次で最後にしてやるって言ったな?あれは嘘だ。
概要
一見最終回かと思いきや、実は通常回だったというもの。
黒幕との決戦が繰り広げられたり、ストーリー上の山場だったりしても通常回だったりする。
一応、「この次の回から新章開幕」といった感じで物語にひとつの区切りをつけるものもある。
物語上のクライマックスが最終回の前回に終わっているというパターンもあるが、この場合は前回も併せて最終エピソードの一部と見做されることが多く、最終回らしい後日談が用意されているのがほとんどなので該当しない。
最終回っぽい演出を利用したギャグという例も多い。
主な事例
- 親父超え!勇気のライジング・プロミネンス(人造昆虫カブトボーグVxV)
- 大会の準決勝から話が始まり、悪のボスの言葉に動揺した主人公がヒロインのおかげで立ち直ったり、悪のボスの正体が主人公の父親だと発覚したり、二人の激突で上がった炎が宇宙まで届いたり、自分を打ち負かした息子の成長を認めて父親が立ち去り、主人公が優勝して終わる第1話。なお、このアニメは毎回最終回みたいな内容である。
- フィナーレいさみあし(暴太郎戦隊ドンブラザーズドン26話)
- 最後のフラグ(全力回避フラグちゃん!)
- 最終回...という体のエイプリルフールネタ。なお、このアニメの制作会社はこれに限らず他のアニメでも偽最終回をやったことがあるので今に始まった事例ではない。
- 最後の戦い(鳥人戦隊ジェットマン第29話)
- こんなサブタイトルだが通常回。とはいえ作中に登場するゲストキャラにとっては紛れもない「最後の戦い」であったりもする。
- 銀ノ魂篇(銀魂)
- 終わる終わる詐欺として代表的な例。
- さらば、ゾロリ!(もっと!まじめにふまじめかいけつゾロリ第50話)
- いかにも最終回らしいサブタイトルだが、実際はある人物が主人公に対して言った台詞だったというのが判明し、放送終了直後に第3シリーズの製作が発表された。テレビシリーズの最終回の座は第3シリーズの最終話が担うことに(2022年冬の劇場版があるけど)。
- DASH壊滅!?(ウルトラマンマックス第8話)
- いかにも最終回らしいサブタイトルだが、まだ序盤の第8話(本作は全39話である)。とはいえこのエピソードに登場する怪獣は文字通りの事をしたのでタイトル詐欺ではない。
- 別れの日(ウルトラマンメビウス第29話)
- ゲベとなかよしじゃっっ!!(でんぢゃらすじーさん邪)
- 見開き2ページに「そう...いつまでも...。」と打ち切り漫画のラストみたいなページを入れたことがある。この回のオチは別の漫画の新連載の告知というものだが、当然この漫画が始まる予定はなく、最終回ではない。
- さらば黄金勇者-レジェンドラよ、永遠に-(黄金勇者ゴルドラン第37話)
- 勇者、暁に死す!(勇者王ガオガイガー第30話)
- モンモンモン
- 第2巻のサブタイトルに「最終回の巻」という話があったが、あくまでも野球の最終回(ラストイニング)という意味であった。
- さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す(機動武闘伝Gガンダム第45話)
- 悲しい悲しい物語(トムとジェリー第103話)
- 新王国の誕生(王様戦隊キングオージャー第26話)
- 敵組織との決着がつき、公式も「いい最終回だった」とコメントしていたが、実際には第2部へと続く。
- 女神降臨で戦争終結させます!(ポーション頼みで生き延びます!アニメ版第7話)
- 敵軍との決着と女神の審判、4年の月日が経ち、主人公一行が旅に出てからの特殊EDから最終回を思わせる内容だったのだが、実際は残り5話へと続く。
関連タグ
※最終回です:対義語。
さらばウルトラマン:最終回の象徴のようなタイトルなのでネタにされる事が多い
トリコ最終回構文:「ちなみにトリコは最終回で暴走したトリコを小松が泣きながら調理して連載終了」というもの。もちろんトリコはこんな終わり方ではない。