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スペシウムゼペリオンの編集履歴

2023-12-04 22:33:54 バージョン

スペシウムゼペリオン

すぺしうむぜぺりおん

ウルトラマンオーブの形態の1つ。

「ウルトラマンさん!」

【ウルトラマンフュージョンファイト!】ウルトラマン

『ウルトラマン!』へアッ!


「ティガさん!」

ウルトラマンティガ

『ウルトラマンティガ!』タァッ!


「光の力、お借りします!!」


『フュージョンアップ!』タァー!』『シェア!

『ウルトラマンオーブ! スペシウムゼペリオン!』


「俺の名はオーブ! 闇を照らして、悪を討つ!!」


データ

身長50m
体重5万トン
飛行速度マッハ6.5
走行速度マッハ2.5
ジャンプ力1000m
水中潜行速度マッハ2
地中潜行速度マッハ2
腕力8万5千トン
握力6万5千トン

概要

【祝!】受け継がれる光 新たな戦士【ウルトラマン50周年!!】

昭和平成それぞれの初代であるウルトラマンウルトラマンティガの力でフュージョンアップした姿。

パワーとスピードのバランスに優れた、ウルトラマンオーブの基本形態でもある。『ウルトラマンフュージョンファイト!』での属性は「煌(キラメキ)」(紫属性)。


オーブオリジンの力を取り戻してからは、OPでオーブオリジンがスペシウムゼペリオンに代わって中心になるなど基本形態が移り変わった扱いをされている反動か、出番が少なくなっている。

後にブレーザーストーン等では強化タイプとして扱われることもあるという、1話から登場する基本形態としてはイレギュラーな立ち位置にある。

オリジンが本来の姿、この形態を含むフュージョンアップは他のウルトラマン2人の力を借りて上乗せされている姿というシステム上の関係で言えば、強化された姿という見方もできる。オーブのストーリーが本来の姿(≒基本形態)を取戻す物語であるという点も、従来のパワーアップ展開とは異質である。

しかし、実は数値上のスペックのほとんどが若干ながらオーブオリジンを下回っている。唯一勝っているのがジャンプ力だが、それも若干の差。

これは、オーブ=ガイが光と闇の二つの属性を持っているのに対し、スペシウムゼペリオンは光の力しか持たないため、オーブ本来の力を完全に引き出せていないのが原因であるという説が有力。

こうした事情のため、オリジンとスペシウムゼペリオンの関係性は、どちらを基本・強化として扱うかが着眼点で変わる複雑な関係と言える。


名前の由来はスペシウム光線+ゼペリオン光線


変身シーンの演出やSEもウルトラマンとティガのものを組み合わせたようなものになっているが、冒頭で回転するマーブル模様のようなエフェクトが一瞬だけ映し出されるというニクい演出もある。

変身時に流れるメロディはシンセサイザー調。

変身時の動作はあまりなくシンプルなもの。


容姿

闇を照らして悪を撃つ

メインカラーは赤・紫・黒。額のランプの色は紫。

頭部がティガに似た意匠を持つ他、肩から背中にかけてティガのものと同じ配色のプロテクターが存在する。

オーブオリジンからの外見の変化が最も少ない形態である。


戦闘スタイル

世界中がきみを待っている!

相手に飛び掛かり、パンチやチョップ、キックなどでダメージを与えていく、堅実かつシンプルな肉弾戦を得意とする。


さらにティガのパワータイプスカイタイプの力を一時的に引き出すことも可能で、パンチやキックなどの威力を高めるパワーアップ(パワータイプの能力)と高速移動(スカイタイプの能力)を主に使用する。パワータイプの力を使用する際には体の赤いラインが、スカイタイプの力を使用する際には紫のラインがそれぞれ発光し、ティガのタイプチェンジと同じSEが入る(ティガの掛け声が使われているシーンもある)。

この能力を利用して、ギャラクトロンを被害の少ない森林地帯に運んで戦闘を行ったこともある。

また、レイバトスを追う際にはスピードに優れるハリケーンスラッシュではなく、この姿に変身し、飛行中に加速する能力を見せた。


この形態ならではの特徴としては、戦闘に特化した他形態に比べ、コントロールの容易な光線技や透視能力、放水能力、パワーおよびスピードの一時的な強化といった汎用性の高さであり、一言で言えば「だいたい何でもできる」対応力。戦うばかりがウルトラマンの力ではないのだ。


必殺技

  • スペリオン光線

ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン

右腕を上に、左腕を横にそれぞれ伸ばすことでL字を描き、そのエネルギーを溜めて両腕を十字に組んで発射する必殺光線(構えは若干L字に近い)。発射時はオーブの前面に光の輪が展開する。

効果音については、構えはゼペリオン光線のものが、光線音はスペシウム光線のものがそれぞれ使用されている…のだが、これが使われているのは玩具版だけの音声。

本編ではなぜかオリジウム光線の音声が使われているが、マガバッサー戦とマガグランドキング戦ではオリジウム光線のエネルギーチャージ音と光線音の後にスペシウム光線の光線音になっているので初期2話での効果音が本来のスペリオン光線の効果音とも言える。ちなみにスペシウム光線の効果音部分に風の効果音が追加されているのが最大の特徴になっている。

火球と化したマガパンドンとの戦いではマガパンドンの周囲を高速移動で回転しながら、四方からスペリオン光線を放っていた。


ウルトラマンR/B』ではウルトラマンロッソウインドグランド

ウルトラマンブルアクアオーブリングNEOを用いて発動、使用している。


  • スペリオン光輪

闇を照らして悪を撃つ!

