ジーン「“今をどう生きるか”…俺にはまだわからないけど、確かなことが一つだけある。英寿、俺は君のサポーターだ」
『REVOLVE ON』
『SET UP』
英寿「変身!」
『『DUAL ON』』
『HYPER LINK』
『LASER BOOST』
『『READY FIGHT』』
英寿「粋なプレゼントだな。さあ、ここからが…」
英寿・ジーン「「ハイライトだ!」」
概要
ブーストマークⅡレイズバックルとレーザーレイズライザーをデザイアドライバーにセットし、ハイパーリンクすることで変身する仮面ライダーギーツの強化形態。
第28話で初登場。
変身音はデザイアドライバーとレーザーレイズライザー両方のシステムボイスが交互に、あるいは重なって再生される(記事冒頭の変身音声のうち、斜体部分はレーザーレイズライザーの、鉤括弧が二つある箇所は二重に再生されたもの)。
基本的に相手の出方を見てから戦う英寿のファイトスタイル上、まずマークⅡに変身し、相手が強かったり副作用が発生した場合にこちらにチェンジするパターンが多い。
変身
変身時はブーストフォームマークⅡ同様に5つのBOOSTのロゴに加えて、仮面ライダージーンの変身時に足元に現れる水色のサークルがロゴの後ろに現れる。
そのままブーストスロットルマークⅡを操作すると炎が吹き出る点はマークⅡと変わらないが、レーザーレイズライザーのインプットリガーを操作すると、不完全燃焼を思わせる赤い炎から完全燃焼したような青い炎へと変化する。
その後は炎とカードが変身者の周りを回転し、マークⅡに変身後にカードアーマーが装着される、というマークⅡとジーンの変身を混ぜたようなプロセスを経て変身が完了する。
マークⅡから変身する際は、そのままカードアーマーを装着する場合が多いが、29話のみCGが完成していなかったのか一度ブーストマークⅡの装甲を取り付け直してからチェンジしていた。
外見
レーザーレイズライザーにある理想の自分をデザインする力により、ブーストフォームマークⅡの外見に仮面ライダージーンを思わせる白と青の装甲が追加された。複眼も青に変化しており、ジーン曰く「推しを少し自分色に染めた」姿となっている。
この白と赤を組み合わせた見た目はマグナムブーストフォームを彷彿とさせる。
スペック
身長 | 205.2cm |
---|---|
体重 | 116.2kg |
パンチ力 | 42.7t |
キック力 | 90.9t |
ジャンプ力 | 120.5m(ひと跳び) |
走力 | 1.8秒(100m) |
レーザーレイズライザーの仮面ライダーを理想の姿へリデザインする能力によりブーストフォームマークⅡから能力が更に向上している。キック力とジャンプ力に至っては運営用のライダーであるゲイザーを僅かに上回ってすらいる。
しかし(あくまで基本的な戦闘能力を示す数値ではあるが)未だにフィーバーブーストフォームを上回るスペックには至っていない。
胸に装着された増加装甲「クロスリアライド」は内部に格納された「バーミリオンブイツイン」の時空を歪ませる力を制御・拡張する機能を備えているため、以前あったマークⅡを使用すると睡眠作用に襲われる、反動で倒れるなどの問題が解消された(ジーン曰く「もう時差ボケはしないはず」。なおこの機能は変身前でも機能するのか、レイズライザーをセットした瞬間に英寿が覚醒している)。
この装甲によりビーストモードへの変形はできなくなったが、元の機動力の向上もありデメリットにはなっていない。
更に仮面ライダージーンの持つベクトル操作能力が継承され、自分や周囲のエネルギーがもつ様々なベクトルを任意の方向に変えるエネルギーフィールドを展開した攻撃が可能。ジーンと比べるとブーストの力で底上げされている分、より操作性や圧力が強化されており、並みのポーンジャマト程度ならば触れることなく爆発させる。
ちなみにレーザーブーストのベクトル操作は対象に赤いエフェクトが発生する。
