概要
悪の組織ロケット団の幹部の一人で、『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』にて登場(彼らしきキャラは金銀クの時点で登場していたが当時は名無し)。
薄い水色の短髪で白色のロケット団服を着ている。敵味方問わず、丁寧語で話すのが特徴。
組織での立場は幹部だが、本来のボスであるサカキが行方をくらましてしまっていることから彼が実質的なリーダー・司令塔となっている。しかしコガネシティのラジオ塔にある展望台で初登場したかと思いきや、そのままバトルを経て解散を宣言……と、登場シーンはかなり短い。
もっとも、ラジオ塔の一件はラジオ塔をジャックして、行方をくらましているボスにラジオの放送を使って呼び掛け、合流を促してロケット団を再建することであるため、ボスが帰ってこなかった上に10代前半の子供に敗れるというかつて3年前に解散した時と同じ醜態を晒してしまったことからまだロケット団復活の時期ではなかったと判断したとしてもおかしい話ではない。
本来ボスはこの放送を聞いていて、合流しようとはしていたのだが……
その後の作品においてはロケット団自体がほぼ登場していないこともあって一切登場しておらず、ポケモンUSUMで過去のボスが総登場した際もまったく触れられていなかった。
もっとも、レインボーロケット団の幹部達はそれぞれが我々がよく知る作品の世界とは似て非なる世界の出身ばかりであり、レインボーロケット団のサカキとHGSSに登場するサカキが同一人物であるかは疑問点でもある(※)。
単純にレインボーロケット団およびその前身のロケット団にはアポロが所属していなかった=レインボーロケット団のサカキがアポロを知らなかった可能性も否定できない。
※本作のサカキは世界を渡る等の超常の力を得ていることや、敗北時の台詞から彼はレッドやリーフと戦っていない可能性を示唆されている。
名前の由来は恐らく、アポロ計画またはアポロ宇宙船だと思われる。
そんな彼だがピカチュウ版のリメイク版LPLEにおいて無印版における名無しの幹部に代わってロケット団の最高幹部として登場。白の団服ではなく黒の団服を基調に改造された団服を着ている。ムサコジからは快く思われていない様子。
ロケット団解散後もロケット団アジトに残っており、殿堂入りを果たした主人公との再戦に敗れた後、いつかの日かロケット団を再興させる(恐らく金銀クリスタルでの出来事を指すのだと思われる)ことを誓い姿を消した。
なお、FRLGのナナシマに存在する「ロケット団倉庫」でも彼と使用ポケモンが似通った(切札もヘルガー)名無しの幹部が登場。ただし、アポロ(もしくは金銀クリスタルにおけるアポロに相当する人物)であるかどうかは語られていない。
彼方は口調が少々乱暴だが、後のいかりのみずうみにおける事件に繋がる手がかりがある等、同一人物ではないとまでは言い切れない。
天の穴に封印されていたサファイアを売り込んできた研究員と交渉をしていた中、主人公が倉庫に乗り込んで来た事でバトルする事になる。ロケット団が既に解散している事実を信じようとはしていなかったが、自身を負かした主人公がサカキに勝利した証であるグリーンバッジを所有しているのを知った結果、解散が本当の事だったと悟る。
敗北後、倉庫は放棄する事を決定するも、サカキを探し出して必ずロケット団を復活させる事を宣言し、他の団員達と共に去って行った。
使用ポケモン
HGSS
他の幹部と違い戦うのは1回だけだが、Lvがかなり高いので油断は禁物。
イラストではヘルガーとともに描かれる事が多い。
LPLE
カントー地方が舞台でリージョンフォーム以外の他地方のポケモンが登場しないLPLEでは、彼のエースとも言えるヘルガーは登場しない。
- マルマインLv37
- マタドガスLv37
- ゴルバットLv37
女したっぱとのマルチバトル。
ロケット団アジト(殿堂入り後)
- マルマインLv54
- マタドガスLv54
- ゴルバットLv54
- ブーバーLv54
他媒体
ポケモンマスターズ
- CV:髙橋孝治
- 2022年5月開催の悪の組織編イベント・ジョウト編から登場。敵専用キャラクターで、ヘルガーを使用する。
- その後も長らく敵専用としてシナリオに登場していたが、2023年9月の悪の組織編完結に合わせて、星5バラエティバディーズとして実装された。バディはそのままヘルガー。
- パッシブスキルの効果で初登場した時にバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らすスピードタイプで、技は「かみつく」と「ニトロチャージ」。
- 自分の攻撃を上げる「プラスパワー」を持ち、トレーナー技「気に入りませんね」を使うと、自分のバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らし、味方全員の素早さと回避率を3段階上げる事ができる。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第9章で、ロケット団4将軍の一人で実質的なリーダーとして登場。
性格は非常に厳格であり、たとえ自らと同じ四将軍であったとしても失敗は絶対に許さないため、他の3人からは一目置かれると同時に内心では恐れられている。実際、ラムダは回想で彼のヘルガーから懲罰を受けた。
「サカキ様あってこそのロケット団」と考えているほど狂信的な忠誠を抱いているが、作中でアルセウスにディアルガ・パルキア・ギラティナの3匹も加えた最強の軍団を作り上げた際にそのサカキが自分の意に反する行動に出たショックから見限り、アルセウスを捕獲しようとした結果軽くあしらわれてしまった。
関連イラスト
関連タグ
幹部の皆様
ランスもリメイクにあたって新たに幹部として登場したキャラである。