基礎データ
進化
サッチムシ→レドームシ(Lv.10)→イオルブ(Lv.30)
キョダイマックス
詳しくは、キョダイマックスイオルブの記事へ。
概要
初登場は『ポケモン剣盾』。
その姿の通り、レディバ&レディアンに続くテントウムシがモチーフのポケモン。
先輩のレディバ系統と異なり、現実のテントウムシと同じ完全変態の流れを辿る。
進化前のレドームシも持つ『むし・エスパー』の複合はこの系統が初となる。
名前の由来は「イオ(木星の衛星の一つ)」を+「orb(天体の意)」を合わせたものと予想される。
テントウムシとUFOが合体した様な形態をしており、サッチムシの頃から様々に知識を蓄えた結果、頭部が巨大化して高い知能とサイコパワーを獲得した。
進化してもまだ好奇心が旺盛。サイコパワーを放って周囲を調べており、観測範囲は周囲10キロにも達するという。
翅はあるものの、飛翔には使わず常に浮遊して移動する。しかし特性は「ふゆう」ではない。キャンプなどで移動中の姿を見られるが、そのスピードはかなり速めだったりする。
この翅は攻撃する際のモーションでカパッと開き、丸模様がサイケデリックな同心円状に光り輝くギミックを有している。
特徴的な形の翅だが、これは人工衛星のモデルとしてテントウムシの羽を参考にしたという事実をデザインの意匠に組み込んだ物と思われる。名前の由来が天体なのも納得だろう。
勘違いしがちだが、たかさは0.4mとかなり小さめ。
レベルアップでは物理技を一切覚えない珍しいポケモン。
また、レドームシからはレベル30で進化するが、いくつかの有用な技がそれ以前のラインナップに入っているので注意。進化させたらすぐにポケモンセンターで技を思い出させると良い。
ゲーム上での特徴
H | A | B | C | D | S | T |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 45 | 110 | 80 | 120 | 90 | 505 |
"ほし"の数、種族値、特性と技のシナジーといった全ての点でレディアンを上回る。
良く言えば比較的無駄の無い種族値と言える。耐久が非常に高く、特攻・素早さもそこそこある。ただしHPが低い為、意外と打たれ弱い。
物理型は種族値の関係で採用理由がないが、ボディプレスが使える為、役割破壊としてこの技を仕込むのはあり。
基本的には受けに特化させた型が主流。「むしのさざめき」や「サイコキネシス」や「アシストパワー」等があり、メインとしては文句無い。ただ、サブウェポンが「シャドーボール」程度しかなく、特殊型として使うには技が足りない。
変化技としては両壁や「トリックルーム」、「めいそう」、「バトンタッチ」などを覚える為、起点づくりとしても使える。それなりの素早さからの「さいみんじゅつ」も魅力。
何気にむしタイプとしては初めて「トリックルーム」を扱えるポケモンとなった。
難点としてはむしとエスパーが互いに弱点を補完し合うどころかただ増やしているだけという状態にあること。以下のことから固有タイプ最弱として悪名高い。
弱点はほのお・ひこう・むし・いわ・ゴースト・あくと実に6つ。幸いにも4倍弱点は持っていないが…。
特にせっかくあくタイプの弱点を突けるのに自らもあくタイプが弱点となっているのは非常に歯痒い。
一応かくとうタイプが1/4でエスパータイプも1/2で、かつこちらからもタイプ一致で弱点を突けるためこの2タイプには強いが、かくとうタイプは環境にほぼおらず、エスパータイプも所謂トップメタはむし1倍という有様。
ビークインやミノマダム然り、耐久寄りのむしタイプは弱点の多さに悩まされる宿命なのだろうか……。
一方で、「弱点が多い割に4倍弱点無し」「素の耐久が高め」であるということは、じゃくてんほけんを発動させるのに非常に好都合ということ。「そこそこの素早さ」があることも嬉しい。上手く発動させアシストパワー等で逆転、あるいは後続にバトンができればしめたものである。上記の要素を満たしバトンタッチを覚えるポケモンは、一般ポケモンではこいつぐらいしかいない。
他のむしタイプにはない動きができるのは確実であるため、豊富な補助技をもとに上手く立ち回りたい。
使用トレーナー
ゲーム版
- 剣盾主人公のファン
- ポラリス:ジムチャレンジャー
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 新無印46話:冒頭で登場。
関連イラスト
関連タグ
0825.レドームシ→0826.イオルブ/キョダイマックスイオルブ→0827.クスネ