虎龍攻神
とらどらごんじん
ドンロボゴクウ「まだまだ~!合体です!」
大合体!
ドンロボボルト「いい気になるな…!」
「逃げるな!待て、この…!
ほいっ!」
「ウゥッ!」
「捕まえ…たっ!」
「ウウッ…!」
「暴れないの!」
完成…!虎龍攻神!
「ウアアッ…!」
「ハウス」
「ウウッ…」
概要
ドン23話にて初登場。
桃谷ジロウ/ドンドラゴクウと、彼の身体からの分裂を果たし実体化したもう一人のジロウ/ドントラボルト。
彼らがアバターチェンジしたドンロボゴクウとドンロボボルトが合体した姿が虎龍攻神(トラドラゴンジン)である。
両肩にはのぼりのようなパーツがあり、それぞれ左右の手に対応する武器名がでかでかと書かれている。
ドンオニタイジン同様、合体した時点では人間大のサイズであるが、アバターチェンジ用アイテムを操作せずに巨大化する事が可能。
巨大化後は、所々にブロックビルが建った荒野と中華風の街並みを掛け合わせたかのような脳人レイヤーにて戦闘を行う(が普通の脳人レイヤーで戦う事もある)。
尚、行動の主導権はドンロボゴクウ=普段のジロウ側が握っている。
合体シークエンス
屏風絵を思わせる風景の中、ドンロボゴクウがドンロボボルトを追走した後、追い付いたドンロボゴクウがパワーローダーの様に変形し、その内部に人型に変形したドンロボボルトを拘束する事で合体が完了する。
演出上の都合か毎回ドンロボボルトがばたばた抵抗しながら合体するシュールな絵面が生まれ、たった2体で合体でありながら毎週コミカルな合体を見る事が出来る(尚省略される事もあるが「ハウス!」されるまでがテンプレ)。CVの石川雷蔵氏の演じ分けは必見。
性能
身長 | 55.7m |
---|---|
全幅 | 31.5m |
胸厚 | 21.5m |
体重 | 2300t |
スピード | 300km/h |
出力 | 1300万馬力 |
※上記のスペックは巨大化時の物。
装備・機能
熱烈貫戟(ねつれつかんげき)
ドンロボゴクウの尾を、剣として用いた物。
肩部パーツに記されている通り、装備箇所は右手。
中国の「軟剣」の様にしなるのが特徴。
初戦から獣拳鬼ングに奪われて使用される憂き目にあったが、流石にコレで攻撃を受ける事態は起こらず、持ち前の身軽さで獣拳鬼ングを翻弄し、速攻で奪い返している。
神盾撃器(イージストライガー)
元はドンロボボルトのパーツである、巨大な爪。
肩部パーツに記されている通り、装備箇所は左手。
必殺技使用時には必ず装備する。
技
虎抜けの術(トラぬけのじゅつ)
ドン24話にて使用。
敵に悟らせずにこっそりとドンロボボルトを解放し、死角から攻撃させる。忍者鬼ングに隙を作らせた。
どの様にして解放したかは不明。使用後はわざわざ演出付きで再合体していた。
炎虎龍々ジロウ‘sハリケーン(えんこりゅうりゅうジロウズハリケーン)
必殺のトラドラ奥義。
ドンロボゴクウとドンロロボボルトの形状をとった気を飛ばして攻撃した後に、熱烈貫戟を如意棒の様に伸ばして敵を貫く。
その後、ドンブラザーズのメンバーと共に新たな形態を手に入れる。
光の刃(正式名称不明)
等身大の戦闘において使用したドンオニタイジンとの連携技。熱烈貫戟とキジンソードで敵を上空に打ち上げた後、それぞれ黄色と桃色のエネルギーを刀身に纏わせ、落下してくる敵を巨大な3本の光の刃で刺し貫く。
余談
- デザインコンセプトは「スーツの制約からの解放」。シルエットは人型だが、中身は隙間だらけな機体としてデザインされた。当初はフルCGで描かれる予定であったようだが、「背景にCGを用いた巨大戦で、ドンオニタイジンのスーツと共闘させるのが難しい」とする理由から、結局はスーツとして製作される事となった。
- 初登場回であるドン23話では、上述の機能による疑似メットオフを披露。カッコ良い事を言ってるのにもかかわらず、シュール過ぎる絵面が出来てしまった。
- 桃谷ジロウの真実を踏まえてみると、桃谷ジロウ(ドンロボゴクウ)もう一人のジロウ(ドンロボボルト)が一つになった虎龍攻神の姿は、二人が揃ってヒーローになったジロウの姿でもあった。
- そもそも虎龍攻神の構成も「虎を縛り付ける檻である龍」と思われていたが、見方を変えてみると、「中身が空っぽの龍の中核にあるのが虎」というジロウの本質を示唆するものになっている。
- 前述の合体シークエンスはさしずめ、「後から作られた空っぽの存在たる龍(ジロウ)が唯一実在しているもう一人の自分(闇ジロウ)を渇望する姿」でもあったのである
関連動画
関連タグ
暴太郎戦隊ドンブラザーズ ロボタロウ パワーローダー 逃げるな卑怯者!!
特撮関連タグ
- 牙大王:虎型メカがコアとなって合体する戦隊ロボの先駆け。ただし、こちらは合体時点で龍がハブられることになる。
- リュウテイオー:虎龍攻神とは逆に、龍型メカがコアとなって合体する金と紫の中華ロボ。どちらも金の龍の頭部に赤いサングラスを掛けており、サングラスの形状も似ている。更にメイン操縦者は虎モチーフの怪人と因縁があり、劇場版で龍虎相打った。
- スピーディーワンダー:25年前のメタルヒーローシリーズに登場する合体ロボ。『上半身を構成する真面目な性格のロボ』が『下半身担当の粗暴な性格のロボ』に対して主導権を得ており、スピード重視の戦法を取る点が共通している。
- シュリケンジン:似たような構造のロボット。
- 仮面ライダーバイス:30分前の拘束具を兼ねた装甲になっている仮面ライダー。
特撮以外の関連タグ
- ガンダムアストレイ レッドフレーム:パワーローダーを装備して戦ったことがあるモビルスーツ。
- ゴーディアン、バイカンフー:同じく、更に大きなロボットを身にまとったスーパーロボット。また、後者の出典作品では、人間大の機械生命体用に開発されたパワーローダー型メカが登場している。
- 虎龍王:名前と合体機構が似ている中華ロボ(ただし、龍メカが虎メカを格納するのは龍虎王の方)。ちなみに虎メカが操者共々洗脳された時は龍メカが単独で戦っていたが、その際の姿はモチーフに孫悟空も含む。
- 機動武闘伝Gガンダム:パイロットが擬似メットオフを披露したロボットアニメ。但し、あくまでも演出…のはずである。
- とらドラ!:名前のせいで連想した人も。
- キュアフィナーレ:ニチアサ同期作品に登場する追加戦士。「金×紫」のカラーリングが一致。