概要
『アイドルマスターシンデレラガールズ』のキャラクター、島村卯月と小日向美穂のカップリングタグ。
どちらもキュート属性の17歳で、サービス開始当初から入手可能な初期Nのカードの特訓後が同系衣装となっている。
また、2人とも同コンテンツでは数少ない養成所出身者であることが後に明かされている。
突出した「個性(キャラ)」を売りにしたアイドルが多い本作において、2人はそれほど際立ったものを持たない「普通の女の子」「正統派美少女」という認識が当初から強かったが、同時に「ひたむきな努力家」「魅力的な笑顔の持ち主」という面が強調されていることもあって、個性派な面々に劣らず高い人気を得ており、今日に至るまでコンテンツの牽引役として幅広い活躍をしてきた。
現在ではダブルピース、まだダメのポーズがそれぞれの決めポーズとして定着し、アイドルとして無二の個性を獲得している。
同属性で早期に声がついたことで、「お願い!シンデレラ」や「Cute jewelries!001」など、メディアミックスにおいても共演の機会に恵まれている。
現在までに2人とも様々なユニット活動を行っているが、同じユニットのメンバーとなることがよくある。
カップリングとしての交流
初めて2人の交友関係に言及されたのはSR[はにかみ乙女]小日向美穂のセリフ内で、
「卯月ちゃんの活躍を見て…頑張らなきゃって、思ったんです…!」
というものであった。
メタ的な話になるが、この美穂の初SR化以前に卯月がSR[ニュージェネレーション]島村卯月という形で初SR化を果たし、それまでの「しまむらさんは不憫」という風潮が嘘のような大反響を呼び、コンテンツの看板役にして最高の笑顔の持ち主としての立ち位置を確立したことが、このセリフの背景にあると推測される。
なお、それぞれのカードは特訓後の衣装がピンクカラーという共通点がある。また、卯月の方の特訓前は卯月は赤ブルマ姿なのだが、3年後に登場したSR[プレシャスエモーション]小日向美穂では美穂が赤ブルマを着用し、ポージングも左右逆の似た構図となっている。
一方、卯月からの言及はその後しばらく無く一方通行のような状態が続いたが(そもそも卯月自体ほかのアイドルに言及しない傾向が強いのだが)、「アイドルプロデュース the 2nd Anniversary」でプロデュース対象となった卯月が仲のいいアイドルについて言及する際に美穂の名前が挙げられた。しかも”パーフェクト”の場合の対象である。
「美穂ちゃんは、半日くらいおしゃべりしたりするんです! とってもがんばりやさんでカワイイ!」
と、こちらも同じく相手の頑張りに感心する旨の内容となっている。
このことから、うづりんやうづみおのような異なる性格が影響し合って深まる仲とはまた異なり、本質的に似た者同士で波長が合うことで深まる仲といえる。
ユニットでの共演
ゲームではデュオユニットとしての共演はまだない状態だが、さらに他のアイドルを加えた3人以上のユニットとして描写されることが多い。以下はその代表的なものである。
アニメでの交流
2015年1月から放送されたTVシリーズにおいては、美穂が346プロの中心的存在であるシンデレラガールズの1人で、卯月がシンデレラプロジェクトからデビューした新人アイドルという、いわば先輩後輩の関係としてこれまでのメディアとはまた異なる関係からスタートした。
卯月にとって美穂は憧れのアイドルの1人であり、第1話のウィンターフェスの際に撮った美穂を含むシンデレラガールズの写真をずっと大切にしている。
また、養成所の入口に貼ってある346プロアイドルオーディションのポスターを飾っているのも美穂であり、毎日この美穂の姿を目にしてレッスンに励んでいた様子も窺える。
その後卯月が事務所に所属し、城ヶ崎美嘉のバックダンサーとして出ることになったライブでも共演者として美穂と顔を合わせることとなった。この時美穂は、緊張している卯月たちに共感やアドバイスの言葉をかけ、先輩として優しく支えてくれる姿を見せた。
