「これは、
あきらかにムジュンしています!」
概要
『逆転裁判』シリーズでは、『123』にて主人公の“弁護士”として登場し、シリーズの原点における主人公とされている。初登場時24歳。身長176cm。通称・ナルホド。
弁護士バッジの番号は26381。
『5』、『6』でも主人公として登場する他、『4』では主役より一歩引いて、主人公の動向を見守るような役回りとして登場する。
法廷では、あふれる正義感、そしてハッタリを武器に、数々の怪事件で何度も逆転無罪を勝ち取っていく。
花の名前をほとんど知らず、知っているのはヒマワリとチューリップくらい。
性格
基本的にお人好しで、一途なタイプである。
その一方で、クセの強い登場人物たちに心の中で容赦のないツッコミを入れるなど、若干冷めたような感じも見られる。『4』では冷めた印象が強調され、『4』の主人公である王泥喜法介に対しては何かを仄めかすような話し方をよく行うため、王泥喜からは若干ニガテ意識をもたれている。ただし、これは王泥喜視点の話であって、『4』の終盤の成歩堂を操作するパートでは、彼の性格はそう大きくは変わっていないことがわかる。
大学生時代は、コイビトができて変に浮かれる様子の他、コドモのような落ち着きのなさも度々目立っており、嘘がバレたときには「ごめんなさわわわーーん」と大泣きすることもある(これでも「友達の中じゃ一番大人」らしい)。本人もこの時の性格は今となっては恥ずかしいようでDVDの特別裁判では、「ぼくも若かったんだよ。あのころは」とコメントしている。
能力
- “弁護士”として
証人の「証言」をガクガクとゆさぶり、細かい点も逃さず追求し、法廷記録と「ムジュン」している証言を指摘し、集めた証拠品を突きつけ「ムジュン」を暴き、その証人を追い詰めて真実を追求していくことが彼の主な戦法。師匠である綾里千尋から譲り受けた「ハッタリ」と「逆転の発想」、そして「依頼人を信じる心」を武器に、どんなに不利な状況になっても最後まで決してあきらめずに、法廷を戦い抜いていく。
作中では「恐怖のツッコミ男」とも呼ばれていたらしい。
そのまっすぐな姿勢から彼を慕う人物は多く、心を開かない証人や被告(依頼人)の心を時に開き、時に暴き出し、真実を引き出し掴み取る力を持っている。
考え事をするときは手を顎に当てる(探偵モノとかでよくある考えるポーズ)癖がある。
シリーズの例に漏れず、追い詰められたり、重要な部分を指摘されると豊かなリアクションを取ってくれる。
英語力もそれなりに高いようで英国の裁判で無罪判決を勝ち取ったことも。
有名な事件で幾つもの活躍をこなしているものの、弁護士となった目的を果たし、相棒だった真宵との別離で燃え尽き気味で依頼を受けなかったり、逆転裁判と言う作品の性質上、安定感よりも追い詰められる局面が多いことからかメディアにおいては事務所の財政は火の車と書かれやすいものの、後述の携帯電話の料金はちゃんと払えているようであり6では真宵の為にあっさりと海外へ移動することを決断している。
なお、TVアニメ版では金銭に困っている発言は激減していた。(ゲーム版同様、御剣に家賃を出してくれと思っている描写はある。)
『2』にて、霊力が込められた勾玉によって、相手の隠し事を南京錠という形で視認できるようになったがTVアニメ版では尺の都合により登場しなかった。
- 運の良さ
