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親と子(ウルトラマンブレーザー)の編集履歴

2024-07-25 02:39:10 バージョン

親と子(ウルトラマンブレーザー)

ふたつのこころのかっとう

「親と子」(英:PARENT AND CHILD)とは、特撮TV作品『ウルトラマンブレーザー』第10話のサブタイトル。

前後のストーリー


予告

出現した親子の怪獣。これに対し地球防衛隊は撃滅の作戦を展開する。

その光景にゲントは、そしてブレーザーは何を思う。

次回『ウルトラマンブレーザー』「親と子」


命の選択が迫る。


概要

ウルトラマンブレーザー第10話のサブタイトル。

デマーガの親子を巡る、ある出来事を描く。


人類のためならば、怪獣の命を奪うことはすべて正義なのか?

怪獣ならば絶対に倒さなければならないのか?

そして、ゲントとブレーザーは何を思うのか?

歴代のウルトラマンでも度々議論される、「命」を問う物語。


登場怪獣


主な出来事

ある日の夜、とある家族がいた。子供は端末で趣味の動画観賞に耽り、親は家事を行っていた。

ある男が皿を洗っていた。その男の名はヒルマ・ゲントSKaRDの隊長にして家庭を持つ男。皿を洗っていたゲントはテレビで放送してた子育て番組を見ていると、突如として目が青く発光した。その目にはかつて光を掴んだ光景や赤子の顔、野菜ジュースを飲んだ時やストーンが発熱した時が映っていた。

サトコに声をかけられる。皿洗いの途中だった為、洗剤が床がこぼれ落ちていたのだった。ゲントは我を思い返す。

家事が終わり息子ジュンと戯れる。その端末にはブレーザーが怪獣と戦っていた動画であった。するとテレビから山梨県の鬼涌谷にて謎の岩が発見されたとの情報が流れ、その岩は怪獣の卵ではないか?と言うものであった。

ゲントは久々の有休を取る事が出来たので家族で旅行に行こうと提案する。嬉しがるジュン。


ゲント「明日は久々の休みだし、みんなで出かけるか?」

ジュン「え! ホントに! 何処でもいいの?」

ゲント「おお! 日帰りだけどな」

ジュン「ここに行きたい!」

ゲント「……えっ?」


ジュンが指さしたのは、まさに怪獣の卵だと思われる岩が発見された鬼涌谷だったのである。


翌日、山梨県の鬼涌谷では前日からGGFの隊員らによって謎の岩の調査が続行されていた。その光景にスマホで規制線外から写真を撮る一般人達。その中にヒルマ家もいた。


ゲントは「ホントにここでいいのか?」

ジュン「ここがいい!」


隊員らが岩を調査していると、その内部には微弱な熱が感知される事実が判明した。

すると、岩が赤く発光。驚く隊員と一般人達の前で岩が割れ始め、その中から瞳が外を覗いていた。その岩は本当に卵だったのだ。それに反応する様にブレーザーストーンも赤く発光する。

卵から怪獣の幼体が出現し隊員達に迫っていく。その光景を目の当たりにし一般人達はより好奇心を掻き立てられ現場は騒然とした。

その雰囲気に危険を感じたゲントは、妻子の安全を考え現場から離れるのを提案。3人が群衆から脱出しようとしたその時、隊員らの安全を確保する為に、隊長らしき人物の命令によって隊員らが幼体に向かって麻酔薬を発砲したのだった。全弾はその幼体に命中するが幼体は身体に当たった麻酔弾を薙ぎ払う。ゲントがその光景に動揺していると、またストーンが赤く発光する。


ベビーが甲高い咆哮をすると離れた山林の地底から熔鉄怪獣デマーガが出現する。その幼体とデマーガは似た体形をしていたのだった。そう、この二体は親子だったのだ。

我が子の危険を察知した親デマーガはベビーデマーガの元へと向かう。


SKaRD本部に怪獣出現の一報が入り、SKaRDの面々は現場へ出向。現場にいた一般人の端末がけたたましい音を発する。それは緊急速報の怪獣警報が発令されたのだった。ゲントの端末にも着信が入る。ジュンは自身の端末に映る巨大怪獣の映像に興奮する。


