概要
ももたろ氏によって、ニコニコ動画にて公開中の、「東方有頂天シリーズ」の1つ。
がんばれゴエモンシリーズを題材に、登場人物を東方またはネ実、FF11のキャラに置き換えたプレイ動画である。
ただし、改造や編集により、キャラチップや顔グラ、テキストがブロントさん達のものに置き換わっており、東方キャラが敵として登場する際は黄昏フロンティアやMUGENのグラフィックが使用され、まるで本当に「がんばれゴエントさん」というゲームが存在しているかのように錯覚するほどのクオリティに仕上がっている。
ただし、カラーパレットが他のキャラと共有している場合があり、配色がおかしくなったNPCや仲間キャラがいる(例:本来赤いゴエモンがブロントさんに合わせて白くなり、ゴエモンとカラーパレットを共有するキャラが真っ白になる)。
東方陰陽鉄へのリスペクトや、原作のがんばれゴエモンシリーズへの愛が、各所に込められている。
また、投稿者は本シリーズ以前に、新桃太郎伝説が題材のストーリー動画・『新ブロん太郎伝説』を投稿しており、そちらからの小ネタも含まれている。
シリーズ
がんばれゴエントさん 消えたグラットン
シリーズ第1作目。原作は「がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル」。
長旅から帰って来たら家宝のグラットンを盗まれたため、押し掛けてきた天子と共にグラットンを取り戻す旅に出る……というストーリー。
元々、移動速度が鈍足かつ、鬼のようなエンカウント率を誇るゲームであるため、
移動スピードを速くする「ローラースケート」や、エンカウント率を下げる「印籠」が必需品となる。
そのため、印籠を掲げながらローラースケートで爆走するナイト一行という珍百景が見られ、視聴者からネタにされる。
また、キャラチップの改変はできたが名前の改変はできなかったため、1フレームに付き、テキストの名前をブロントさん達の名前にしたものに置き換えるという途方もない作業を行っていたことが、続編にて語られた。
そのため、元のキャラの名前がうっかり出たり、編集が大変なため、滅多に戦闘後の回復もできないというキツい縛りを行う羽目になった。
がんばれゴエントさん2 オススメの財宝
シリーズ第2作目。原作は「がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝」。
大江戸タウンで「世界シーフ大会」が開催され、賞金として1億両が出ると聞き、レみっちゃんに別荘を買ってあげるために出場する事になった……というストーリー。
名前の書き換えができるようになり、多少編集が楽になった様である。そのため、心置きなく戦闘後の体力回復ができるようになった。
預り屋のアイテム増殖バグや、ウルトラギプスによるブロントさん(ゴエモン)の強化などが使用される。
がんばれゴエントさん とよ姫救出絵巻
シリーズ第3作目。原作は「がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻」。
短編として、「奇天烈将軍マッギネス」も収録。
天子からほろほろ寺の女幽霊の話を聞き、退治しに向かった事がきっかけで日本横断の旅に出るようになった……というストーリー。
今作から操作キャラを透明化し、その上にブロントさん達のグラフィックを編集で描き足すという謎の技術が使用され、視聴者達を戦慄させた。
当然、プレイ中はキャラの位置が分かりにくいため、足を踏み外せば投稿者の寿命がストレスでマッハ。
一方で、おみつ役のレミリアやヤエ役の霊夢など、原作では同行しないキャラも旅のお供となり、大所帯になるのが特徴。
がんばれゴエントさん3 騎士重禄兵衛のからくり卍固め
シリーズ第4作目。原作は「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め」。
タイムマシンを開発して未来に旅立ったパチュリーがシスター・ビスマルなる人物に捕らわれ、レミっちゃんも誘拐されたため、未来の大江戸を舞台に探索する……というストーリー。
最初は編集作業の効率化という名の逃げゲフンゲフン……後世へのプライバシーから元のゴエモンキャラにグラフィックを戻した。
しかし、biimシステムや棒読みソフトによるゆっくり実況プレイの使用、淫夢ネタの多用した事で視聴者から不評を買ってしまい、戒めとして再びキャラ透明化&グラフィック置き換えを行い、視聴者から心配の声が上がっている。
