プロフィール
真名 | 俵藤太(藤原秀郷) |
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クラス | アーチャー |
性別 | 男性 |
身長 | 183cm |
体重 | 98kg |
出典 | 俵藤太物語 |
地域 | 日本 |
属性 | 中立・善・人 |
好きなもの | 白い飯、美味いもの |
嫌いなもの | 食えないこと |
設定担当 | 奈須きのこ、東出祐一郎 |
ILLUST | 下越 |
CV | 鈴村健一 |
サーヴァントであるが、食に拘りがある。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。レアリティは☆3。
第1部6章『神聖円卓領域 キャメロット』にて味方のはぐれサーヴァントとして登場。同じく特異点に迷い込んでいた玄奘三蔵と知り合い、彼女の強制弟子認定で凸凹コンビを組んでいた。
真名
黄金の太刀を振るい幾度も手柄を立てた、『俵藤太』の異名を持つ勇将、『藤原秀郷』。
ある日、彼は龍神の化身に乞われて三上山の大百足を退治することとなった。彼は矢に唾を吐いて魔除けのまじないを施し、八幡神に祈りを捧げることで、見事大百足を射殺した。
そして助けた龍神たちから御礼として、米の尽きない米俵を頂戴した俵藤太はその後、百々目鬼退治などを経て、遂には不死身の魔人であった平将門を討ったと伝えられている。
人物
一人称は「拙者」、まれに「俺」。
左肩をはだけた朱の着物を纏い、ギッシリ巨大な米俵を軽々担ぐ、豪快かつ爽やかで見上げるように精悍な偉丈夫。気前が良くて料理上手な面倒見のいい兄貴肌で、その包容力からすぐに人と打ち解けてしまう。料理に関する発現が目立つがその一方で、下記の『無尽俵』の文章や第1部6章の言動等から、「英雄」に相応しい誇り高さもしっかり併せ持っている事が窺える。
『旨い飯に敵はない』という言葉を体現する漢で、食への拘りはかなりのもの。聖杯へかける願いも「人間・動物・植物・機械に至るまで、分け隔てなくこの世全てに"食"を与える事」であり、嫌いなものは「不味い食事」では無く上記の通り「食えない事=食べ物にありつけない事」。
能力
退魔の英雄だけに、総じて高いステータスに収まっている。保有スキルに「矢除けの加護」を持つが、これは彼が所有した龍神から授かった大鎧「避来矢(ひらいし)の鎧」が持つ“矢を弾く”ほどの頑強さ、もしくは“矢が嫌がって逃げる”という神通力に由来すると思われる。
モーション中では、五人張りの弓矢による射撃の他にも、背中に背負った宝具でもある米俵を敵に投げつけたり、背中に下げた太刀『毛抜方太刀』で斬りつけたりするという攻撃を見せている。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B | B | D | C | B | A |
保有スキル
対魔力(C) | アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Cランクでは、詠唱が二節以下の魔術を無効化。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 |
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単独行動(B) | アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。Bランクの場合、魔力供給を失っても二日間は現界が可能。 |
龍神の加護(C) | 大百足を退治した事による、龍神の祝福。戦闘の際に助力を受ける事が出来る。宝具解説によれば『八幡祈願・大妖射貫』にも付与されているらしい。 |
矢避けの加護(C) | 飛び道具に対する防御スキル。矢を含む投擲武器を中確率で回避する。 |
無尽俵(EX) | むじんだわら。後述する通り本来は宝具。 |
宝具
八幡祈願・大妖射貫(なむはちまんだいぼさつ・このやにかごを)
- ランク:B→B+
- 種別:対人宝具
- レンジ:2~30
- 最大捕捉:1人
「では、やるか!」
「南無八幡大菩薩……願わくば、この矢を届け給え!!」
生前の大百足退治の際に、八幡神に祈りを捧げて矢を放ち、大百足の頭を撃ち抜いた逸話を反映した宝具。愛用している五人張りの強弓による射撃。湖に住む龍神の加護が特別に与えられている。
詳細は該当記事を参照。
無尽俵(むじんだわら)
- ランク:EX
- 種別:対宴宝具
- レンジ:0
- 最大捕捉:1人
「さあ、行くぞぅ!対宴宝具――美味いお米が、どーん、どーん!」
俵藤太が担いでいる、かつて大百足を討ち果たした功績で三上山に住まう龍神たちから授かった巨大な米俵。世界共通にして永遠の厄災・食糧難を打倒する『救い』の宝具であり、美味しいお米がどんどん出てくる半永久的食糧自給能力を有する。お米の味は格別なうえに尽きることもなく、村1つの飢えならばあっという間に満たしてしまう。また、野菜や魚を召喚する能力もある模様。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
ステータスは《HP:9800/ATK:7032》のバランスタイプ。
カード構成は《Quick:1/Arts:2/Buster:2》のセイバー型で、カード性能は並程度。
保有スキルは、自身の3ターンBuster性能アップ&HP回復の「龍神の加護(C)」、回避状態2回分&3ターン防御アップ付与の「矢除けの加護(C)」、味方全体のHPを増加させる「無尽俵(EX)」、の3つとなっている。「無尽俵(EX)」は、強化クエストのクリアによって味方全体に3ターンのBusterカード性能アップとNP+10%の効果が追加される。攻撃性はあまり高くはないものの、HP回復・回避付与&防御アップ・HP増加と耐久面に関しては数値以上のスペックを誇っている。