ジュン「見て! パパ怪獣かな? そっくりだ!」

ゲント「あぁ……そっくり、そっくり……もしもし? 施設課のヒルマです。ちょっと今手が離せなくて……」

エミ「ゲント隊長……?」


電話の相手は同じSKaRDの隊員であるエミだったのだ。電話の向こうの状況を察したエミは電話をスピーカー設定にし、他のSKaRD隊員らにも聞こえる様にする。


ゲント「今度の訓練の件ですね~一先ずはテルアキさんとヤスノブさんに手配してもらいますか?」(訳:テルアキ・ヤスノブのローテで行く。mod2ユニットを装備させておけ。)

ヤスノブ施設課って何言ってるんです?

テルアキ「あ!」


テルアキは咄嗟に受話器から音が漏れない様に手で覆う。


テルアキ「ゲント隊長は、家族には施設課所属だって事にしてるんだ。うまく話を合わせろ」

ヤスノブ「なるほど! ウィルコーすね!」

ゲント「実施については、地元の方々に確認したうえでこちらから連絡しますので……はい~……」(訳:しかし地域住民の避難行動と安全を確認した上でだ。)

テルアキ・ヤスノブ「「ウィルコー」」


戸惑いつつもエミは通話を終了させ、隠語のアースガロンでの出撃命令を受けた2名は出撃準備をする。


ジュン「適当に言わないで!」

ゲント「じゃあ、ママ怪獣


適当にあしらわれたと思われ、ゲントはジュンに怒られてしまった。


親デマーガは依然として煙の中を進軍していた。その最中で防衛隊は怪獣を『デマーガ』と命名する。

一方、地球防衛隊日本支部の中央指揮所にて、ハルノ・レツ参謀長が指揮に当たっていた。


オペレーター1「デマーガの予測到達地点は、鬼涌谷発掘現場です!」

オペレーター2「孵化した幼体へと向かっている模様!」

レツ「よし。ならばそこを攻撃地点とする。幼体を拘束して動かすな!」

オペレーター3「了解」


レツ参謀長の命令を受理した現場の隊員が、ネットガンでベビーを捕縛する。そのネットに電撃を流しベビーの足を止める。ベビーはただ呻き声をあげるだけだった。

SKaRD本部にも、現場に対する攻撃命令通信が出される。テルアキはゲント隊長の指示はどうするのか?と進言するが、上層部はこれを無視する。


現場ではゲントの端末に通信が入る。通信相手はエミであった。エミは現場に攻撃命令が発令された事を知らせる。ゲントが冷静に対応し終えると同時に、防衛隊員と警察官によって一般人達にも避難する様に促したのだった。一般人達は早急に現場から離れる。


一方SKaRD本部からはアースガロンMod.2が発進。一般人達とゲント家が現場から離れる際中にどこからか轟音が響き渡る。なんと頭上に大量のミサイルが、その後ろからアースガロンが飛来していたのだった。

ベビーの元へ到着した親デマーガだったが、何かを察知しベビーを守る様に蹲るとミサイルが次々と着弾。

親に守られるベビーを見て、ジュンは呟く。


ジュン「赤ちゃんを守ってる……」


それに答えるかのように、三度ストーンが発光する。

そして遂に空中からアースガロンが舞い降る。ただ、その目には瞳が宿っていなかった。


テルアキ「アースガロン現着。目標デマーガ……全兵装攻撃開始」

ヤスノブ「ウィルコー! オールウェポン! ファイヤー!」


どこか渋る様子のテルアキ、それとは反対に気分を高揚させ前回の雪辱を晴らす様に攻撃を開始するヤスノブ。

アースガロンから攻撃が開始されデマーガに命中するが、その場面は心苦しいものであった。


またもストーンが発光したかと思うと、ゲントの目が青く光り始める。その目には遥か遠くにいたベビーを視認していた。すると、ゲントの腕にブレーザーブレスが出現したのだった。