途中から年に1回(というか謎の7月21日7時21分拘り)の投稿となり、かなりスローペースに展開されていたが、2024年9月22日に無事最終話が投稿された。
……というのも、ある事情で7月21日に投稿できなかった事もあるが、本当であれば『新ブロん太郎伝説』や『消えたグラットン』の第1話の投稿日に合わせたかったが、来年までファンを持たせるわけにはいかないと判断し、『オススメの財宝』の第1話の投稿日に会わせることにしたと投稿者コメントで語られている。
ゴエントさんシリーズの壮大な物語に終止符を打たれたが、うp主の今後の活動については不明。
主要人物
主人公側
ブロントさん
今作の主役。ゴエモン役。
ジョブはナイトだが、義賊として悪党から金品を盗み、貧しい人々に配り回るサポシ。
主役なのだが、元がゴエモンなので色々と不遇。元キャラがメインシなので、装備や戦闘スタイルがナイトらしくないのはご愛敬。
「消えたグラットン」では技が使えない上にステータスが仲間(特に霊夢)よりも劣っている。更には、せっかく取り戻した家宝のグラットンよりも強い武器が存在したり……。
「オススメの財宝」では漸く技が使えるようになったが、大半はアイテムで代用できる上に、仲間が上位互換の術を覚えてしまう。ステータスもやはり仲間より劣るため、ウルトラギプスによる強化を行う事になる。
「とよ姫救出絵巻」では最初こそ出番が多かったが、大所帯になるにつれて会話以外の出番が激減する羽目になった。
……がんばれブロントさん。
比那名居天子
自称、正義の天人。エビス丸役。
ブロントさんとはすくえに城の一件からの仲だが、彼から男だと勘違いされている上、旅先でも男扱いされる。
他のキャラに比べて、性格が元キャラのエビス丸に寄せている。
ただし、ハイレグやキャミソールなどのエロ装備を着せられたり、クリークタンツで裸躍りする羽目になったりと、お色気シーンがない訳ではない(エビス丸の仕様だが)。
因幡てゐ
コバンネコ役。元キャラがネコなのに配役がウサギだったというか鬼なる。
イタズラ好きで、時々ブロントさんや天子を煽ったり、セクハラしたりする。天子や霊夢達がエロ装備を着せられる羽目になるのは、大体こいつのおかげ……もとい、こいつのせい。
「オススメの財宝」にも度々出演し、天子達にエロ装備を届けに来た。前世ネタで福の神に扮して登場した事もある。
博麗霊夢
ヤエちゃん役。秘密特捜巫女に所属し、日本の平和を護る少女。
もちろん人魚になれる。
登場早々、自分よりレベルが高いブロントさん達と互角なステータスを持ち、成長していく内にブロントさんのステータスを越えてしまい、その度にブロントさんが悔しがるのが恒例となった。
火焔猫燐
リンちゃん役。
病気の古明地さとりのため、一時的にブロントさんと同行する。
彼女の指摘により、印籠ローラースケート装備の面妖さを、ブロントさん達や視聴者に再認識させた。
封獣ぬえ
ペモペモ星人役。
台詞がどせいさん文字であり、エビフライが好物。
思春期男子もしくはおっさん並みにスケベな思考をしている。
レミリア・スカーレット
おみつ役。通称、レみっちゃん。
はぐれ町のアイドルであり、原作と違いお嬢様ではない(紅魔館はあるが、彼女とは無関係の設定である)。
「とよ姫救出絵巻」では、なんと操作キャラとして同行する。
出番が少なく、「メインヒロイン(笑)」扱いされるが、宇宙まで知れ渡るほどの知名度は伊達ではなく、「オススメの財宝」では彼女の写真がラスボス戦でまさかの活躍をした。
ちなみに前世ネタで、父親は伐折羅王。
紅美鈴
コリュウタ役。兄であるリューサンの病気を治すためにブロントさんと同行する。
元キャラが男であるためエロ装備を着せられずに済んだ……と思いきや、天子達や投稿者の陰謀で着せられる羽目に。ヤエちゃん並みのお色気枠。
二ッ岩マミゾウ
マメタン役。所謂ゆっくりの姿で登場するが、ZUN絵や東方心綺楼の姿にもなれる。
「とよ姫救出絵巻」以降はタヌキ像役として登場し、最終回では操作キャラとして登場する。
思考がスケベおやじ並みで、脱衣じゃんけんに盛り上がったり、美鈴や白蓮達にセクハラ発言する事がある。
聖白蓮
文に、自分が使う聖水がお小水だとデマを流されたため、彼女を懲らしめるためにブロントさんと同行する。
地味にてゐにならんで、エロ装備の被害を避ける事ができた仲間キャラである。
「とよ姫救出絵巻」にも、最終回に参戦した。
蓬莱山輝夜