第21話にて、武内Pからの提案に卯月が乗る形で2人は「正統派キュート」のコンセプトで本格的なユニット活動を始めることになる。
美穂は前々から卯月と一緒に仕事をしたいと願っていた分ユニット活動を楽しんでいたが、卯月はこの頃自分がアイドルとして目指す方向性が見つからず苦悩しており、ほどなくして活動を休止してしまうことに。
しかし、Pの方針でユニット自体は維持する方向で進められ、抜けた卯月の枠は一時的に三村かな子が代役として補うことで維持していた。
美穂もまた卯月との仕事を続けていくことを希望し、彼女の抱える問題に対し責めることも深入りすることもせず彼女の復帰を健気に待ち続けるのだった。
そして美穂の願いは報われ、卯月がニュージェネレーションズのライブを機に完全に復帰したことでユニット活動も再開。
第25話での「シンデレラの舞踏会」において晴れてユニットとしてのステージを披露することができた。
その後に控えたニュージェネレーションズのステージの直前にも美穂が卯月のもとを訪れ激励の言葉をかけており、この時のやりとりはもはや憧れや先輩後輩の域を超え、ユニットの仲間でありかけがえのない友達としての2人の確かな絆がそこにはあった。
エピローグでは五十嵐響子を加えた新ユニット「ピンクチェックスクール」へと発展し、ユニット活動がこれからさらに進展していくことを匂わせて2人の物語は一つの区切りを迎えるのだった。
スターライトステージでの交流
『スターライトステージ』では、2人の関係についてさらに掘り下げが行われている。
前述の美穂の養成所設定が明かされるのはここが初。
美穂がメインを務めるストーリーコミュ第18話は、卯月が美穂の住む女子寮の部屋にお泊まりするという内容となっている。
そこで美穂は、自分がアイドルになった理由を卯月に話す。美穂自身、このことを話すのはP以外では卯月が初めてだったという。その卯月も、似たような経緯でアイドルを志したため、彼女の話に深く共感するのだった。
このコミュでは美穂は同じ事務所のアイドルを「仲間」と称しているが、卯月のことは「友達」だと強調しており、他のアイドルとはまた一線を画した絆を紡いでいることが窺える。
また、イベント「アタシポンコツアンドロイド」のスペシャルコミュでもC5のメンバーとして仲よく話す2人の姿を見ることができるが、その様子を見ていた前川みくからは2人は似ているようで違うと評されている。
エイプリルフール企画での共演
2016年4月1日に1日限定で実装されたノベル風ミニゲーム「シンデレラパーティー~ドリーム・ステアウェイ~」では2人揃ってストーリーのメインキャラとなる。
劇中では美穂が夢の中で卯月と出会うところから物語が始まり、やがて”シンデレラ”に覚醒した美穂を”アイドル”である卯月がパートナーとして支え導いていくという関係となっている。
主人公チームだけあって短いストーリーの中でも2人の会話は多く、設定上相性が良いとされているとはいえ、仲睦まじい2人の交流にはそれ以上に互いを想い強い絆で結ばれているのを窺い知ることができる。
楽曲
「お願い!シンデレラ」「アタシポンコツアンドロイド」「ススメ☆オトメ〜jewel parade〜」「キラッ!満開スマイル」と、多数の楽曲をともに歌っている。
デュオとしては、「LITTLE STARS! Blooming Days」に収録されている「お願い!シンデレラ -しんげきRemix-」が今のところ唯一となる。
また、CINDERELLA MASTERにおいては「010 島村卯月」と「011 小日向美穂」とでうづみほが隣同士になっている。
このため、「EVERMORE」のCDに収録されている15人版の「ススメ☆オトメ」では、ソロパートの歌唱順がCINDERELLA MASTERのナンバリング準拠となっている関係上、2番のAメロからBメロにかけてうづみほのソロパートが連続する。
関連タグ
P.C.S(うづみほきょうこ) ピンキーキュート C5(シンデレラガールズ)
うずささ(『ファンタジスタドール』) - 中の人の組み合わせが同じ