「ふふ、私のスポイラー記事が文を越えて 文の新聞が対抗新聞になるかもねー お互い対抗新聞同士(ダブルスポイラー)になって最強を目指すよ!」
概要
種族 | 鴉天狗 |
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二つ名 | 今どきの念写記者・初々しいスポイラー記者 |
能力 | 念写をする程度の能力 |
登場作品 | DS SPOILER、自機・弾アマ 六日目 |
※東方求聞口授では正式なキャラクター紹介のページは無い。
姫海棠はたては、妖怪の山に住む鴉天狗で、射命丸文と同じく新聞を発行している。新聞の名前は「花果子念報」(かかしねんぽう)。新聞記者ではあるが能力の関係であまり出歩かないため、(文に比べて)妖怪の山の中では顔は広くない様子。
ゲームでは最初は前作『東方文花帖』のように射命丸文を自機として進めて行くが、特定のレベルと一定数のシーンをクリアすると彼女を自機として扱えるようになる。文とはたてのキャラチェンジはシーン選択画面にて行える。各シーンのクリアフラグは文とはたてで別々であり、写真に対するコメントも違うものが用意されている。
ちなみに苗字の「姫海棠」とは、バラ科リンゴ属の植物である「桷(ズミ)」の別名である。花言葉は「追憶」。
『ダブルスポイラー』以後は『弾幕アマノジャク』で鬼人正邪の追跡(取材?)を行った他、『東方心綺楼』では当時流行していた宗教家たちの決闘やそのブームに乗った賑わいを観戦している。書籍作品にもはたてと思しきキャラクターの登場が見られており、『東方鈴奈庵』では文が幻想郷の天狗が人間社会に対して行うところを語る際のイメージに力仕事をするはたてと思しき天狗が登場している。さらに『鈴奈庵』での文に関する巻末の設定資料部分にもはたてと思しき天狗が描かれている。このとき、いずれの場面でも犬走椛らしき天狗の姿も共にある。
『東方文果真報』では花果子念報が複数回取り上げられている他、文による「文々春新報」創刊号誌面中の袋とじ対談にて本人たちであるとの明記はないもののはたてや文、椛らしき天狗女子たちが昨今の天狗社会を主なテーマとして「 ノーサイドの精神 」で対談している。
『東方智霊奇伝』では迷宮編から登場。現場に向かう文とは対照的に部屋の中で念写による盗撮でスクープを狙う。
念写で文が霊夢にぶっ飛ばされる様を撮影し、それを新聞に載せることで文に屈辱を与えた。しかも「文の出る幕はもうないわ」と勝ち誇る有り様。
ついに宮出口瑞霊の姿を念写して歓喜するが、すぐに画像を消去され「怨霊にこんなことが出来るなんて……」と驚愕させられた。
テーマ曲について
テーマ曲はまだ無い。
『ダブルスポイラー』LEVEL SPOILERでは「妖怪の山」がかかるが、これは正確には『東方風神録』の4面ボスである射命丸文のテーマ曲である(妖怪である天狗としての文のテーマ)。また、彼女が使用可能になったことを知らせる画面ではこの画面専用の曲が流れているが、音楽室(サウンドテスト)に載らず、ニュースハウンド(タイトル画面テーマ)のアレンジであり基本的に1度しか聞く事が出来ないのでキャラのテーマとは考えづらい。その為、「妖怪の山」や上述の名称不明の曲ははたてのテーマ曲とは言えない。
はたてのテーマ曲が何らかの形で出る事を気長に待つ事にしよう。
容姿
癖の強い茶髪のロングヘア―を、紫のリボンで結んでツインテールにしている。頭には紫色の天狗帽子(文や椛と同じデザインで色だけが異なるもの)を被っている。服装は襟に紫のフリルが付いた薄ピンクのブラウスに黒のネクタイをつけ、同じく黒のハイソックスを着用。ミニスカートは黒と紫の市松模様が描かれたもので、紫色の部分には上記の姫海棠(桷)の花と思われる模様が描かれている。靴は天狗らしく一本足の下駄で、それをハイソックスの部分から紫の長いバンドのようなもので縛って履いている。腰には、カメラを入れるものと思われる茶色のポーチをつけている。
