中国本来の料理である中国料理が描かれている絵に付くタグ。
実は一つじゃない中国料理
中国料理と一言に言っても、唐辛子や花椒をたっぷり使った辛い物や、塩味がメインの物とその味付けや調理方法には非常に幅がある。
これは地方の気候等によって、好まれる味付けや特産品が変わってくるためである。
北方系「北京料理」
主に「北京料理」と呼ばれるタイプ。
パオ(包)系の料理が多く、餃子や肉まん(饅頭:マントウ)はこの地方発祥。
宮廷料理も大部分がこの北方系に含まれる。
味付けの特徴としては塩辛く、濃い目。
西方系「四川料理」
麻婆豆腐やエビチリを始めとした、唐辛子などをふんだんに使った辛目の味付けが特徴の「四川料理」がコレ。
冬は非常に寒く、夏は非常に暑いと両極端な気候のため、その気候に負けない味付けとして唐辛子や山椒(花椒)を多く使うようになった背景がある。
麻婆豆腐のほか、坦々麺もこの地方発祥。日本でメジャーな汁あり坦々麺は、陳建民が日本向けにアレンジした物なので、「汁なし坦々麺」と言う呼び方は実はあまり正しくない。
南方系「広東料理」
大人気フカヒレや海老餃子はこの南方系に属し、主に「広東料理」と呼ばれる。
海鮮が非常に豊かかつ新鮮なため、食材その物の味を活かすための薄めの味付けが特徴。
また、米を使った料理も得意とする地域。
そして、中華料理屋では外せない叉焼(焼豚)はこの地方発祥。
東方系「上海料理」
「上海料理」が東方系に属する。
実は最もポピュラーな料理が多く、代表的な物だけでも、八宝菜に小龍包にワンタンと定番とも言えるメニューを数多くそろえている。
味付けの特徴としては、豚や魚介を甘めの味付けで仕上げる事にある。
実は判りやすい中国料理
フランス料理やイタリア料理に比べ、中国料理のメニューはポイントさえ抑えておけば、例え中国語で書かれていても、どんな料理か一発で読み取れる物が非常に多い。
最も判りやすい処では炒飯。これを読み解くと、「炒」とは文字通り炒めると言う意味で、「飯」とはご飯を指す物なので、炒めた米料理と言うことになる。
基本的にメニューの成り立ちは、食材・切り方・調理方をそれぞれ1文字ないし2文字で表しているので、食材と調理方法の読み取り方さえ抑えれば、とんでもない料理にブチ当たる事は殆どない。
中華料理に関するタグ
料理
調味料
豆板醤 甜麺醤 オイスターソース 芝麻醤 鶏油 甜醤油 豆鼓 海鮮醤 魚露 XO醤 ラー油