「今まで守ってくれてありがとう!」
概要
序盤にてアークエンジェルに収容されていた避難民の少女。
破壊されたユニウスセブン跡でキラ・ヤマト達と共に折り鶴を折ったりしていた。
地球へ降下するため母親と共にシャトルに搭乗したが、「脱走兵が乗っているシャトル」と勘違いした上キラの駆るストライクとの戦闘を邪魔されたことで憤慨したイザーク・ジュールの搭乗機であるデュエルにシャトルを撃墜され爆散、母や他の避難民と共に死亡してしまった……。
エルを守れなかったことはキラにとって深いトラウマとなり、これまで以上に精神的に追い詰められてしまうことになった。
生前の人間関係
別れる前に、折り紙で折った花を渡した。
キラはこれとエルの言葉を次の戦闘の励みにしたが、エルを死なせてしまったため精神的に追い詰められていくことになる(戦場でシャトルがデュエルにロックオンされていたことには気づけていたが、エールストライカーの推力をもってしても、重力に引かれながらでは間に合わなかった)。
これ以降デュエルに対しては複雑な感情を抱いており、フリーダムで再戦した際一度は彼女のことがよぎってコックピットを直接狙ったが、キラは自分の見出した「何と戦わなければいけないのか」という信念に基づいて寸前でサーベルを下げ脚を切断、イザークを殺すことなく撤退させた。
アークエンジェルの通路で転んだところを助けられるが、父・ジョージを守れなかったキラを彼自身も含めたコーディネイターへの復讐に利用しようと企む彼女に左手を折られそうになり、怯えて逃げている。
エルの死後、フレイは彼女がキラに渡した折り紙の花をキラに見せつけることで、キラの心を抉って自分に依存するように仕向けるが、フレイ自身も父やエルと同じような末路を辿ることになろうとは知る由もなかった。
母親と乗ったシャトルを、ストライク憎しで頭に血が上りきった彼に破壊される。
イザーク自身は「避難民を乗せた」シャトルとは知らなかったため、戦後は真実を知らされ自責の念に苛まれている。
なお、搭乗者が軍人だったとしても脱出シャトルを撃ったという時点で極刑ものであり、イザークも実際に終戦後罪に問われていたが、ギルバート・デュランダルの計らいにより刑罰は免れている。
DESTINY以降、SEEDの頃のような狂犬っぷりが鳴りを顰め落ち着いているのも恐らくこの件が関係していると思われる
コミカライズ作品『機動戦士ガンダムSEED:Re』では、巻き込まれる形での誤射に変更された。
関連タグ
エル・ビアンノ:別のガンダム作品におけるエル