写真を撮るためカメラを持っているが、そのカメラはどう見ても折り畳み式の携帯電話(らしきもの)。黄色っぽい全体像で、多少明るさの異なる二種類の黄色による、スカートのような市松模様。ピンク色のハートマークのデコ?が付いている。筆を模したストラップがついているのはタッチペンだろうか。
性格
明るくて軽く、よくも悪くも素直。
また「~だわー」「~ねー」「~なのよねー」などとギャルっぽいやや間延びした口調が特徴。
気に入ったものや感心したものには非常に素直な賞賛を送り、羨ましいものは素直に羨み、見習うべきは素直に受け入れるが、嫌いなものや気に入らないものは遠慮なく貶したり、「キモーい!」などと嫌悪したり、見下したりもする。まあ裏表のない性格ということか。
上司である大天狗に対してもお祭りなどで無礼講となると頭をド突きに行ったり、大天狗に「接触を控えめに」と言われた鬼に会ってもネタ欲しさに取材を敢行するなど、上下関係にもあまり縛られたがらない。まさに今どき。
食べ物にこだわりがあるようで、写真に関するコメントでは食べ物の話が頻繁に出てくる。穣子の取材では焼き芋を欲しがったり、龍宮の使いを見て「どんな味がするのかな」などと考えたり、要石を見て漬け物石を連想するなど、そのこだわりは相当のもの。一方、殺人事件のような不謹慎なネタも抵抗はないようで、爆発する嫉妬心を見て「怨恨殺人燃えるわー」などと発言したり、僧侶の退屈な話に「あーあ、殺人まだー?犯人はー?」などと殺人事件の話を求めるなど不謹慎を厭わない面もある。まあ、妖怪なので我々人間の価値観では図れない部分もあるということか。
また、全く心に裏表がなくて読まれるのが怖くないと言う事なのか、サトリ妖怪に会っても、その能力と彼女らが地底に隠れた経緯を知っていながら「楽しい事を思い浮かべて読ませて喜んでもらおうとする」「自分の新聞の宣伝を相手の読心を利用して行おうとする」など、他の大体の人妖が避け忌み嫌うサトリ妖怪をまるで嫌悪しない。
これらの素直で軽い言動からはかなり若く思えるが、海を知っていると思しき発言、及び前述のようにサトリ妖怪が昔妖怪の山に居た頃の事を知っていると思しき発言があることから、かなりの古参妖怪と思われる。ただ、文と比べてどちらが年上かは不明。ちなみに、幻想郷が外の世界と隔離されてから130年近く経つ。(【東方三月精】第9話『長太の妖貝』より)
その素直さは比較的新しいものにも開かれている一面にも垣間見られ、近年の外の世界の技術あるいは人間の流入を、警戒はしつつも概ね肯定している(『文果真報』)。文もまた全く同じテーマで意見を主張しているが、文は外部のものに強い警戒感と拒否感を示しており、開かれることに寛容でそこから得られる実益も見つめるはたてと対照的である。
新聞について
同じく天狗で文々。新聞を発行している射命丸文とは、天狗の新聞大会で発行部数を競い合うライバル関係。はたては文の新聞を最低の記事と評し、片や文ははたての新聞を妄想新聞、弱小新聞と揶揄するなど、顔をあわせればキツい言葉が飛び醜い争いが繰り広げられる。しかし、これもライバルとしてお互いに向上するための修行の一環であるため、決して仲が悪いわけではない。
はたての作る新聞は念写の能力を用いて作っていた為、その写真はどこかで見たものしかなく、それ故ネタの新鮮さに欠けるので余り人気が出なかった。その為、自身「不思議な魅力がある」と言う文の新聞の秘密を探るべく行動を開始する。
文とはたてのメディア対決は以後も描かれており、例えば文による「 週刊誌 」である文々春新報(創刊号)では花果子念報の記事二本について取り上げられている(『文果真報』)。内容への評価は否定的ではあるが、別の場面では花果子念報のスタイルが文に与えた影響の大きさや刺激など、文個人がはたての花果子念報やそのスタイルから得たものも語られている。誌面中には、はたて本人の写真(実際の書籍としては挿絵)も掲載されている。また先述の文々春新報創刊号の袋とじ対談などでみられた「鴉天狗A」と「鴉天狗B」の、ネタの奪い合いにしてそれでも仲の良さも窺わせる様は先述のような『ダブルスポイラー』そのものでもある。