ティガのゼペリオン光線のような溜めポーズを取ってから放つ、初代ウルトラマンの八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)とよく似た技。色は紫色。一度に複数を放ったり、巨大化させたりと様々な応用法がある。

使用する際には初代ウルトラマンのSEが入る。

第1話ではマガバッサーに向けて放ち、飛んで避けられビルに着弾しそうになったところを高速移動で追いかけて掴み、もう一度投げ返して飛翔するマガバッサーの翼に命中させるというどこぞの戦う黒幕張りの荒業を披露した。

使用時には初代ウルトラマンの掛け声を発するシーンもある。


  • スペリオンスラッシュ

スペリオン光輪を小さくした手裏剣型の光弾を連射する技で、両腕どちらからでも発射することができる。威力自体はスペリオン光輪よりも劣る分タメ無しで使用できる利点があり、『劇場版オーブ』においてはエックスと共にデアボリックの攻撃を相殺しながら前進している。


  • スペリオンシールド

宙に円を描いて展開する小型のバリア。表面がになっている。

第2話や最終回ではマガグランドキング、マガタノオロチの破壊光線「マガ穿孔」を跳ね返し、

第4話ではマガパンドンを宇宙まで運ぶために巨大化させて展開した。


通常のバリアも使用可能で、こちらはケルビムの火炎やデアボリックの射撃を防いでいる。


初代ウルトラマンが使用するウルトラ水流のような技で、手を合わせた先から大量の水を放出する。


  • シャットダウンプロテクト

光線で怪獣の動きを止めた後、巨大な球体を作り出し、その中に怪獣を隔離する。

初代ウルトラマンのウルトラエアキャッチとティガ・パワータイプのミラクルバルーン光線を掛け合わせたような技。

第8話で使用し、グビラを海へと送り返した。


  • ウルトラアイビーム

目から透視光線を放ち、ギャラクトロンの体内を透視し、ナオミの居場所を特定した。


  • フュージョンクロスオーバー

『ウルトラマンフュージョンファイト!』ルーブノキズナ3弾にて追加された、ジード・プリミティブとの合体技。

フュージョン形態を次々と駆使するラッシュ技であり、まずハリケーンスラッシュアクロスマッシャーに変身してオーブスラッガーランスとスマッシュビームブレードで連続切りを浴びせ、次にバーンマイトソリッドバーニングに変身して共に急降下キックと炎を纏ったパンチを繰り出して相手を吹き飛ばし、最後にスペシウムゼペリオンとプリミティブに戻って空中からスペリオン光線とレッキングバーストを放ちとどめを刺す。

よって、正確にはスペシウムゼペリオンの技というわけではないのだが、発動できる形態がスペシウムゼペリオンであるためここに記述する。


  • スペリオンアタック光線

劇中未使用。スペシウムゼペリオン版のウルトラアタック光線で、命中した相手を硬直させたのちに破壊する。

技の存在は「完全超全集」で判明した。


  • オーブキャッチリング

劇中未使用。スペシウムゼペリオン版のキャッチリングで、プロセスも全く同じ、

技の存在は「完全超全集」で判明した。


  • ゼペリオン光線

ひらかたパークのヒーローショーで使用。キュラノスを撃破した。


  • スペシウム光線

ひらかたパークのヒーローショーで使用。ヒマラに大ダメージを与えた。

ウルトラマンフェスティバル2016ではウルトラチャージでエネルギーを回復した後、ウルトラマンと共にスペシウム光線を同時発射するダブルスペシウム光線でゼットンバルタン星人を倒した。

実はフュージョンファイト!でもフュージョンアップに使用したカード次第では使用可能である。


余談

デザインを担当した後藤正行は、すべてのウルトラマンの原型となっている初代ウルトラマンの要素を入れるのが難しく、作品を牽引する主形態として苦労したと述べている。


額のランプの色は撮影では紫は青く映ってしまうため、実際のスーツでは紫の部分はピンクになっている。


企画段階ではスペリオン光輪は主要技として前面に押し出す予定だったが、メインライターの中野貴雄はテレビでは効果的な演出を見せることが難しかったと述べており、この未練から、オーブトリニティでは切断技を多用している。


『DXオーブリング』『フュージョンファイト』ではスカイタイプやパワータイプのカードでもフュージョンアップが可能。


関連タグ

バーンマイト ハリケーンスラッシュ サンダーブレスター オーブオリジン


スペシウムシュトローム:片方が初代ウルトラマンの力のフュージョンアップ形態つながり。


ゼペリオンソルジェント スカイダッシュマックス パワーストロング:片方がウルトラマンティガの力のフュージョンアップ形態つながり。


ベータスパークアーマー:同じく初代ウルトラマンとティガの力で生まれた形態。こちらはいわゆる劇場版限定タイプである。

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