概要
『仮面ライダーギーツ』に登場するアイテム。生き残りゲーム『デザイアグランプリ』の参加者が使用するデバイス・レイズバックルの内の1つ。大型バックルに分類される。
デザイアドライバー及びライダーコアIDと併用することで使用者をゾンビフォームに変身させる。
バッファとの相性に優れ、使用することで最大限に発揮できる。
第1話からほとんどの話でこのバックルを使用した形態が登場しており、特にバッファは物語終盤以降も主戦力として使用しているため、何気に主人公ライダーであるギーツと相性がいいマグナムレイズバックルよりも登場回数が多い。
外見・機能
ベースカラーは銀、「ゾンビリアクター」の縁取りパーツはピンク。縁取りの配色はニンジャレイズバックルと同じ。
肋骨型の扉を模したカバーパーツ「ボーンドゲート」が覆いかぶさっており、隣に付いている鍵のパーツ(よく見るとドクロの顔になっている)「ウェイキングキー」を捻ることで、中からゾンビの腕「インベードハンド」が休眠状態から解放され飛び出し、リアクターに干渉して出力を増強する。
ハンドの爪とキーの一部はオレンジ色。
運用方法
上半身変化
ライダーコアIDを装填したデザイアドライバーの右側にゾンビレイズバックルを装着すると『SET』の音声が発動。
その状態でウェイキングキーを捻るとゲートが開きインベードハンドが出現。その後「ZOMBIE」のコールと後に上半身に紫の装甲が装着され、「READY FIGHT」の音声と共にコアIDに対応したライダーの「ゾンビフォーム」へと変身する。
発光部には紫色の電撃(雷)の様な模様が浮かび上がる。
下半身変化
ゾンビレイズバックルを右側に装着した状態のベルトで180°回転させる「リボルブオン」を行うと、下半身にゾンビフォームの力を付与した形態に変化する。
隠された機能(ネタバレ注意)
第16話『謀略IR:キツネ狩り』終盤にて、何故か退場した道長が生身の姿でジャマーガーデンに転送されており、更に一命を取り留めていたことが判明。
アルキメデルはゾンビバックルを長期間使用した影響と語っており、このバックルには他のバックルには無いリスク、または恩恵が示唆される(さしずめゾンビよろしく生命力が引き上げられると言ったところか)。
その他にも致命傷をギリギリで回避できる機能を持ち、仮面ライダーゲイザーの必殺技をゾンビジャマトフォームへとチェンジして何とか凌いで見せた。
更には道長が何度もゾンビバックルを使用した影響か、ゾンビフォームの耐久力が上がっておりタイクーン・ブジンソードとの戦闘にて何度も必殺技を喰らっても即変身解除には至らなかった。
所有者の変遷・活躍
黎明編
デザイアグランプリ開始当初から吾妻道長が既に所持している。
邂逅編
前回と同様に道長が入手する。ゾンビフォームとなってジャマト達と交戦する。
英寿とのバックルを賭ける勝負に乗るが、スコアで負けて奪われる。(バッファは代わりにウォーターを与えられたので丸腰になる事は免れた。)
その後、ギーツがゾンビフォームに変身する。
最初はギーツが使用していたが、景和から交換を持ち掛けられて再びバッファの手元に戻る。
これ以降は最終戦まで使用。
回想シーンで以前行われたデザグラで、このバックルに纏わる重大な事件があった事が明かされた。
謀略編
最初は丹波一徹の手に渡ったが、道長からそのバックルは危険と言われ半ば交換した。
バッファがフィーバーゾンビフォームでジャマトライダーを相手に戦い、撃破する。
最終戦でラフレシアフォートレスジャマトに敗北。消滅する寸前の道長から英寿が受け取る。ギーツとして復帰してからゾンビブーストフォームに変身した。
乖離編
最初のレイズバックル配布で我那覇冴が入手。
身内がジャマトに襲われているのを皮切りにタイクーンがロポから強引に奪ってゾンビフォームに変身する。
景和からゾンビバックルを返却されてロポが再び使用したが、バッファが乱入してきて奪われる。
ゲイザーに追い詰められた際にゾンビジャマトフォームに変身する。
これ以降は常にバッファが所有することになる。
慟哭編
ジャマトグランプリではゾンビバックルとジャマトバックルを戦力としてギーツ達と戦う。