親デマーガが倒れアースガロンが進行を開始するが、親デマーガが口から赤色の熔鉄光線を発射、アースガロンの左頭部とMod.2のキャノン部分へと命中。その攻撃によってメインカメラが破損する事態となった。

格闘戦に持ち込まれたアースガロンはデマーガによって叩きのめされてしまうが、その最中にミサイルの第二波が飛来し親デマーガに命中してしまう。


避難しながらもそれを見守っていたゲントとサトコに、ジュンは問う。


ジュン「なんか違くない?」

サトコ「違うって何が?」

ジュン「あの怪獣、やっつけなきゃダメかな?」

ゲント「あぁ……やっつけないと、怪獣に街を壊されたらみんなが困るだろ?」

ジュン「わかってる。みんなを守るのが防衛隊の仕事でしょ?それはわかってるよ。でも、怪獣だって同じだよね? 赤ちゃんを守りたいだけだよね? それは悪いことなの?


その息子の言葉に、何かを思い黙り込むゲントであった。

一方、アースガロンは依然と怒りの咆哮を上げるデマーガに攻撃されていた為、コックピットから火花が飛び散っていた。

避難途中であったゲント一家の元にもデマーガの咆哮はけたたましく響いていた。ゲントの顔は曇っていた。


ゲント「まだ、逃げ遅れた人が残ってるかもしれない。行ってくる」

サトコ「パパ、何言ってるの?」

ゲント「俺も防衛隊だからな。ジュン! ママを頼むぞ」

ジュン「うん。わかった……」


ゲントの言葉に不安な表情を見せるサトコ。ゲントはジュンの頭に手を添える。ゲントの言葉を渋々承諾した2人は先に避難をする。ゲントは現場に向かいブレーザーへと変身する。

ブレーザーは現場へと飛来しデマーガと対峙。デマーガの背部から火炎弾が発射されるが、ゲントはインナースペースにてブレスにニジカガチストーンを挿入、レインボー光輪を起動・出現させ回転。それをバリアーの様に使用し降り注ぐ火炎弾を防いだ。そして光輪を逆回転させると水色に変化したのだった。するとその光輪からブリザードの様なものが噴射され、親デマーガは凍ってしまい行動不能になってしまった


ブレーザーがトドメのスパイラルバレードを展開し、親デマーガの元へ歩み寄る。スパイラルバレードを刺そうとした瞬間、その傍にはベビーがいたのだった。

怯えたような声を上げるベビー。

するとブレーザーの左腕は刺そうとした右腕を静止し始める。ブレーザーの左腕が頭部を掴む異様な光景に、SKaRD隊員らは驚く。

その光景にも驚愕する事無く、レツ参謀長から新たな攻撃命令は発令され、ミサイル第三波の雨が現場へと降り注ごうとしていた。

それに気づいたブレーザーの左頭部が突如として青い炎を出したかと思うと、なんと口腔が光り始めハウリングの様な攻撃でミサイルを全弾破壊する。


SKaRDはもちろんレツ参謀長達も動揺する中、親デマーガが自然解凍で動き始めると、再びブレーザーはスパイラルバレードを展開する。今度もトドメと思われたが、スパイラルバレードは金色の糸へと変化すると、親子を包み始め金色のとなり地下に沈んでいった。

トドメを刺す事も無く、かと言って封印する訳でも無く、ブレーザーはデマーガ達がいた元の地下へ送り返したのである


その光景を目の当たりにしたレツは、無言のまま司令部を後にしていった。


無事に妻子の元へ帰還したゲント。それに安堵した2人。


ゲント「大丈夫だったか!」

サトコ「大丈夫なわけないでしょ! 心配したんだから! 心配させないでよ……」

ゲント「あぁ……わりぃ……ごめんな! 怖かったろ……」

ジュン「今日のブレーザー良かった!」

ゲント「え? ブレーザー? 今日の?」

ジュン「今までで一番良かった!


