イエティ(DQ)
いえてぃ
初登場は『ドラゴンクエストⅣ』。どこか愛嬌のある毛むくじゃらな雪男のモンスター。
常に舌を出しているもののなめまわし系の攻撃は使わず(『ドラゴンクエストⅤ』では仲間になってレベルが上がると覚える)、『ドラゴンクエストⅣ』では「こおりつくいき」、『ドラゴンクエストⅤ』では「おたけび」を使ってくる。
また、全身が体毛で覆われているため氷系の攻撃に強い。
『ドラゴンクエストⅣ』では、敵としては氷のダンジョンであるパデキアの洞窟にしか出現しないが、なぜか人間用の牢屋に閉じ込められていたり、離れ小島の一軒家で人間の老人と同居していたりする。
トルネコの大冒険シリーズでは、普段は4匹1組の集団(2×2の正方形)で眠り続けているが、トルネコが1組の中のどれかを攻撃すると4匹が一斉に起き出してトルネコを集団で襲い掛かる。
2倍速故非常に逃げづらく戦いづらいので、遭遇したら放っておくか、通路から遠距離攻撃で1匹ずつ対処するなど工夫が必要である。
ちなみにビッグスロースも4匹1組で眠っているが、こちらは横一列に並んでいる。
『ドラゴンクエストビルダーズ』では、「3章 マイラ・ガライヤ編」に登場。なめまわしで移動速度を下げてくる面倒な敵。だが、倒すとキングベッドやイエティラグの素材となるイエティの毛皮を落とす。また、レアドロップとしてケーキセットを落とすこともあるため、チャレンジのひとつ「あこがれの秘湯」の設計時に役立つ。
先述の通り、『ドラゴンクエストⅤ』では、こいつを仲間にすることができる。名前は、1匹目から順に「イエッタ」「ホワイト」「みほみほ」「スノーマ」。
初期Lv1で「おたけび」を習得済み、最高Lv40まで育てられ、「つめたいいき」「あまいいき」「ちからため」「ヒャダルコ」「なめまわし」「こごえるふぶき」「マヒャド」を覚える。
HPの伸びが良くヒャド系・吹雪系のダメージに強耐性、攻撃手段も豊富で、ラインハット近辺から中盤までは優秀なアタッカーとして活躍が見込めるが、終盤は腕力の不足でやや厳しくなる。
- ビッグスロース
青い毛皮に紫の舌をもつ上位種。
『ドラゴンクエストⅣ』では、ある程度HPが減ると本気を出して(毛皮で覆われていない部分の色が変化)、「メラミ」「バギクロス」「マヒャド」「ベギラゴン」といった強力な呪文を使ってくる。
ただし、MPが低いため「マヒャド」「ベギラゴン」は唱えても不発、使えるのは「メラミ」「バギクロス」のどちらか一回のみ。
『ドラゴンクエストⅤ』では本気を出すことがなくなり、「スカラ」の呪文を使う。
ちなみに、スロースは英語でナマケモノの事だが……お前のようなナマケモノがいるか!もっとも、"big sloth" がオオナマケモノの訳だとすれば、ものによっては勇者でもないと太刀打ちできないだろうが。
- デザートゴースト
黄色の毛皮に灰色の舌を持つ上位種。
砂漠に登場するモンスター。ナンバリング作品では『ドラゴンクエストⅣ』にのみ登場。
砂漠で蜃気楼と共にゆらりと現れることからそう呼ばれているらしい。
HPと攻撃力が高い典型的なパワー派で、通常攻撃しか行ってこない。出現範囲が非常に狭く、そのうえ長居をするような用事がない地域なのが悲しいところ。
上記のデザートゴーストの転生モンスター。『ドラゴンクエストⅩ』で初登場。
ボサボサの冴えないデザートゴーストが、サンオイルを塗って日焼けして垢抜けた姿という設定がある。
「はげしいほのお」や「あまいいき」を吐いたり、「なめまわし」「魅了攻撃」「超ちからため」を使ってくる。倒すと「好色獣人ハンター」の称号が得られる。
『ドラゴンクエストⅣ』の第2章「おてんば姫の冒険」の武闘大会で現れるボスの一人。
戦闘が始まると四匹に分身をする。四匹の内、本物は一匹だけであとは偽物。偽物を攻撃すると、ミスとなる上、本物が舌を出してプレイヤーを挑発してくる。意外とムカツク。
分身をしているが攻撃してくるのは、本物の一体だけ。ときどき、力をためたり、ひのたまを吐いたりしてくるが言うほど脅威ではない。
だが分身後の偽物との見分け方は一切無いため、完全に運任せ。しかも、分身は毎ターン行われ、その度に本物の位置も変わるため、運に見放されていると一回もダメージを与えること無く敗れることもある。リメイクでは、救済なのか見分け方が存在するため、脅威ではなくなった。
武闘大会の出場者の中では完全にモンスターという扱い(その証拠にモンスター図鑑にしっかり登録される)なので、何故モンスターであるこいつが出場できたのかは謎。そもそもこいつが仮に優勝していたらモニカ姫はこいつと結婚する事になっていたのだろうか…?
『ドラゴンクエストⅪ』ではまさかの再登場を果たすが、グラフィックは異なっており人間の姿となっている。『ドラゴンクエストⅪS』での担当声優は小西克幸。