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ホモテリウム

ほもてりうむ

更新世(300-1万年前)のヨーロッパとアジア、アフリカに広く分布・生息していた、食肉目ネコ科に属するサーベルタイガーの一種である。
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主なデータ


更新世(300-1万年前)の、ヨーロッパアジアアフリカに生息していた剣歯虎の一種である。

ホモテリウムは、体長2m、肩高1.1m。ライオンくらいの大きさで、スミロドンマカイロドゥスが「サーベルタイガー」と呼ばれるのに対し、シミタールキャットと呼ばれる。薄い研ぎ澄まされた半月形の牙は獲物を切り裂く方へと進化し、後側は鋭い刃となっている。他の剣歯虎と違い、犬歯は唇に収められた。

 ユーラシアに生息していたh・latidensは尻尾がボブテイル、胴体に対して頑丈な首、下あごには上顎の長い犬歯を収めるような張り出しがあり、斑点のある体毛があったと考えられている。

 イストリッツ洞窟(フランス)から、「短い尻尾で、下あごに張り出しがあってどっしりした顔」の、ホモテリウムと思われる彫刻がある他、イギリスの洞窟で、人間が交易に用いたらしきホモテリウムの歯が見つかっており、大昔の人類がこの種と接触した可能性が指摘されている。

 この一族は、「人間が彼らの餌をとり尽くしたため」絶滅した可能性がある。

ヨーロッパアジアアフリカに広く分布していて、多くの種が区別されている。フランスで発掘された頭骨は基底全長302mmで、インドライオンとほぼ同大だった。中国では基底全長234mmの頭骨が見つかっており、これはキタペルシャヒョウよりいくらか大きい程度だ。しかしこれらを個体差、年齢差と見てユーラシア産すべてを同一種とする説もある。(h・crenatidens は 無視する方向で言っておくといいみたい)
 また北アメリカからも(h・serum)発見されている。化石はそう多くはなく、またたいていは断片的なようだが、テキサスのから保存状態の良好な標本が見つかっており、しかもそこからはさらに30体以上の子供を含む様々な年齢層の骨が一緒に発見されている(一族で代々同じ洞窟をねぐらにしていたらしい)。この種は前肢が発達し、踵の骨が小さく、腰が低かったため、「後ろ足は多分踵まで地面につけて歩いた(蹠行性)」と考えられていたが、現在は普通に「肉球だけで歩いた(指行性・趾行性)」説になっている。

北アメリカではスミロドンと比べると数は少なかったようだが、だからといって彼らが種として成功しなかったとはいえない。ヨーロッパでは3万年前、北アメリカでは14000年前まで生き延びていたという生存年数の長さはむしろ繁栄したことを示している。またベネズエラからの発見により、ホモテリウムの分布は、マカイロドゥスとスミロドンの双方のエリアをカバーしていたことになり、剣歯ネコの中では最も広汎な地域に生息していたといえるだろう。
 ホモテリウムは北方や標高の高い地域を好んで、スミロドンと棲み分けていたのかもしれない。寒冷な気候に適応するために冬毛は長く厚かったと考えられる。

 H・セルムの化石が出るところからゾウの(マンモスマストドンの子パオが主)骨が発見されているため、恐らくそれらを獲物にしていた(皮膚を切り裂けないため、象クラスの獲物は絞めて殺すライオンなどと違い、切り裂き用の歯を持つこいつは、それで獲物の首辺り、血が通う皮膚を切り裂いて、果ては内蔵まで引き出せる)と思われる。

同じサーベルタイガーに該当する哺乳類一覧


スミロドン

マカイロドゥス h・latidensを初めて発見したリチャード・オーウェン大先生は当初「マカイロドゥス」と命名した。

メガンテレオン

関連タグ


古生物

剣歯虎/サーベルタイガー

ネコ科
トラ

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