初めて怪獣を倒さなかったはずのブレーザーを「一番良かった」と褒めちぎるジュンに、ゲントは少し戸惑うも、次第に笑顔になって彼を撫でてやった。


一家の緊張は一気にほどけ、家族で食事をしに行く所で今回の物語は終了する。


余談

  • この回で、ヒルマ・ゲントの妻子の生存が判明した。実は第4話にてエミからゲントの妻宛に花束を渡すシーンがあったのだが、視聴者の間では「妻子は実はこの世にいないのでは?」と噂されていたのだった。
    • それと同時に、ゲントが妻子に自身の所属を偽っている事実も判明した。
  • ウルトラマンブレーザーがトドメを刺そうとした時に左腕が阻止した件で
    • 妻子を持つゲントの意思が、狩人としての本能があったブレーザーのトドメを阻止した」のか「怪獣災害と割り切ったゲントがトドメを刺そうとした瞬間に、人間を学習している最中のブレーザーが阻止した」のかで意見が分かれている。
    • 補足すると、ブレーザーは冒頭でゲントの身体を借りてテレビのニュースで赤ちゃんの特集を興味深そうに見ていたり、アースガロンに攻撃されるデマーガと親の身体に隠れて怯えているベビーデマーガをゲントの目を通して見ていたので、そう言った点から考察すればおそらく後者のブレーザーがゲントを止めたと言う方が可能性が高い。
    • 尚、スパイラルバレードを持つ右手側(右半身)は銀色の体色で、その手を止めた左手(左半身)はDNAまたは血液のカラーである青色が配色されている為、「左側にはブレーザーを表す青のライン、ゲントを表す赤のラインが混在しているのなら2人の〈無情〉と〈愛情〉が混合していたので、それも今回の隠し要素としてメッセージが込められているのかもしれない」とする意見もある。
  • この回の似た構図やテーマの作品に『ゴジラVSメカゴジラ』がある。そちらも「命の選択」が絡んでいる。同話の監督をする越監督も、自身のXで告知をした際にそれに絡めたポストをしている。(出典)
    • 尚、今回のアースガロンには瞳が浮かぶシーンが一切なかった。これに関しては喜怒哀楽がある生物のデマーガと感情が無い無機物のアースガロンとでは「同じ怪獣であるが『異なるモノ』同士」の事実を強調していると思われる。この点は『ゴジラVSメカゴジラ』でも描かれている為、そのオマージュであるとも取れる。ただし、第6話『侵略のオーロラ』ではカナン星人ハービーは「機械にも感情がある」と語っていた。そして、アースガロンが自発的にヤスノブを救出するシーンもある。今回は『防衛隊の兵器』としての側面を強調する為に、敢えて瞳を排した青目表現が用いられたものと思われる。
    • 上記の瞳が無い演出について越監督は「『防衛隊をとして演出するために、わざと瞳をなくしてアースガロンに感情移入しないように仕向けた」と語っている。
    • また田口監督がメインを務めたウルトラマンZ親子怪獣の回があり、その回で主人公がトラウマを起こしているため、一部視聴者からトラウマ回になるのでは?」と見られている。
    • 冒頭のヒルマ家のテレビで流れてた赤ちゃん特集の番組に出てた赤ちゃんは、同話を担当した越監督の第2子である。
  • 初登場以降、徹頭徹尾ヴィランとして活躍していたデマーガだが、今回は上記の通り第7~8話と同様に「怪獣と人間のどちらがか?」とする哲学回の題材として出演した。
    • それもあってか、過去のデマーガと比べても攻撃は最低限の自衛に留めており、被害が出ないように誘導されていたのもあって、破壊活動らしいアクションは(アースガロンへの反撃を除けば)ほぼ見せていない。
    • むしろ、本エピソードの場合は「孵化したベビーデマーガにGGF隊員が即座に攻撃→攻撃を受けたベビーデマーガが恐怖から親個体を呼んだ」の図式に加え、ベビーデマーガを守るために動かないデマーガにGGFが一方的に砲撃を行うシーンが幾度も流れたのもあって、今回の件はGGFの自業自得めいたマッチポンプである(上記のアースガロンの瞳のない演出の意図も、その印象を強めている)。
    • 仮にだが、ベビーデマーガがハネジローコレ(の擬態)のように明らかに愛らしく小さい=無害な容貌であれば、本編の事態を避けられた可能性があったのを考慮すると、ルッキズムへの警鐘・皮肉にも見える。
      • 尚、越監督によると「シリーズ構成メイン監督の田口清隆監督からは “デマーガは(田口清隆が作った怪獣の)長男坊だから弱く見せないでくれ” というオーダーがあった」と語っている。
  • 休暇中に事件に遭遇するこの手のエピソードでは珍しく、ゲントは休日返上して防衛チームへの復帰もなく、最後まで休暇扱いのままである(上記の通りゲントは家族に対し、本来の所属を隠している都合もあると思われる)。
  • ジュンのタブレットに表示された緊急速報のアイコンは、初代ウルトラマンのオープニング映像に登場する謎の怪獣の影絵をオマージュしたものとなっている。