宝具『八幡祈願・大妖射貫』は、カードの種類はBusterで、効果は【自身に〔魔性〕特効状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&敵全体に強力な攻撃】というもの。☆3アーチャーの中では子ギルと並ぶ貴重な全体攻撃宝具のアーチャーであり、魔性特攻が乗るとかなりのダメージを出してくれる。この魔性特攻も、宝具そのものでなくバフとして攻撃前に乗っかるため、続けざまにチェインを叩き込めば効果が持続する。後日実装された「幕間の物語」をクリアすることで、宝具威力とともに魔性特攻の効果が3ターンに引き伸ばされるようになった。
良好な耐久性と全体攻撃により、ボス戦フェイズまでの露払いに適している。火力不足は否めないが、魔性特攻で対応できるザコは意外に幅広いのでダメージが期待できる。聖杯転臨でも基本はHP寄りに強化されるため、最終的なHPは14,000を超えてくる。前述通りカード性能は平凡なので、宝具を連射するなら概念礼装や味方のスキルで補い、積極的にArtsチェインを組ませてやりたい。
関連人物
生前
彼が退治したと言われる妖怪。リンク先で妖怪退治の概要を取り上げている。
このムカデ、竜種それも龍神クラスを害しているという型月的には恐ろしい化け物であり、作中でも神喰い虫と呼ばれている。それを人間時分に倒してしまった俵藤太は各神話体系の英雄に並ぶ功績を打ち立てたといっても過言ではないのだ。ファンの間ではその強さから『奈落の虫』やニキチッチが撃破した『竜だか虫だか分からない生き物』との関連性が考察されている。
龍神の娘
生前の彼に大百足退治を依頼した、龍神の化身。依頼を達成した彼に報酬として、前述の「無尽俵」や「望んだ食べ物が出てくる鍋」「いくら切っても減らない絹の反物」「美しい音色の釣鐘」等を授けた。最終再臨時のイラストに出てくる天女のような美しい娘は恐らく彼女である。
全身に百(というか無数)の目を持つ妖怪。彼が討ち取った1人。
異説では、多数のスリを犯した女性が妖怪化した存在ともされている。
不死身の魔人として恐れられた日本三大怨霊の一角。彼が討ち取った1人。
首だけになってもしばらく生き続けていた。時系列的には一番最後に戦ったらしい。
上記の将門の娘。下記の紅閻魔の料理教室の生徒でもある。
もし彼女が実装されれば、お互いに色々複雑な関係になりそうだが……
Fate/Grand Order
第1部6章でコンビを組んだ相手。彼女からの呼び名は「トータ」。
半ば強制的に弟子にされており、劇中やバレンタインでフォローをしている。
契約したマスター。
腹が減っては戦は出来ぬ理論で、度々飯を勧めてくる。
第1部6章で共に戦ったアーチャー仲間。第12節にて、周囲の人物が皆退避する中ただ1人彼の側に残って彼の決死の一撃を見届け、消滅していった彼に惜しみない賞賛を贈った。
自身の後輩に当たる源氏武者の1人で、彼からは「秀郷殿」と呼ばれる。
期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』で、生前面識があったことが仄めかされている。
基本、何へも無関心な彼女だが『無尽俵』の性能を聞き及んで料理人の血が騒いでいる。
彼女は料理に凝りだすと止まらなくなるので、食材を呼び出せる彼との相性は良いだろう。
料理に関係のあるアーチャー繋がり。キッチン組でこそないものの、イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』や『救え!アマゾネス・ドットコム』では、藤太がお米を用意して彼の料理を手伝った。
旅館を営む雀の鬼にして、閻魔王の養女。また、英霊の料理教室の先生でもある。退魔の英雄として藤太を尊敬しており、また料理人として彼の宝具『無尽俵』を至宝中の至宝と崇めている。
大怪異殺し
☆3で思慮深く言動も大人、天災じみた宝具の中では米俵を出現させる一風変わったモノ。
そのためユーザー間の強さ議論では名前が出てこないが、頼光・金時が名前を出すことも躊躇うレベルである日本三大怨霊の一角にして不死身の魔人・平将門を討伐してしまったバケモノ。
さらに前述通り、神に等しい「龍」を脅かす大百足を退治している点で、単に鬼や天狗等を退治するとは明らかに次元の違う大業を達成するだけでなく、そこから武士の守護神たる八幡神や先の龍神からの加護も得ており、武士としてはある意味で頂点に君臨する領域にいることが推察できる。
日本産サーヴァント、特に平安時代の武士にはその強さは畏怖を持って語られる。生前の伝承通りに実装された場合、あまりにもチート設定の集合体になるための米俵なのかもしれない……
俵藤太「同じ条件で刃まじえてみたかったぞ!」
源頼光「お断りいたします。私たちの勝ち目が無くなります」
坂田金時「俵の大将はこの通り、自分から偉ぶる人じゃねえがマジモンの怪異殺しだからな?」
茨木童子「なにしろ頼光も恐れる武者だからな、お米の人は!」
余談
これまでの日本産の武将サーヴァントは女体化したり、実は偽物だったり、現代に染まり過ぎているなど変わり種が多かったが、珍しくそういう要素のない正統派な日本産サーヴァントである。
先述通り米を召喚出来る彼だが、2017年エイプリルフール企画『Fate/Grand Order Gutentag Omen』における彼のテキストにて、何とパン派であることが判明した。召喚後に新たな文化に触れてハマったのか、それともエイプリルフールのガセ情報なのか……真偽は不明である。
なお、『神聖円卓領域 キャメロット』は舞台化・劇場アニメ化もされるほどの人気の章だが、なぜか彼と百貌のハサンだけはどちらにも登場しないという不遇の扱いを受けている。中の人の都合、他のキャラの立つサーヴァントの存在、尺の都合と言ってしまえば仕方がないのだが……