キアラ・ロボスカ
きあらろぼすか
キアラ・ロボスカとはホグワーツ魔法魔術学校の生徒である。
『ハリー・ポッター』のスピンオフ作品『ハリー・ポッター:ホグワーツの謎』のキャラクター。
期間限定イベント「ハロウィーンパーティー」で初登場。ハッフルパフ寮所属。
幼い頃にフェンリール・グレイバックに噛まれ狼人間となった少女。
そのためか校医のマダム・ポンフリーよりも患者への接し方が上手いと言われており、医務室を訪れる患者たちとは良好な関係を築いている。
しかし狼人間であるがゆえに非常に不安定で臆病、疑い深く、苛立ちやすい面もある。
周囲には狼人間であることを隠しているが、幼い頃友人に狼化の場面を見られてしまい、避けられるようになった過去がある。
主人公に対しても、最初は懐疑的で遠慮がちだったが、最終的には友人として受け入れており、同じく孤立主義者で心を開くのに苦労したタルボット・ウィンガーと比較される。
かなりの読書家。狼化の周期を把握しておく必要があるため月の満ち欠けに詳しく、天文学にも興味を持っていた。また、占いに真剣に取り組んでいた数少ない生徒である。
余暇にはお菓子作りをしたり、(意外にも)パンクロックを聴いたり、仲の良いオオカミ(正確には狼人間同士が満月の夜に交わって生まれた賢いオオカミ)のボーフの世話をしている。
ボーフと一緒に遊ぶことは彼女にとっての楽しみであり、いつもは感情を押し殺している彼女が笑うことができる数少ないひとときである。
うなじまでの銀灰色の髪に碧眼。私服はグレーのトップスにジーンズ、濃灰のブーツを履き、ムーンストーンのペンダントを付けている。右肩には濃灰色サッチェルバッグをかけている。
狼人間のときは、人間ときの髪の色と同じ銀灰色の毛並みを持っている。
柔らかくて耳心地の良い声をしている。
入学前
数秘術師と忘却術士の間に一人っ子として生まれる。7歳の時、人狼のフェンリール・グレイバックに噛まれ、狼人間になってしまった。グレイバックは彼女を自分の軍団に引き入れようとしたが、キアラの両親に追い払われた。
ある時、隣人のセリーナと仲良くなる。セリーナに自分が人狼であることを告げたが、最初は怖がられなかった。しかし、あるとき友人の狼化を目の当たりにしたセリーナは、恐怖のあまりキアラを避けるようになった。キアラは母親にセリーナの忘却を依頼し、セリーナが恐怖を感じずに済むようにした。それ以降、キアラは他人とあまり関わらないようになった。
一年目
1984年、ホグワーツ魔法魔術学校に入学したのちにハッフルパフに組分けされた。ダンブルドアはキアラの病を知っており、症状を抑えるためにスネイプに新たに発見された脱狼薬を調合してもらうよう頼んだが、トリカブトが不足していたため、一度に一回分しか調合できなかった。
いつか聖マンゴ魔法疾患傷害病院の癒者になりたいと思っており、空き時間には医務室で手伝いをしてマダム・ポンフリーに喜ばれた。
あるとき禁断の森を出ようとしたとき、禁断の森の狼の群れの子ボーフと出会う。ボーフはその後も禁断の森で暮らしたが、時々キアラのもとを訪れるようになった。
ハロウィーン中にフェンリール・グレイバックと2人の狼男に襲われる。翌日、主人公とセシル・リー(バーナビー・リーの叔父で狼人間捕獲部隊のメンバー)と共に狼人間を探すことに。
その後、夜になってキアラとルビウス・ハグリッドは主人公とセシルにボーフを見せた。その直後、キアラは主人公に、自分が人狼であることを伝え、それまでホグワーツの誰にも言っていなかった秘密を打ち明けた。
2年目
ある時、禁断の森で薬の材料を探していたリーマス・ルーピンと出会う。ルーピンは薬の技術が足りないにもかかわらず、困窮のあまり脱狼薬を自分で作ろうとしていた。話をしているうちに彼女は彼に親近感を覚え、彼が穏便な狼化を経験したことがないことに気づき、予備だと言って自分のポーションを彼に分けるようになった。
その後、ホグワーツでは、先日の満月に生徒が白い狼男に襲われたという噂が広まり、彼女は、身に覚えがないにもかかわらず、自分がその犯人ではないかと怯えた。
キアラは答えが出てしまうのを恐れながらも、その噂を静かに調べ始めた。主人公もその噂を調べ始め、彼女に助けを求めた。彼女は最初、近づきすぎることを恐れて渋っていたが、やがて同意した。
彼女はその生徒の名前を知らなかったが、主人公が病気を装ってマダム・ポンフリーの気を引いている間に、医務室のファイルを検索して発見した。
その後、2人は生徒のピッパ・マクミランに質問し、ピッパが実は怪しい人物のことを狼男だと確信していなかったことを知る。禁断の森を探検中に白い生き物に驚かされ、後に腕に爪のような傷があるのを発見されたことから、それが狼男だったのではないかと考えていたが、その時は恐怖のあまりきちんと覚えていなかった。主人公とキアラが記憶の薬を作ってくれた後、ピッパは真実を思い出した。彼女に付いた爪のような傷は、怪しい人物から逃げるときにぶつかった木についたものだった。
キアラの容疑は晴れたものの、主人公はそもそもなぜキアラが自分が襲ったと考えたのか気になり調査を続けた。
やがて真相を突き止め、主人公はルーピンと出会う。キアラがルーピンに自分の薬を分けていたを漏らすと、ルーピンは献身に感謝しながら、それ以上の薬をもらおうとしなかった。
その夜はたまたま満月で、薬を飲んでいなかったため理性を失い変身した。そして主人公を襲ったが、主人公はキアラを禁断の森に追いやり、その月の変身を無事に終えさせた。
四年目