ナナちゃん役。
記憶喪失で困っていた所をブロントさんと出会うが、登場早々ブロントさんに殴り飛ばされたり、マミゾウに仲間枠を取られかけたり、前世ネタで名前を寝太郎にされかけるなどと不憫。
漫画版ネタの影響か、美鈴との絡みが多い。
女性キャラなので、「なやましのきもの」や「ギガキャミソール」というエロ装備の被害にあった。
東風谷早苗
ハヅキ役。「世界シーフ大会」の参加者・緑トカゲにして、正体は霊夢と同じ秘密特捜巫女の一員。
専用技「光手裏剣」は「ミラクルフルーツ」に改名されたが、投げたのはどう見てもサクランボな上に、当てる度にアイワナのゲームオーバー画面が出る。
また、名前ネタとしてイカ娘に執着する。
もちろん女性キャラなので、彼女もキャミソール装備の餌食となった。
レティ・ホワイトロック
サンバ王子役。雪の女王に異常現象の黒幕と勘違いされて封印されていた。
王女でありながら宿屋を経営しており、(前世でブロントさん達にまったく泊まってくれなかった事もあり)自分の旅館に泊まってくれたブロントさん達に感謝していた。
「とよ姫救出絵巻」では各地の宿屋の主人役として登場。ブロントさんを言いくるめ、冷やし抱き枕と称して自分を抱いてもらうといういやらしい立ち位置になった。
鈴仙・優曇華院・イナバ
クロベエ役。
ほろほろ寺の女幽霊としてブロントさんを呼び出し、敵に捕らわれたてゐの救出を依頼する。
最終回では操作キャラとして参戦した。
「奇天烈将軍マッギネス」にも、旅のお供として登場する。
秦こころ
元キャラ不明。
盗まれた般若の面を探すため、ブロントさんに仲間にしてくれるよう頼み込んだ。
パチュリー・ノーレッジ
物知りじいさん役。紅魔館の主。
元キャラと違いギャル好きではないが、代わりに本の虫であり、行動理由は本絡み。
十六夜咲夜
サスケ役。紅魔館のメイド。
この作品ではパチュリーの部下だが、レミリアに惚れ込んでおり、彼女を紅魔館の主に迎えようとあの手この手を画策している残念な美人。
ちなみにサスケ本人も出演しているがボスとして登場するだけで、仲間としては彼女が同行する。
綿月依姫
殿様役。大江戸城の城主。
姫騎士ネタ、てゐからのセクハラと結構弄られキャラ。
最終回にて操作キャラとして同行する。
綿月豊姫
ゆき姫役。
ブロントさんと面識があり、般若一族に捕らわれていたのだが、肝心のブロントさんには名前を忘れられた上に終盤まで認識されず、妹にすら名前を覚えられていないという不憫な役。
実は「消えたグラットン」で大江戸城での誕生会の招待状を送っていたのだが、ブロントさんはスパムメールと勘違いして捨ててしまった。
伊吹萃香
おはなちゃん、およびゴエモンインパクト役。
「消えたグラットン」では敵として登場したが、「奇天烈将軍マッギネス」でパチュリーから巨大戦力「おイモん・いんぱくと」としてブロントさんの仲間となる。
当初は鼻づまりのため鼻から小判を撃てなかったが、後に解消された。必殺技はリバースボム。
敵側
汚い忍者
悪代官役。「消えたグラットン」の記念すべき最初のボスだが、1ターン目で瞬殺される。
その後はカブキ役として、ブロントさんを付け狙う。
すくえに族
からくり一族およびカラクリロボット集団役
「消えたグラットン」および「オススメの財宝」における敵組織。元ネタはFFシリーズの開発スタッフ。
やたらブロントさん達と敵対し、あくどい事をしている。
やる夫
百面相役。世界シーフ大会の参加者だが、その正体はすくえに族の一員。
射命丸文
怪盗ルポンおよびドラキュラン役。世界シーフ大会の参加者。
デマや捏造を平気で行う悪徳記者であり、被害者の1人である白蓮に追いかけられていた。
ある目的のために「まっくらけのかぎ」を狙う。
八雲紫
はんにゃ大将軍役。
ある目的のために、偽金事件や豊姫誘拐などの数々の事件を起こした。
マッギネス
本人役。
何故かブロントさんの事を「偽ブロント」と読んで敵対しているが、終盤でその理由が明かされる。
原作より部下想いなホワイト上司。
シスター・ビスマル
本人役。
未来の世界でパチュリーを捕らえ、現代にタイムスリップしてレミリアを誘拐する。
チルノ、光の三妖精
おみくじ五兄弟役。要するに原作同様の馬鹿集団。
騎士重禄兵衛
名前は変わっているが本人役。
女好きだがパチュリーの事は「薹が立っている」と好みではない様子。やはりナイトはロリコンだった!
伝説の巨神
天外魔境第四の黙示録より、まさかのゲイシャ・ロボ……の格好をした萃香。