このベクトル操作は自身にも適用可能なため飛行能力も獲得しており、第28話、31話、32話等で使用している。発動させるベクトルの度合いは英寿本人の意思で意のままに操れるらしく、「天国と地獄ゲーム」では変身した瞬間能力を使用し穴への落下を阻止した。
マークⅡ由来の「バーミリオンエグゾーストテール」による超加速能力を使用している際は、電子回路の様なエフェクトを発生する。
頭部の「トランセンドバイザー」は全身各部のモニタリング機能と問題を即座に修正するプログラムが搭載されたことで、「ブーストタイム」発動時の反動を大幅に軽減している。
ブーストバックル一つ分に匹敵する超パワーを瞬間的に腕や脚に上乗せする「レッドゾーンチャージャーS」「レッドゾーンチャージャーN」もマークⅡから引き続き搭載されている。
基本的に作中で明確な上位形態として使われており、中盤の英寿の切り札的存在として活用された。その強さは運営用ライダーであるグレア2(しかもスペックが高いベロバver)をも圧倒して完勝する程。
32話ではゲイザーとも互角に渡り合っていたが、お互い高いポテンシャルを持つ形態なだけに劇中ではどちらも決定打を打つことはできなかった(最後は必殺技の撃ち合いとなったが、妨害により結局勝負つかずであった)。
第37話では再びゲイザーとの戦闘になるが、冷静さを欠いた状態だったために猪突猛進した結果敗北。初のオーバーダメージによる変身解除となった。
後に登場したバッファの最強形態とは違い、純粋なパワーアップであるため対ライダー・対ジャマトのどちらにも対応できるのが長所。
36話にてバッファと共同戦線を張りダンクルオステウスジャマトに引導を渡した。
使用アイテム
英寿が保持していたブーストレイズバックルに、宇宙から飛来した4つのブーストバックルが合体して誕生したレイズバックル。
デザイアグランプリの公認サポーターが持つ武器兼変身アイテム。
レーザーレイズライザーは形状的に右側専用のため、ブーストマークⅡバックルは予め左にセットするかリボルブオンをしておく必要がある。
28話での初変身時はレイズライザーの持ち手部分のみを渡されたが、同話でジーンからライズカードリッジ(カードを入れる銃口部分)も改めて託された為、以降はメイン武器としても使われる様になった。
変身ベルト。ギーツコアIDが収まっている。
必殺技
- レーザーブーストビクトリー
『『FINISH MODE』』
『LASER BOOST VICTORY』
レーザーレイズライザーのクロスオルタネーターを1回操作し、インプットリガーを引くことで発動。
4人の分身と共に連続で飛び蹴りを放つ。
第30話では熱を帯びた蹴りと同時に青い炎で徐々に威力を上げて蹴り上げていく。
レーザーレイズライザー単体の必殺技では火炎と青いエネルギーを込めて銃撃を放つ(玩具版では「レーザービクトリー」の状態となる)。
- ハイパーブーストグランドビクトリー
『BOOST TIME』
『HYPER BOOST GRAND VICTORY』
ブーストマークⅡバックルのブーストスロットルマークⅡを2回以上捻った後、再度捻ることで発動。
凄まじい速さで動き回り、灼熱のパンチを繰り出す。
マークⅡの仕様で発動してもバックルが飛んでいくことはない。
余談
- レーザーレイズライザー初登場(ジーンが銃を向けた時)の頃から、レイズライザーが今後の展開の中でギーツの強化アイテムになるだろうとの予想は多かった。
- 第28話でレーザーブーストフォームになったギーツと一緒に言ったギーツの決め台詞である「ここからがハイライトだ!」は鈴木氏によるアドリブ。『仮面ライダーフォーゼ』におけるフォーゼの決め台詞である「宇宙キター!」を後ろで同時に叫ぶ仮面ライダー部の面々を意識して、リハ段階からギーツの後ろでボソッと言ってたが、それを聞いてた坂本監督が、「やる?」と言ってくれた事で実現した(台本上では、ギーツのみだったとのこと)。
