概要
仮面ライダータイガが使用する、バトルアックス型の召喚機。ベノバイザーなどと同様に、使用時のみ手元に現れるタイプの召喚機でもある。
幅広の片刃、そしてその根元に設けられた白虎の頭部を模した意匠が特徴で、柄の部分をスライドさせるのに連動してその意匠も展開し、隠れていたカードスロットが表出する仕組みとなっている。ベントインの際にはスロットにアドベントカードを挿入し、再度柄と虎頭の意匠を元の位置へと戻すことで、読み込まれたカードの効果が発動する。
もう一つの役割である武器としても、一振りで40cm厚の鉄板を寸断するだけの威力を有しており、デストクローと併せてタイガのメインウェポンとして位置付けられている。
玩具
2002年11月上旬に「白召斧(びゃくしょうき※)デストバイザー」の商品名で発売。
スイッチ操作による目の発光と、攻撃音が鳴るギミックが備わっている他、アドベントカードの装填で「アドベント」の音声が鳴り、併せてスイッチ操作による音声もデストワイルダーの召喚音に変化する。
先行して発売された「翼召剣 ダークバイザー」を始めとするサブライダーの召喚機と同様に、カードの個別認識機能までは搭載されていないが、一方でそれらとは異なり「アドベント」の音声が追加されている点は、番組後半に発売される玩具ならではの利点と言える。
(※ 詳細は定かではないが、本来の「斧」の音読みである「フ」とは異なるものとされている)
備考
初期案では「鎖つきの鉄球」という路線も模索されていたが、商品化の決定に伴い子供の安全を考慮して斧へと変更されたという経緯がある。
TVシリーズに先駆けてタイガが登場した、TVスペシャル『13RIDERS』ではデストクロー共々殆ど使用されず、唯一ファイナルベントを発動するシーンでのみデストバイザーを使用している。
後年制作された『RIDER TIME 龍騎』では、フリーズベントを発動する際に「カードを装填したデストバイザーを振るうことで冷気を放つ」という効果になっている。
関連タグ
龍虎之戟:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する武器の一つ。こちらも虎をモチーフとしたヒーローの武器で、なおかつ2つのモードのうち片方が斧型であるという点でも共通項を有する