ゾンビジャマトフォームとなり、ジャマト達と共にギーツ達と交戦する。
ジャマトゾンビフォームでタイクーンを追い詰め、穴の下に落として消滅させる。
ゾンビフォームとなり、ギーツ マグナムブーストフォームと交戦。変身解除まで追い詰めたが、ヴィジョンドライバーを奪われる。
その後、レーザーブーストフォームとなったギーツがゲイザーと戦っているところに横槍を入れ、ゾンビストライクで2人纏めて穴の下へと落として消滅させた後、2本のヴィジョンドライバーを両方同時に手に入れた。
慕情編
フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)となり、大勢のライダーと戦う。
大勢のライダーと交戦し、IDコアを握り潰して次々と脱落させていった。
ジーンとグレア2のタッグをも圧倒したが、そこに突然復活したギーツに驚愕する。
グレア2にトドメを刺した後、スエルによってデザイアロワイヤルにエントリー。タイクーン達を纏めて脱落させようとするも、ギーツの妨害で失敗に終わる。
ナッジスパロウと交戦し、脱落させる。
乱入して来たダンクルオステウスジャマトと交戦したが、ジャマト相手にはジャマ神の力は適用されないのもあって、一度は退けられてしまう。
その後、ギーツと共闘してダンクルオステウスジャマトと再び交戦し、モンスターゾンビフォームにフォームチェンジするなどして圧倒した。
再びタイクーン達と交戦し、ナーゴとハクビのIDコアを破壊して脱落させたが、パンクジャックの乱入によりタイクーンのIDコアは破壊できずに終わる。
創世編
道長がツムリからドライバーと共にゾンビバックルを受け取る。
単身でベロバと交戦。体格差で苦戦するが、最後のライダーキックでジャマ神の力が復活した事でベロバを撃破する。
ジャマ神版フィーバーゾンビフォームの変身に使用されていたが、リガドΩのリバースにより一度消滅。
その後、創世の神として蘇った英寿/ギーツの力でドライバーとゾンビバックルが復活し、タイクーン、ナーゴと3人で同時に基本フォームに変身した。
ゾンビブレイカー
ゾンビレイズバックルを使用することにより召喚されるチェーンソー型の近接武器。
商品化
2022年9月3日発売予定の「変身ベルト DXデザイアドライバー&ゾンビレイズバックル&レイズバックルホルダー」に付属。同年同月の17日にはバックルとホルダーのみのバージョンも発売。
尚、マグナムシューター40Xにセットした場合は「ZOMBIE」では無く「POISON」と鳴る。
劇中との差異として、DX版は捻った鍵が自動で正しい位置に戻るが、劇中では手動で戻している点が挙げられる(バッファは変身後、ギーツは変身時)。
分解して鍵基部のバネを外すだけで劇中と同じ仕様になる為、分解に抵抗が無いならば試してみるとぐっとなりきり度が上がる(但し、分解するとバンダイのサポートを受けられなくなるのでやる場合は自己責任となる)。
しかし、ライダーコアIDとバックルホルダーも付属しているとは言え、値段が定価の税込で3960円と強化フォームの変身アイテムクラスの値段であり、近年の変身アイテムと比較してバックル単独では音も鳴らない為、「高い」と指摘する声はある。
尚、参考までに音声無しの大型バックルはライダーコアIDの付属していないニンジャレイズバックルが税込2530円、モンスターレイズバックルが税込2750円と大分差があるが、ソレでも強化フォームの変身アイテム相応だったりする。
そして、メモリアル版がPREMIUM DXに登場。
重塗装に加えてカラーリングが劇中仕様に改良され渋みのある色合いに変更、ウェイキングキーの手動戻しが標準化したことで、改造無しで道長の変身を楽しめるようになった。
ベース部分の再設計により道長の各種音声も搭載される。
関連タグ
デンジャラスゾンビガシャット、バグルドライバー:同じゾンビモチーフのアイテムとベルト。バンダイにそういうイメージがあるのか、こちらにも雷の意匠が施されている。
プリミティブドラゴンワンダーライドブック:2年前の変身時に手が飛び出てくる変身アイテム。
4号ライダー変身アイテム
スパイダーバイスタンプ←ゾンビレイズバックル→レジェンドライダーケミーカード