とにかく悪運の強い人物でもある。『1』の第3話で真犯人に怖い人を呼ばれて事件の真相もろともモミ消されそうになるところを糸鋸刑事がかけつけたことで助かる、『2』の第1話で、諸平野に消火器で頭を殴られたものの、とくに外傷はなく(ただし、一時的な記憶喪失になった)、『3』の第5話では、焼け落ちた橋を渡ろうとして、崖から冬の急流に転落したのに「タチの悪いカゼ」を引いただけで済んだり、(この時、御剣検事に弁護士バッジを預けてカゼで法廷に立てない自分の代わりに弁護を依頼している)『4』の第2話では車と衝突し10m跳ね飛ばされ、電柱に頭をぶつけながらも足をねんざしただけで済んでいるなど、その悪運の強さを物語るエピソードは枚挙に暇がない。また、『3』では命を狙われていたことさえあるが、結果的に本人は無傷であった。狩魔冥からは「運がいいのか悪いのかよくわからない」とまで言われている。前述のペンダントを食べてしまったことも健康に害はなかったようで、運が強いというより、もしかしたら体が頑丈なのかもしれない。
そしてよく事件に巻き込まれるため、部下からは「死神もハダシで逃げ出すトラブル体質」、貧乏刑事からは「たまにアンタが犯人だと思うときがある」と言われている。ただ、どれだけ不利な状況でも、どれだけ真犯人が巧妙に嘘をつき罪から逃れようとしていても、彼が弁護する事件においては毎回真犯人も予想できなかった偶然などからほころびが起きており、そこを追求し続けた結果真相を暴いている。
また、生涯で風邪を3回しか引いたことがないが、その度に厄介ごとに巻き込まれている。
そしてあの男が絡んでいることが多い。
- 携帯電話
4までとんでもなく古いタイプ(カメラ機能すらなく、バッテリーの裏蓋をガムテープで閉じている始末)を使用していた。着信音はトノサマンのテーマで、2-1話ではそれが事件解決の手がかりとなる。
5になって心機一転で買い替えた様子で、着信音もトノサマンのテーマではなかったが6で再び使われた。
- 住居
逆転裁判1-3話では、早朝の真宵の電話に叩き起こされて出勤しており、成歩堂法律事務所と別に住所を持っていた模様(TVアニメ版ではアパートから自転車で通勤するシーンがある)。しかし、4-2話ではみぬきとともに事務所に住み込んでいるようだ。
- 身体能力
前述の通り悪運のよさから頑丈と思われるが、荒事は苦手らしく逆転裁判1-4話ではスタンガンを向けられ証拠品を持ち逃げされたり、3-3話では殴られていたりと劣勢になることが多い。
また逆転裁判6では腰痛持ちであることが判明しており、拝礼のポーズに耐えきれず気絶してしまった。
容姿
ミョーにガタイのいい体と、後ろへ向かって黒くギザギザにトガっている髪型が特徴的となっている。
作中では基本的に、青いスーツに赤色(ピンク)のネクタイという服装でいることが多い。
逆転裁判3(21歳)
大学生時代。赤いマフラーを巻き、大きなハートマークの上に「RYU」と描かれたピンク色のきわどいセーターを着ていた。頭のギザギザの尖がりはやや甘い。『3』第一話では風邪をひいていた為にマスクも着用しており、イラストによっては鼻水を垂らしているものまである。
この頃は恋人の女性にデレデレであり、担当デザイナー曰く「ド派手なセーターは成歩堂の趣味ではなく、恋人からのプレゼントに浮かれて着てるだけ」との事。だが、この情けない表情に斜め上を行くセンスの私服が合わさった時のインパクトは絶大だったようで、多くのプレイヤーに「成歩堂の私服はダサい」という印象を植え付けた。漫画版でも、成歩堂は私服のセンスがほぼ皆無として描かれている。
なお、『5』のスペシャルコンテンツ『逆転推理』を最後までプレイすると、クリア特典として成歩堂をこの服装に着替えさせて、ゲーム本編をプレイできるようになる(なお、『逆転推理』は序章以外、有料の追加コンテンツとなっている)。
アニメ版では弁護士として成長してからも持っており、Season1第18話では実際に着用していた。