スペルカード
- ダブルスポイラー
- 弾幕アマノジャク
- 写真「フルパノラマショット」
- 写真「籠もりパパラッチ」
能力
念写をする程度の能力
設定テキスト(omake.txt)によると「持っているカメラにキーワードを入れるとそれにちなんだ写真が見つかる」というもの。
設定テキストに載っているのは以上のものだが、「遠距離を写し、そこに弾幕を発生させる」というスペルカード『遠眼「天狗サイコグラフィ」』も文に「念写」と言われている。また、正体不明の種で正体を偽っていた封獣ぬえの真の姿をも「念写」で撮影する事に成功している。この為、設定に載っている念写は現在のカメラを用いた念写の応用の一つである可能性もある。
カメラ
「容姿」欄で述べたように、どう見てもケータイ(ガラケー)の形をしたカメラ。
河童製で完全防水らしい。
文のカメラの範囲よりも撮影範囲が縦に長く、デフォルトの撮影範囲も、横長の文のカメラに対して縦向き。写メだからだろうか。文のカメラに比べてフィルムを巻く速度が格段に速く、文も内心羨んでいたほど。その代わり、望遠能力が文のカメラに比べてかなり低い、という欠点もある。また、軽くて持ち回しやすい為か被写体への振り向きも早い。
ダブルスポイラー時点では、巨大な雲山の撮影時に「パノラマ機能があるって河童が言ってたっけ、どうやって使うのかな」などとまだ使い方が解っていない様子が見られたが、弾幕アマノジャクにおいては『写真「フルパノラマショット」』を使っているので、パノラマ機能の使い方も習得した様子。
二次創作
念写に頼りきりで出歩かなかった、という設定から連想された引きこもり・ぼっちネタと、その延長としての対人恐怖症ネタがある。それとは別に、制服っぽい服装や携帯電話(らしきもの)、「今どき」という言葉のイメージからギャルっぽい女子高生的なキャラとして描かれる事も多い。
文と一緒に出てきたときは、文の新聞を最低の記事と評す事からしばしばパパラッチや盗撮を繰り返す文を咎める役を与えられたり、あるいは逆に文と一緒になってパパラッチや盗撮をして2人一緒に咎められたりする。本編の素直さと裏腹に、容姿(ツインテール)から連想されるキャラ性の印象のせいかツンデレキャラ扱いされる事も多い。
名前が「ほたて」に似ている事からホタテ呼ばわりされることも。
また頭巾の色が紫なのだがこれを冠位十二階制度に当てはめると最上位となるため、実は良いところのお嬢様なのではないかというキャラとして描かれる事もある。それどころか天狗の最上位である「天魔」の親族ではないかと考察する者さえいる。
ちなみに、念写の能力や服が紫中心の配色なことから『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンドである「ハーミットパープル」が連想される。しかもこのスタンドはイバラの形をしており、ひょっとしたら前述の「姫海棠」はこの辺から取られたのかも知れない(東方は、ZUN氏がファンのため度々ジョジョネタが散見される)。
あだ名だったりするはたたんについてはそちらで。
この他『弾幕アマノジャク』において正邪が使用したアイテムであるひらり布がはたてのスカートのカラーリングやデザインと似ていたため、スカート生地を通した正邪とはたての結びつきが考察されたりもしている。
関連イラスト
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今どきの念写記者 初々しいスポイラー記者 花果子念報 妖怪の山
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ほたて ひめぱいどう はたぱい はたたん はたたーど 香霖堂天狗装束
はたn ハタテチャンス あやぱいはたぱい 10月9日は天狗の日
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あやはた はたもみ にとはた はたーティア カラス組 三羽烏