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エルヒガンテ

えるひがんて

エルヒガンテとは、ゲーム「バイオハザード4」に登場した架空の怪物である。
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概要編集

バイオハザード4』で初登場したクリーチャーで、作中の主人公レオンに敵対する「邪教集団ロス・イルミナドス」が作り出した生物兵器の1つ。

寄生した生物に驚異的な身体能力を与える代わりに肉体を完全に支配してしまう「寄生生物プラーガ」を用いて開発された。

プラーガを寄生させた人間に遺伝子操作を施した結果、突然変異により異様に巨大化したため、スペイン語で「巨人」と名付けられた。

外見編集

その身長は常人の約4倍、2階建ての家屋ほどもある。

巨大化の影響で体格は肩幅の比率が大きくなり、足はやや短足。プラーガが潜んでいる背中は隆起しており、猫背の姿勢も相まって全体像は人間というよりゴリラなどの類人猿を思わせる。

また、実験の影響で皮膚は薄い青色もしくは赤色に変色している。

性能編集

見た目通りの凄まじい怪力で暴れ回る。

両手を組んで振り下ろすハンマーパンチは小屋を一撃で叩き潰し、立木を引き抜いて振り回したり大岩をボウリング玉よろしく投げつける。

耐久力も尋常ではなく、顔面に銃弾を受けてもまるで意に介さない上、赤色の皮膚のものはさらに耐久力が増している。

一般のガナードとは比較にならない戦闘力を持つが、反面知能は低下しており、ちょっとした刺激で直ぐに興奮・凶暴化するため制御が非常に難しい。

初登場の時はレオンを前にして早速暴走、取り押さえつつもここまで連れて来た同族のガナードたちを皆殺しにしている。


(しかしレオンは体力がゼロにならない限り、そんなエルヒガンテの拳や蹴りをマトモに食らっても軽やかに飛び起きる)


そのため、量産は可能ながら生み出された数は少なく、普段は厳重に封印されている。


一定ダメージを受けると宿主同様に巨大化したプラーガが背中から露出し、それが弱点となっている。

また、道中でトラバサミにかかった(または)を助けていると戦闘に現れ、雄叫びをあげて注意を引いてくれるため戦いやすくなる。

亜種編集

ンデス編集

バイオハザード5」に登場したトライセル社の生物兵器。

元々は資金調達のために外部へ売り払うべく用意された商品だったが、売買を任されたリカルド・アーヴィングBSAAの追跡を防ぐために独断で起動した。


エルヒガンテにさらなる強化を施したものであり、リヘナラドールで用いられた「1体の宿主に複数のプラーガを寄生させる」技術が応用されている。

外見に変異は見られないが、耐久性が大幅に向上しており、主人公達の乗っているハンヴィーに搭載されている機関銃の攻撃に数十発耐えてしまうほどである。

また気性が安定して格段に制御しやすくなり、敵味方の判別や簡単な命令なら遂行可能。


弱点のプラーガは計5体寄生しており、背中にある司令塔の巨大プラーガを破壊しない限り他の4体は何度でも再生するため、倒すにもエルヒガンテより手間が掛かる。

名前の由来はアフリカの伝承に伝わる巨体の食人鬼で、腰にぶら下げた数人の兵士の死体や頭蓋骨が名前に相応しい怪物の雰囲気を出している。


マジニを率い、その圧倒的な戦闘力でBSAAデルタチームを壊滅させたが、続くクリスたちとの戦闘でプラーガをすべて破壊されて倒れる。


リカルドが手掛けるB.O.W.ビジネスの中でもかなり希少な商品だったようで、これを失った事で黒幕から一連の失態(成り行きとはいえ商品を横領した事や、それでもクリス達を始末できなかった)の責任を負わされ、最終的に切り捨てられる羽目になる。






リメイク版編集

2023年に発売されたリメイク版、『バイオハザードRE:4』では様々な設定の追加、変更がある。


古くからあるイルミナドス教団の教典によると、なんと科学の発達していない過去の時代にも存在していたらしく、教典の4章9節にエルヒガンテを思わせる「日々大きく育つ赤子」の記述がある。


現代のエルヒガンテはこの記録を基にして産み出され、教団の導師(邪教徒:錫杖)が杖から放つ音波で操り、労働力として利用するなど比較的制御できていた。

しかし食欲が強すぎて、生後6ヵ月の赤子の状態でも犬を丸呑みにし、村の家畜を食い尽くして食糧難をもたらし、ついには村人まで捕食しかけたため、導師に眠りのまじないをかけられて石切場に封印されていた。

(そのため最初に石切場に来たときは眠っているエルヒガンテのいびきが聴こえる)。

初登場も、導師によって目覚めさせられる形に変わっている。


RE版エイダ編『セパレート・ウェイズ』では村編の最後に登場。今作のフックショットも戦闘補助として使用でき、寄生体への攻撃はワイヤーアクションからの斬り付け、加えて主戦場は屋根の上と、まるで某漫画みたいなシチュエーションとなっている。


エルヒガンテ:鎧編集

原作の赤い皮膚の個体の代わりに登場。

全身が廃材で出来た強固な鎧で覆われ、顔には白い鉄仮面を被っている。

どことなく「ラッフィングキラー」に似てなくもない。


古城に配備されており、鎧によって銃撃はほとんど効果がなく、倒すには大砲などの設備を利用する必要がある。

余談編集

上述の通り、エル・ヒガンテ(El Gigante)とはスペイン語で「巨人」の意味。かつて、身長231cmの同名のプロレスラーが存在した。エル・ヒガンテ-Wikipedia

ちなみにンデスについては、中部アフリカの伝承に残る巨大な食人鬼が由来である。


一部実況の間では涼宮ハルヒのカツラを被せて「ハルヒガンテ」と呼ばれることもある


関連タグ編集

バイオハザード4 バイオハザード5 B.O.W. プラーガ ガナード マジニ 巨人

オグロマン:上位互換。

ハルク:こちらも人間ベースの巨人である。

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