市にUターンした。

富士山過激派」と言われるほど富士山に執着している。おかげで登山が趣味。


  • 油野真白

水馬の同僚。「魔性の女」と言われるほどのたらし

あまりにモテた人生から、男性を都合のいい道具として見ている節がある。ただし自身に全くなびかない雲春には逆に好意をもって接している。

伊豆市天城)出身のため、伊豆地区の解説をすることが多い。


  • 天道七帆

水馬の同僚。熱海市旅館の娘。

油野のようなタイプに慣れておらず、振り回されている苦労人。


  • 小畑哲夫

西部営業所の社員。浜松市出身でバイク乗り。祭り好き。

天性の陽キャコミュ力が高く、誰とでも仲良くなれる性格。地声が非常に大きい。

西部地区の解説役として頻繁に登場する。県内初のコストコが浜松市にオープンした時は盛大に自慢した。


  • 穂垂ヒカリ

西部営業所の主任で小畑の上司。知性的な雰囲気を漂わす34歳独身。ダムが好き。

静かな場所を好む性格で、都会の喧騒が苦手。そのため就活で東京に出た際には肌に合わないと感じ、地元での就職を選んだ。

小畑に好意を抱いているものの、恋愛には奥手で素直に伝えられずにいる。


  • 蜂須賀マヤ

りん子の同級生で本作の闇。「ハッチ」と呼ばれる。りん子と同様に東京の大学に進学したが、卒業後にとんでもないブラック企業に就職。

過労による入院を経て退職し、静岡に帰ってきたものの、自尊心を打ち砕かれた上に目が曇ってしまった

この経緯が性格にも影響してしまい、唐突に平然と怖いことを言っては周囲をドン引きさせる。妻子持ちの兄がいる。


  • 五樹冬真

りん子の同級生。チャラ男風な見た目に反して優秀な頭脳を持ち、りん子を差し置いて指定校推薦による大学進学を果たした上、現在は起業家として東京で優雅に暮らしている。

実は貧困家庭の出身で、高校時代にりん子の何気ない発言から人知れず努力して成り上がった。故に視点が容赦なく、成功者たちの薄っぺらい馴れ合いに辟易している。

現在でも度々静岡に遊びに来てはりん子に軽口を叩くが、実際にはりん子の努力家な人格を誰よりも認め、拠り所としている節がある。


  • 小村早紀

蘭子の同業者で親友。若い頃は蘭子と共に静岡の水商売界隈では名の知れた存在だった。

東京の銀座に進出する手前までいったが、同時期に蘭子の夫が蒸発したことを聞き、慰めるために静岡で店を構えて現在に至る。

若い頃は痩せており長髪の美人だった。


  • 山梨のナイスミドル

りん子たちの取引先の社員。山梨県甲府市出身。

山梨県から眺める富士山にこだわりがあり、水馬とは犬馬の仲。

富士山の所在地を巡って山梨県と静岡県が対立する構図のメタファーとして登場する。


  • スズキ、タミヤ

りん子たちの同僚で、社内結婚した男女。プロポーズした場所は中田島砂丘

独身者が多い本作において珍しい既婚者のため、結婚生活を扱う話でよく登場する。

名前の由来は県内に本社を持つスズキタミヤと思われる。


余談

  • 単行本が全巻でCOMICZINのトップ10ランキング入りを果たしている。
  • 場所や人名は基本的に実名で描かれるが、企業は名前を僅かに変えていることが多い(イヲンおだやかなど)。

関連項目

漫画 4コマ漫画 静岡県 ご当地漫画

徳川家康:静岡県の歴史に関わり深いため、解説で頻繁に登場する。

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