概要
『ドラゴンクエストⅥ』から登場した、大きな唇をもつナメクジのようなリップス系の上位モンスターで、リップスよりも濃いめの体色が特徴。
見た目と名前のとおりのアニメーションでの攻撃を得意とし、その分厚い唇で数々の命を奪ってきたと解説されている。
「古びた炭鉱」と「湖の穴」で出現し、こちらを眠らせてくる「あまいいき」や1ターン行動不能にされてしまう「なめまわし」を使ってくるが、HPやステータスは同地域に出現するモンスターの中では一回り低い。
しかし、他のモンスターと同時出現すると、たちまちこちらの態勢を崩してくる難敵となるので、魔法や特技を使って全滅させるなどの先手を打った方が良い。
『ドラゴンクエストⅦ』ではリップス系中堅に格下げされ、特殊攻撃も「あまいいき」のみに弱体化してしまい腹部が薄いオレンジ色になった。
「湖の洞窟」「西の洞窟」「牢獄へ続く洞窟」および「ダーマ神殿地下の決闘場」に登場する攻撃力が高いナプトのお供としての3匹が出現する。
『ドラゴンクエストⅧ』では、さらに弱体化した序盤の通常モンスターで、やはり「あまいいき」を使用する。
水棲の下位種おばけうみうしと統合されたようで、水分が多い地域を好み「アスカンタ国領」の海岸線および、日差しがない夜になると平地に出現した。
ドロップアイテムは味方に特殊能力付与効果をもつ錬金アイテムのチーズ作りに使用する「みず草のカビ」で、レアドロップは「あかいカビ」である。
『ドラゴンクエストⅪ』では、マジックリップスと統合され『ドラゴンクエストⅥ』以来の上位種に戻り、唇が紫で体色は薄くなっている。
世界の異変後の「ダーハラ湿原」に出現し、こちらを魅了する「投げキッス」や1ターン行動不能および守備力低下の「ひゃくれつなめ」に加えて「マジックバリア」まで使ってくる。
PlayStation 4版では「賢者の試練」、ニンテンドー3DS版では「導師の試練」に「ブチュチュンパ・強」が登場するが、行動パターンは同じである。
メッセンジャーとしても登場し、「メダル女学園」ではざます口調が特徴な女教師マリンヌが、「グロッタの町」では異変後に妖魔軍王ブギーによってこの姿に変えられてしまった(PlayStation 4版ではびっくりサタンに変更)マスク・ザ・ハンサムをはじめとした人々が登場している。
「冒険の書の世界」における幻の大地の祭壇の「天馬の塔」最上部にも出現する。
さらに目覚めし者の祭壇の「神々の間」のボス転生大王に呼び出されて出現することもあるが、何故かこの個体たちは通常出現のものとは全く違う特技「イオ」「もえさかるかえん」「マヌーサ」「メダパニ」「あやしいひとみ」を持つ。
『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』では、守備力半減の「じょうねつキッス」とハッスルダンスの効果を無効にしてしまう「おどりむこう」を持つモンスターで、「いにしえの闘技場」や「盗賊王の大宮殿」に出現する。
リップス×ベロベロの配合で生み出すことができ、乗せる系モンスターとして終盤も活躍できるなど優秀である。
余談
リメイク版以降の『ドラゴンクエストⅦ』では、唇が光沢を持つグラフィックになりセクシーさが増している。
ゲームブック版『ドラゴンクエストⅥ』では、挿絵付きでバーバラがこのモンスターの「なめまわし」でびちょびちょになるシーンがあり、一部の層に有名である。
pixivにおいては、イラリクによるものを含めた着ぐるみおよび変態洗脳要素のあるR-18イラストが投稿されているので検索には注意が必要である。
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