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シトロエン・2CV

しとろえんどぅしゅぼ

シトロエン・2CVは、フランスの自動車メーカーシトロエンが1949年から1990年に発売した自動車
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記事の概要編集

 この記事の内容はpixivおよびピクシブ百科事典においては2cvを用いる。

 そのため、本来この記事は表記ゆれ、あるいは誘導分岐の項目扱いとして親記事を2cvにするべきと思われるが、どうもそれを許さず、立て逃げ扱いするユーザーが存在するようであるため、新たに執筆を行う。

この車種の特徴編集

 この自動車の性質は以下の通り。

  • エンジン:強制空冷水平対向2気筒OHV,セルモーターおよびクランク始動可能
  • 前輪駆動(FF)
  • 全長×全幅×全高:3,830×1,480×1,600mm
  • 重量:375ccバージョン:495kg、602ccバージョン:590kg

 この自動車は農村での利用が主目的とされており、そのため徹底した簡易化、軽量化、そして揺れの吸収対策をとられている。

 軽量化された車体の特徴として、トップは帆布張り( 当初トランクまでそれであったが、そこはのちに鋼板になる )であり晴れた日に大きなものを必要があればこれを後ろに送って運用も可能であり、また他の自動車に比べ馬力は低いものの、それ以上に居住性を重視しており、曲線デザインとなっている。

 当初強度確保のためボンネットには波型鋼板を使用していた( 後に変更されている )。

 この自動車の成功後、各種派生モデル、例えばバンタイプ、荷台となったトラックタイプ、車体をまともにしたFRP車体タイプ、クロスオーバーSUV、さらにはエンジンを前後に2台搭載した4WDなどが存在する。

 また、価格面でも他の車種よりもかなり安価だった模様である。

 なお、この自動車は約40年間の生産により380万台以上販売、さらに派生車種も合わせると500万台以上販売されている。

歴史編集

 この自動車は1935年に農村にていまだに手押し車荷車などが使用されている状況を見て企画された。

 その後、第二次世界大戦中開発はストップしたものの、1948年にはプロトタイプが公開された。

 その反響はとても悪かった、何せライバルであったルノーはすでに4CVを、プジョー203( 1300㏄クラスの小型車、1960年まで製造された )などを発表していたにもかかわらず、このような一見ゲテモノのような自動車が発表されたのである。

 ただし、発表後は先行量産車でモニターテストを行い改良を行ったおかげで、例えばセルモーターの搭載など、さらに使いやすい自動車となったとされる。

 発売後はその見た目と裏腹に「安いわりに使いやすい車」と評判となり、フランスの風景に溶け込む状況となり、さらにはヨーロッパ内にも広がっている。イギリスポルトガルなどでは現地生産も行われていた。

 しかし、1980年代以降、設計の古さが目立つようになり、後継車両も開発されていたがあまりうまくいかず、1988年、製造中止となった。ちなみに海外では1990年まで製造された。

その他いろいろ編集

  • この自動車ナチスドイツ占領下に利用を防ぐため秘匿されたため、あちこちでその当時破壊されるか隠蔽された。のちにそれらの車両は忘れ去れていたが、現在では5両が発見されている。
  • 発表当初、この車はほとんどのユーザーエキセントリックな泡沫モデルとみなしていた。
  • この自動車に用いられているエンジンはある意味ゲテモノであり、通常のものとは全く異なる発想で作成されている。
    • シール材を用いていない、個人の整備は困難だが、そこまでの整備は基本不要
    • クランクシャフトとコンロッドは分離不能、整備性が悪くなるがそこまでの整備は基本不要
    • 非力ながら頑丈、例えればスーパーカブのエンジン並み
  • 当初セルモーターは搭載されず、ワイヤーを引っ張る形式での起動だったが、試作車で女性がを割ったため搭載された、という話も存在する。
    • ちなみに設計者はセルモーターを搭載することを前提として設計をしていた。
  • また、トランスミッションは4速のものを搭載、本来3速との注文を「オーバードライブ用」ということでこれを積んだ、実際には4速で運用される。
  • 自動車重量であるが、本来は300㎏未満を目指していた。しかし、当時戦争によりアルミニウム航空機用に利用されるため使用できなくなったため断念。

関連項目編集

シトロエン 2cv

仏国面

参照編集

wikipedia:同項目

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