実在する動物についてはマンドリルを参照。
概要
初登場は『ドラゴンクエストⅡ』。実在する猿であるマンドリル(ヒヒ)をモチーフにしたモンスター。
実在のものよりがっちりとしたゴリラのようなガタイをしており、特徴的な顔の模様は青と赤が反転している。
このモンスターで特筆すべきは、特殊攻撃を持たない代わりに高いHPと攻撃力を持つ物理特化型モンスターであることである。
「ムーンペタ」から「ドラゴンの角」の南側までと広範囲に出現するが、同地域に出現する他のモンスターの倍近いどう考えても設定がおかしいHPと攻撃力を持ち、4匹のグループで現れることも多いため、「ラーのかがみ」を取りに向かうロトの血族に絶望を与えた。
『ドラゴンクエストⅡ』の高難易度を象徴するインパクト大のモンスターの一体であったため、小説やゲームブックなどの他メディアにも難敵として登場し絶望をふりまいた。
製作者側も問題視していたらしく(開発期間が短かったための調整不足であったといわれる)、ナンバリングタイトルでは『ドラゴンクエストⅨ』まで登場せず、リメイク版では弱体化したうえに出現数や出現率を下げられてしまっている。
まあその『ドラゴンクエストⅨ』ではカルバドの集落を惑わす呪幻師シャルマナの正体を暴くナムジンの親友と言うなかなかオイシイ立場をもらったのだが。
『ドラゴンクエストⅡ』の世界がモチーフの『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』では、モンゾーラ島の森林地帯や、ジメジメ島などジャングルをイメージした地域の通常敵として登場している。なおアイテムバナナの説明文は「マンドリルの好物」である。
ただしバナナは乾燥地帯のオアシスにしか無いため、湿った環境に棲むマンドリルたちがバナナにありつく事はそうないだろう。
マンドリル系のモンスター
ルプガナやアレフガルドに出現する緑色のヒヒ。攻略上はさらに先の地域の上位種だが、HPはマンドリルとほとんど変わらないうえに攻撃力は負けているため、ステータスはマンドリルより低く、地味な不遇モンスターとされることもある。
ついでに下記の『ドラゴンクエストビルダーズ2』ではマンドリル、ヒババンゴがモンゾーラ島で敵として出現するのに対しなぜかこいつだけはハブられている。
名前の元ネタは英語でヒヒの一種をあらわす「Baboon」。
テパやペルポイなど終盤のフィールドに出現する紫色のヒヒ。くびかりぞくとともに出現し「つうこんのいちげき」を放ってくるため、ここでもマンドリルほどではないが全滅の憂き目を見たものは多い。
名前の元ネタは広島県で目撃された類人猿のようなUMA・ヒバゴン。
ちなみに『ドラゴンクエストⅨ』の説明文によると、バブーンがちからのルビーを丸飲みすることでこいつになるらしい。
『ドラゴンクエストビルダーズ2』ではモンゾーラ島のボスとして登場。くさり風を巻き起こす事で土と作物を腐らせるババンゴの実を大量発生させている。