【⚠️🚨怪獣警報発表🚨⚠️】
謎の怪獣(初代マンOP)

  • 実はこの回、SKaRD隊員であるミナミ・アンリは登場しているのだが、劇中では一言もセリフを発していない。
  • ブレーザーの行動に無言で立ち去るレツ参謀長と、笑顔を浮かべてブレーザーを称賛するジュンとの描写の差異から現場にいなかった者』と『現場にいた者』の判断が分かれているのも、今作にメッセージ性が込められている。
  • 越監督は「話の流れとしては “子供が理不尽な目やいじめに遭ったりして泣くような状況に対して、ウルトラマンが怒る” という所から話を作っていき、最終的に『命に向き合う話』になった」と語っており、最終的な答えは視聴者に委ねている。
    • 更に越監督によると、顔のかさぶた部分を光らせてからの咆哮は「最初ブレーザーのデザインを見た時やってみたかったのが『蒼い炎と口を開ける』演出であり、どうせやるならちゃんとやらないと意味ないよねとの意図で、それをするにはどうすればいいかと思案する中でそれなら怒りの表現に決めて、声を上げた攻撃方法も子供の目の前で親デマーガを殺そうとした防衛隊への怒りを表している(要約)」と語っている。そのため親デマーガに止めを刺そうとしてるの止めた人格は、ブレーザーの意思である実態が仄めかされている。
  • 当初、脚本の段階ではツルギデマーガとデマーガを親子にする予定だったが、造形部からの提案でデマーガを親にして子供の方はスーツ改造で表現する形となった。

公式Xで毎週出ている新聞で軍は今回のブレーザーの行動は妨害と報じている。

攻撃を止めたのはどちらか?とする考察動画


関連項目

ウルトラマンブレーザー


「守るべきもの」:ウルトラマンZにおける今回の話と似た内容の回。あちらも、ある怪獣の家族を巡る主人公の葛藤が描かれている。ただし、あちらは(事情を知らなかったとは言え)ウルトラ戦士が父怪獣を手にかけてしまい、母怪獣も後の回で人間が作った禁断の兵器の暴走に巻き込まれる形で命を落としており、卵は無事だったもののデマーガ親子と違い、救いのない結末となっている


キングトータス/クイントータス/ミニトータスパンドラ/チンペ:こちらの怪獣親子が登場した回も『人間の身勝手な行いによって怪獣の親子が一方的に攻撃をされてしまう』との似たような内容の回となっている。しかも、前者は母怪獣、後者は子怪獣が殺されている(しかし、一応その後生き返っており、上記の回と比べればデマーガ親子と同じく救いのある終わり形となっている)。


タフギラン/タフギラス/タフギラオとタフギラコ:こちらは両親が殺され、子供が生き延びたケース。タフギラン一家の性質自体は、温厚で無害そのものの草食性の怪獣だが、その食べる量が「一家によって地球上の植物が食い尽くされる」と称される程に桁違いのため、駆逐する以外に選択肢がほぼなかった悲しいケース。


パワードジャミラ:劇中で「とても怖い事だと思うわ……怪獣を見るとすぐに、敵としか考えないのはね……」とのセリフが、本エピソードに対するアンサーの一端になっている。

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