時代区分
西暦にして1501年から、1600年までの100年間の世紀。
出来事
- ヨーロッパではルネサンスの末期、および大航海時代であり世界各地に植民地を拡大する時期となった。
- スペイン王国が領土を拡大。
- デンマーク王国からスウェーデンが独立。
- ヘンリー8世が聖公会を作ったり、ルターやカルヴァンらの宗教改革により新教が生まれたりと、キリスト教の宗派が分裂する。新教と旧教の対立から宗教戦争がフランスなどで勃発。
- コペルニクスが地動説を発表。
- 世紀の中頃にバイオリンが発明されたという。
- ヨーロッパの国々がアメリカ大陸に進出。アステカ帝国やインカ帝国がスペイン人に滅ぼされる。またアジアにも進出した。
- ポルトガルが、スリランカ(当時はセイロン)、フィリピン、インドネシアの一部などの島々を支配下に置く。
- 中国(明朝)や日本でポルトガルとの貿易が始まる。
- トルコ(当時はオスマン帝国)が領土を拡大。
- インドにムガル帝国が建国。
- 日本は、織田信長が天下統一に乗り出すも目前にして本能寺の変で横死。後を継いだ豊臣秀吉により天下統一は達成されたが、1590年代に2度の朝鮮出兵で失敗。秀吉の死後は豊臣政権が弱体化し、世紀末には天下分け目の関ヶ原の戦いが起き、勝利した徳川家康が17世紀初頭に江戸幕府を開くこととなった。
この頃の人物
- (日本の戦国武将と呼ばれる人物の大半)
- 後奈良天皇(日本の天皇)
- 千利休(日本の茶人)
- 李舜臣(李氏朝鮮の武将)
- カルロス1世またはカール5世(スペイン王かつ神聖ローマ皇帝)
- パラケルスス(スイスの医学者)
- フランシスコ・ザビエル(最初に来日したスペインの宣教師)
- ベアトリーチェ・チェンチ(絵画のモデルになったイタリア貴族)
- ヘンリー8世→メアリー1世→エリザベス1世(イングランド王)
- マゼラン(ポルトガル人の探検家)
- メアリー・ステュアート(スコットランド女王)
- マルティン・ルター(ドイツの宗教改革者)
- ラプ=ラプ(マゼランを殺したフィリピンの部族長)
- レオナルド・ダ・ヴィンチ(イタリアの芸術家。1519年没)