その後のジャマトライダーを倒した後のベロバとの一騎打ちは、坂本特撮ではおなじみとなったGoProカメラと合成を用いた煽りとナメのアングルとなっている
- 29話及び30話の容赦の無さ過ぎる戦闘は公式から激おコンコン、ブチギレーザーブーストと呼ばれている。
- 変身アイテムが分けられているためブーストマークⅡとはまったく別の強化形態として扱われているが、登場期間やガンバレジェンズでの演出を考えると「レイジング→コマンド」の様な2段階の強化フォームとも言える。
- この後登場するブーストフォームマークⅢも事実上の2段階形態であるため、今作の中間フォームは前作と同じく全て前後の形態と何かしらの関係を持つことになった。
DGPルールとの関連性
劇中のルール説明では「仮面ライダーのテクノロジーは、運営によって創造・管理されている。」とあるため、レーザーレイズライザーそのものをDGP参加者が使用するのはデザイアグランプリのルール上違法ではないことが判明している。
劇中では英寿しか変身していないというだけで、一応所持さえしていればデザグラ参加者もレイズライザーを変身・または武器として使用するのは正規の攻略法と見なされているようだ(現に、第30話ではキューンが一時的に貸したレイズライザーを祢音が使用している)。
初変身の際に同行していたジーンもレイズライザーをデザイアドライバーに直接装填していた(=ライザーがデザイアドライバーとリンクできることをあらかじめ知っていた)シーンを見るに、少なくともデザイアグランプリの長い歴史において、レイズライザーがこのような形で使用されるのは初めての光景ではないことも分かる。
少なくとも、運営プロデューサーであるニラムはデザグラに利敵行為を何度か繰り返す英寿に度々ライザーを貸し付けているジーンに対しほぼ一切の罰則を与えていない。
また、ブーストマークⅡの誕生に驚いていたニラムがレーザーブーストフォームに対しあまりこれといった反応を見せなかった描写から、
- 過去のデザイアグランプリでもDGP参加者と心を通わせた一部のサポーターがレーザーレイズライザーを変身用に貸す事例があった
- レイズライザー本体にデザイアドライバーと接続するスロットがある都合上、デザイアグランプリ運営ではレイズライザーによる強化変身は公認の物として認知されているので驚かなかった
という説も流れている。もっとも、後にスエルからこのレーザーブーストフォームのギーツらを指して「一部チートクラスの仮面ライダー」と呼称されているため、どちらにせよサポーターが直接変身アイテムをプレイヤーに渡すという行いはデザグラ全体を通しても大変珍しい物である、という見方もできる。
なお、後にジーンはニラムからの依頼を受け変身道具抜きの丸腰の状態でケケラやベロバに交渉を持ち掛ける羽目になっている。ジーンがそれ程の危険を知りながらもレイズライザーを託したのは、その危険以上に英寿に信頼を寄せていたということなのだろう。
その後グランドエンドに伴い、ジーンが未来へと帰って行った為この形態には変身不可能となっている。
関連イラスト
関連タグ
- ランドドラゴン:重力を操る主役ライダーの強化形態。元は土属性。
- ジンバーアームズ:他の仮面ライダーの変身アイテムの一部を連動して変身する強化形態繋がり。
- タイプデッドヒート、デッドヒートマッハ:赤い主役ライダーと白いサブライダーの要素を組み合わせた強化形態繋がり。
- シャイニングアサルトホッパー、エレメンタルプリミティブドラゴン、ボルケーノレックスゲノム:歴代の令和ライダーにおける変身アイテム同士を組み合わせて変身する強化形態繋がり。
ジャックリバイス←レーザーブーストフォーム
ギーツの中間フォーム
ブーストフォームマークⅡ←レーザーブーストフォーム→ブーストフォームマークⅢ