逆転裁判4(33歳)
気だるい表情をしており、無精髭が生えている。水色のニット帽にグレーのパーカー、下は黒いスウェットパンツとサンダル。首にはロケットを着用。派手な色のニット帽はみぬきのお手製で、ニット帽の側面にはピンク色で『PaPa』と書かれており、高校時代の茜が着けていた、黄色のバッジが付いている。
担当デザイナー曰く「ダサかっこいいがテーマ」。ゲーム内や公式のイラストで帽子を外している描写は無く、前髪や後ろ髪がどうなっているのかは不明。
逆転裁判5、6(34歳~35歳)
『123』と比較して、「青いスーツの前を開け、中から白(グレー)のベストをのぞかせる」、「ギザギザの頭からは、前髪を一筋垂らす」という2点の変更がなされた。
気だるい表情は消え、『123』時の凛々しい顔付きに戻った。胸ポケットには『4』の時点で身に着けていたロケットが入れてあり、ロケットの鎖はポケットの外に流している。
企画段階『サバイバン』
前方に流した緑髪に大きな青い蝶ネクタイと、決定稿とは大幅に異なっている。
キャラ設定も20歳の私立探偵ならぬ私立弁護士というものだった。
人間関係
小学生時代の幼なじみに御剣怜侍、矢張政志がいる。また、友人に牙琉霧人がいる。検事の狩魔冥からは、一方的にライバル視されている。
助手には、師匠である綾里千尋の妹・綾里真宵がいる。普段はマイペースな彼女に振り回されて、よくツッコミを入れたりしている。真宵の従姉妹である春美からはなぜか「真宵様の婚約者」と思われており、成歩堂が他の女性と会話しているだけで「浮気をしている」と勘違いされ、そのたびに春美から強烈なビンタを食らっている。
しかしながら、成歩堂にとって真宵は掛け替えのない大切な存在であり、彼女の危機になると命懸けで助けようとする場面が見られる。真宵もまた成步堂のことを心から信頼しており、固い絆で結ばれていることが本編の描写からもわかる。
綾里姉妹との出会いと、倉院の里関連の事件を通して、綾里家の復権に貢献した。
『逆転裁判4』では、ある事件がきっかけでみぬきの義理の父親となり、自分のムスメとして面倒を見ており、後に新米弁護士の王泥喜法介を自分の事務所に迎え入れた。『逆転裁判5』では、法曹界の新しい風として新米弁護士の希月心音を自分の事務所に迎えており、王泥喜と心音の2人を上司として見守る立場となった。
親や兄弟等の親族については、『2』で一人っ子であることが判明しており、明治時代の法律家・成歩堂龍ノ介を先祖に持っている(大逆転裁判)。また、『4』からは養女のみぬきがいるが、それ以外は不明。ちなみに、『2』の攻略本のインタビューでは家族構成について聞かれると、「とりあえず今はまだ、ノーコメントにさせてください」と照れ気味に発言した。
女性に対しては、美人であろうと色仕掛けて落ちたり依怙贔屓などで揺れるなどという事は少ない。大学時代で美柳ちなみとコイビトの関係にあったこと以外、交際については語られていない。
経歴
裁判にかけられた少年
小学4年生の時、生徒の一人の給食費が何者かに盗まれるという事件が発生。当日ただ一人体育を休んでいたためにその容疑をかけられ、翌日の「学級裁判」でクラスメイトから一斉に「有罪」「泥棒」と罵詈雑言を被り、担任教師からも犯人と決めつけられる中、2人の少年がそれに異議を唱えた。その少年こそ、給食費を盗まれた本人・御剣怜侍とその日欠席していたはずの矢張政志であり、ひとまずこの件は担任が給食費を立て替えると言う形で丸く収まった。
後に成歩堂はこの時の体験を「味方が一人もいない、究極の孤独を味わった」と述懐している。
俳優志望の青年
