概要
遊戯王OCGにおけるカテゴリーの1つ。属するモンスターが全て光属性モンスターであり、エレキテルドラゴン、エレキック・ファイターなど、3枚ほど別の種族が混じっているが、半数以上が雷族を占めている事が特徴。
そのエレキテルドラゴンを除きステータスが低いモンスターが多い反面、相手の行動を制限する効果や相手モンスターを無視して直接攻撃をしたり1ターンに2回攻撃する効果を持つモンスターが多い。
低いステータス・属性から対応するサポートカードが豊富であり、ステータスが低いからといって侮っているとオネストや光子化によって手痛い反撃を受けたり、こちらの攻撃を封じられた上で一方的にライフポイントを削られたりするため、相手に回すと何気に厄介なカテゴリーである。奈落の落とし穴を恐れる事なく一時的な除外やサーチなどができるモンスターもいるため、出張要員としてもそこそこ有用なカテゴリー。
もっとも、ステータスが低いこと以上にチューナーの汎用性や展開力などの課題が大きいため、自分で使うのにも苦労するカードも少なくない。一時期は質のいい雷族サポートカードが数種類出たとはいえ、元々サポートの種類数の伸びが悪い種族であることも響き、近年までは後出の光属性カテゴリーに押され気味だった。
ただ、新マスタールールによるシンクロ・エクシーズの一時弱体化の影響をあまり受けていないことと、打点と性能は高いが、一部のエレキモンスターの持ち味を殺しかねないライオウに代わる下級アタッカーの登場など、好転の兆しも見えてきたのが良かったのか、ジュラゲドなどダイレクトアタッカーとの相性がそれなりにいいカードの登場などによる間接強化ゆえか、一時期は幻奏などとの併用デッキが大会で好成績を収めたことも。
大会から一歩退いてしばらくした後も、サーチや特殊召喚などを行えるサポート魔法が登場する等、忘れた頃に強化されることもある。
三原色(CMYK)のいずれかに近い色を多用したカラフルなデザインや、カード名が「エレキ」と「キ」で始まる名詞をかけたダジャレになっている物が多い事も特徴として挙げられる。また、シンクロモンスターは全員架空の生物の名前である。
ゲーム作品において
アニメや漫画では使用者が登場していないカテゴリーであるがWCS2011では主人公の仲間であるミサキという女性が、タッグフォースシリーズではデュエルアカデミアの制服を着ている姿の龍亞がこのカテゴリーのデッキを使用している。
ちなみに龍亞はストーリーモードの設定上、龍可とデッキを入れ替えて使用している設定になっておりエクストラデッキにエンシェント・フェアリー・ドラゴンが入っている事もある。