訓練場で主人公とルビウス・ハグリッドが脱走したクラップを集めているときに、彼女はジェイ・キムと話していた。
五年目
主人公がベン・コッパーと決闘しているときに、時計塔の中庭でハグリッドと話していた。また、同年、大広間でジェイと話していた。
ゼノフィリウス・ラブグッドがクィブラーで魔法生物の写真を掲載するためのコンテストを開催し、87ガリオンの賞金を出すと発表したとき、イスメルダ・マークは狼人間の疑いがあるキアラを追い詰めるために秘密裏に仲間を集めた。
彼女は満月の前に全身拘束の呪いで狼化したキアラを捕らえ、賞金を獲得すると同時に、アルバス・ダンブルドアが学校に狼人間をかくまっていることを暴露するつもりだった。
そんな企みには気づいていないキアラは、主人公とバーナビー・リーがしわしわ角スノーカックを探すのを手伝い、脱狼薬を買うお金を得ようとしていた。
イスメルダの企みは、主人公がフリペンドを使ってキアラを突飛ばし、さらに狼人間に扮したチューリップ・カラスとニンファドーラ・トンクスが、ホグワーツに本物の狼男はいないとイスメルダに説得したことで阻止された。
ジェイコブの兄弟であるバーナビーとキアラは、ムーンフロッグと思われる生き物(正確にはリズ・タトルのカエル、サー・リビスがGlow Bugsを食べたもの)とクインタペッド(これはチューリップとトンクスが再び変装したものかもしれない)を撮影し、賞を獲得した。
主人公、ニンファドーラ・トンクス、チューリップ・カラス、ジェイ・キムによって、回り続けるブーメランが数個大広間に放たれたとき、彼女はプロテゴを使って、ブーメランから自分や他の生徒を守った。
同じ学年の後半、O.W.L.の少し前の時期に、主人公の友人であるローワン・カナを紹介される。ローワンをリラックスさせるために、ハグリッドと禁断の森で待ち合わせをして、ローワンをボルフと遊ばせた。また、主人公に癒師になりたいと話し、主人公の将来就く職業の一つの選択肢として薦めた。
六年目
占い学を続けていた。
あるときはリズ・タトルと禁断の森で過ごし、ボーフや、リズがアルテミスと名付けた謎の白いワシミミズクと交流した。
ジェイコブの兄弟が黒い湖の近くで白いローブを着た魔法使いに襲われた後、キアラは主人公を癒した。
キアラはカナの輪を設立した話し合いに招かれたが、「何かあった」として出席しなかった。
マダム・ポンフリーが石化した後、代わりとして医務室での仕事に振り回された。また、訓練中の事故で腕を骨折したセドリックを癒した。
ジェイコブの兄弟が尋ねてきたとき、個人的に話したいこととがあると告げ、自分が狼人間であることを他人に知られたり、自分をコントロールできなくなったときに他人に危害を加えたりするリスクに抵抗があり、カナの輪の参加に同意するまでに説得が必要だったことを明かした。
キアラはカナの輪の第2回目の話し合いに出席したが、自分が何に巻き込まれたのかわからなかったと言った。
彼女は占いの授業でジェイコブの兄弟と組み、殺害現場を調査する彼らの計画を知り、その日が満月であることを伝えた。二人はお互いの秘密を守ることを再確認した。その後、主人公は医務室でキアラに出会い、気をつけるように言われた。森の中で狼人間が一行を襲ったとき、理性を保ったまま狼人間の姿になったキアラが追い払った。
主人公と医務室で最近の森への旅について話し合ったが、ベアトリスが部屋に入ってきたことに両名とも気づかず、彼女に聞かれていないことを願って緊張していた。キアラはベアトリスのことを心配していた。ベアトリスは何日も前から入ってきて、石化した生徒を無言で見つめていたからだ。
ジェイコブと主人公が、湖で溺れそうになったベアトリスを助けた後、キアラは医務室でベアトリスの手当てをした。
ペニーと主人公は、キアラとディエゴ・キャプランと温室で会って計画を話し合ったが、キアラもディエゴも計画について色々と思うところがあった。キアラは満月草は満月の下で摘む必要があることを告げた。その後四人は一緒に温室でニワヤナギを集めた。
キアラは満月の森で満月草を集めている主人公とタルボットを見守っていた。二人が採集を終えるとキアラが現れ、二人に向かって吠えた。瞬時に警戒したタルボットは、それが誰かわからないままキアラに杖を向けたが、主人公はキアラが何らかの危険を警告していると解釈した。
占い学の夢の解釈についての授業で、キアラは悪夢の意味をすでに知っていて、それを共有したくないとコメントした。
主人公が湖に安全に入るためにフローリッシュ・アンド・ブロッツでマーピープルを調べ物をしているとき手助けをした。
キアラはマーピープルが音楽を好むことを知り、それを活用することを計画した。
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※主役は『サルヴァドールの朝』と同一人物です。ホグ主ですらございません。 ※ホグ主6年次ボーバトンから留学してきたスペイン国籍のスリザリン男子です。 ※本当はもっと長い話の予定だったのでブツ切りです。 ※続きは皆さんの反応を見て出します。2,932文字pixiv小説作品ボーバトン圏内の魔法生物に関する伝承と私見と個人的吐露
『龍と狼』の続き。オリ蛇男子がキアラちゃんに渡した手紙の内容。 ※フランスやスペインの伝承を元にしたオリジナルの魔法生物が出てきます。 (一応、『カタロニアン・ファイヤーボール』についてはポタモアで言及あり) ※思いっきりオリ蛇男子の家系設定が前面に出ています。5,313文字pixiv小説作品