元々は弁護士を目指していたわけではなく、勇盟大学の芸術学部で舞台俳優を目指し、それに対する技術や座学を学んでいた。しかし、小学生時代の親友である御剣怜侍の「黒い疑惑」を聞き、その真意を問いただすために弁護士になることを決意(成歩堂曰く「弁護士になれば、あいつはイヤでもぼくに会わざるをえない。法廷でね。」とのこと)。
努力の末に在学中に司法試験に一発合格したという過去を持つ。
恐怖のツッコミ男
1作目の時点ではまだ新人のため経験も足りておらず、弁護士としてはまだまだ未熟だったが、いくつもの法廷で経験を積み「ちょっとは名の知れた」、そして「知る人ぞ知る」立派な弁護士に成長していった。『逆転裁判1』3話以降は成歩堂法律事務所を開きその所長となる。これが弁護士歴初年での出来事であり、その前後の時期に多大な影響力を有する人物の犯行を暴いており、既にこの時点で社会を揺るがすほどの大きな功績を残している。2年目にあたる『逆転裁判2』4話では依頼人の悪辣な本性を目の当たりにし、苦渋の決断を迫られるまでに追い込まれるが、その中で自分にとっての「弁護士とは何か」を見出していった。
失われた7年
『3』から7年後が舞台の『逆転裁判4』では、成歩堂は7年前のある裁判で証拠品捏造の疑いをかけられたことで弁護士の資格を剥奪されてしまっており、同作の主人公・王泥喜法介やみぬきを見守る立場にあった。事務所の名前もみぬきのマジシャン活動を支援する成歩堂芸能事務所になっており、所長はみぬき、成歩堂自身は所属の芸人となっている。活動内容は表向きピアニストとなっているものの全く弾けず、レストラン「ボルハチ」名物の「無敗の」ポーカーディーラーとして客寄せに貢献するのが主な活動となっていた。逆転裁判4-2話から王泥喜が事務所に加入して法律事務の業務を再開したため、みぬきの発案で事務所の名前が「成歩堂なんでも事務所」という珍妙なものに変わっている。
帰って来たツッコミ男
『4』から1年後が舞台の『逆転裁判5』では、ある約束を果たすために司法試験を受験し直して弁護士に復帰し、同作の主人公の一人として登場した。劇中の時間軸において弁護士の仕事をするのは8年ぶりとなった。成歩堂なんでも事務所所長となり、テミス法律学園から三年間無敗であった伝説の弁護士として講演と実技指導を依頼されるなど、法曹界においての彼の評価はそれなりに高い模様。ただし、事務所名が奇抜すぎるためか、一般的には弁護の依頼は少ないようだ。
『6』では海外で修業中の綾里真宵を迎えに行くために、クライン王国を訪れる。
そこで知り合ったガイドの少年が殺人の容疑で逮捕され、「『弁護罪』による弁護士不要の法廷」を目の当たりにしたことで、自ら危険を承知で「弁護士」として異国の裁判に挑んでいく。
コラボレーション
レイトン教授vs逆転裁判
『レイトン教授』シリーズとのコラボで、『逆転裁判』側の主人公として登場。
ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3
プレイヤーキャラとして登場。原作をプレイしていた人なら、思わずニヤリとさせられる技や演出をそろえている。実は、タツノコVSカプコンに登場する没案があるとか。
プロジェクトクロスゾーン2
マヨイと共に参戦。
(※コンビで勘違いするかもしれないが、ソロユニットである)
推理ゲーム以外での出演はこれで2度目である。
この世界では、東城会をめぐる裁判で真島吾朗を弁護したという経歴があり、今作では「センセ」と呼ばれている(ちなみに裁判の内容は、あの嶋野の狂犬がヒヤヒヤするほどだったという……)。
太鼓の達人
3DSソフト『太鼓の達人ドコドン!ミステリーアドベンチャー』にゲスト参戦。発売当時はアニメ放送されていた為、その宣伝として選出されたと思われる。
演じた声優・俳優一覧
巧舟 | 『逆転裁判』から『逆転裁判4』『蘇る逆転』 |
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近藤孝行 | プロモーション映像、TGS特別法廷、『逆転裁判5』から『逆転裁判6』『CR逆転裁判』『プロジェクトクロスゾーン2』 |
成宮寛貴 | 実写映画版、『レイトン教授VS逆転裁判』 |
鳥海浩輔 | ULTIMATEMARVELVS.CAPCOM3 |
梶裕貴 | テレビアニメ『逆転裁判〜その「真実」、異議あり!〜』 |
蘭寿とむ | 舞台『逆転裁判 蘇る真実』 |
兼崎健太郎 | 舞台『逆転裁判 逆転のスポットライト』 |
渡辺大輔 | 舞台『逆転裁判2~さらば、逆転』 |
加藤将 | 舞台『逆転裁判 -逆転のGOLD MEDAL-』 |
関連イラスト
余談
名前の由来
日本語版の苗字の成歩堂は「なるほど」の当て字、名前の龍一は脚本家・巧舟が「好きな音楽家・坂本龍一から拝借した」と『3』の攻略本で語られた。『逆転裁判』のプロトタイプに当たる『サバイバン』では「爽果なるほど」という名前だったが、最終的に「なるほど」は苗字及びニックネームに流用される事となった。
英語版での名前は「Phoenix・Wright(フェニックス・ライト)」。絶体絶命の状況から何度でも蘇る事から「不死鳥の英訳」が名前の由来とされた。フェニックスと言えば「燃え盛る炎を身に纏う真紅の鳥」を連想させるが、フェニックスの語源である聖鳥ベヌウは青鷺なので、成歩堂のイメージカラーの青にも沿った名前と言える。日本語版の名前に含まれる龍とは「天を翔ける伝説の生き物繋がり」となっている。ちなみに世界各国における「伝説の生き物の名前を人名に用いる風潮」から「フェニックスという名前の人物」は男女共に実在する。英語版の名前は宝塚版でも使用された。
苗字は「正しい」を意味する「right(ライト)」の捩りと見られる。ニックネームの「なるほどくん」はフェニックスの中間を取って「Nick(ニック)」に変更された。大学時代の愛称「リュウちゃん」は「Feenie(フィーニー)」となった。
同じ声の被告人
アニメ版での成歩堂の担当声優・梶裕貴の代表作は『進撃の巨人』の主人公エレン・イェーガーだが、エレンも被告人にされた事が2回ある。しかも何故か1回目は学級裁判、2回目は『思い出の逆転』と構図が少しだけ似通っている。但しエレンの裁判は彼の持つ特殊能力への対処を巡る為のものであって、被告人は有罪か無罪か判断したり、量刑を決定する目的の裁判ではない。
1回目「①何の罪も無いのに一方的に模擬裁判にかけられる(エレンの方は正確には『駐屯兵団』による強制的な尋問を受けた)」「②主人公が中心を担う幼馴染トリオが参加(『逆転』→成歩堂、御剣、矢張。『進撃』→エレン、アルミン・アルレルト、ミカサ・アッカーマン)」「③天才少年の幼馴染の弁論によって無罪となる(成歩堂→御剣。エレン→アルミン)」
2回目「①ついに本物の裁判の被告人となる(エレンは兵法会議もとい軍事裁判で、この時は『調査兵団』が弁護士役、『憲兵団』が検事役を担当)」「②弁護士役を務めた、後の上司の弁論によって救われる(成歩堂→千尋。エレン→リヴァイ)」「③今回の裁判が切っ掛けで、正義感が強くドSな後の上司の直属の部下となる(成歩堂→千尋。エレン→リヴァイ)」
なお2回の裁判当時は罪の無いエレンであったが、最終章では成歩堂でも弁護しきれない程の大罪を犯す事となった。