データ
別名: | 電磁波怪人 |
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身長: | 1.8 - 40メートル |
体重: | 80キログラム - 2万トン |
出身地: | メシエ星雲 |
声: | 谷津勲 |
概要
「帰ってきたウルトラマン」第45話「郷秀樹を暗殺せよ!」に登場した宇宙人。
超兵器の開発で自身の星が荒廃したため、地球を侵略し移住しようと画策、そのために邪魔な郷=ウルトラマンを抹殺しようとした。
上イラストでも分かる通り頭が物凄くデカい。
武器は額の宝石のような部分から放つ緑色の光線。直接的な戦闘力はあまり高くないが、知能は高い模様。
まずロボネズを送り込み、ウルトラマンを倒そうとするが失敗。
次に電磁ベルトで操った白鳥座61番星人の少女・エリカを送り込み、様々な手段で郷を手にかけようとするがことごとく失敗する。
最終的に自ら巨大化してウルトラマンと戦う際は、医師とエリカを人質にしたり、ロボネズに噛まれて破傷風になっている左手を執拗に狙うなど卑怯な戦法を取るが、最期はウルトラブレスレットを受けて赤いガスを発生させ消滅した。
派生作品
ジャッカル軍団大逆襲!!
こちらの世界線では、なんと光の国へ和平交渉を申し出るために使節団を派遣した設定。
光の国へ向かう途中でジャッカル軍団に襲撃される。
この経緯から、地球侵略に来たメシエ星雲人は一部の過激派か、それとも星全体が好戦的な民族で時間が経つにつれて和平方針に転向したかのどちらかだと思われる。
酩酊!怪獣酒場
第25話で初登場。酒場の元従業員で、ダダが昔遊びで縮小化してしまい、そのまま箱の中で暮らしていた。
第51話では駄菓子屋を経営しており、かつてはエリカなる義理の娘がいたが、事故で死別してしまった悲しい過去が明らかになった。原作とは違って「本当の娘のように思っていた」との弁。
新盆で現世に帰ってきたエリカの霊が、店の棚から発掘したロボネズのプラモデルの値段をネットで調べて見た所、駄菓子屋を改装できるほどのプレミアが付いている事実が発覚。この姿からエリカは、自分を引き取ってくれたメシエ星雲人を感謝していた本心が窺える。
ウルトラ怪獣散歩
M1号やロケに協力してくれた現地の人々にも、名前が認知されていなかったり(むしろ、M1号はロボネズの方が印象に残っている)、初代ウルトラマンの像に向かって「郷秀樹、お前の最期の時が来た……』と口にして、周囲からそれは「ウルトラマンジャックではない」と突っ込まれたりと全体的にネタ要員である。
なお、彼は円谷英二をとても尊敬しているようで、須賀川市の住民票を貰えると聞いていた際にはテンションが上がっていた(なお、名前はメシエ星人と誤植されており、住民票の柄はジャックではなく、ウルトラセブンだった)。
ULTRAMAN
メシエ星雲人がモデルと思われるジャックの知己である青年フレッドが登場。
地球人に擬態して夫婦で平和に暮らしていたが、ある時、異星人を恐れる地球人の暴徒によって妻がリンチの末に殺害され、堪忍袋の緒が切れて正体を晒すが、シネラマショットのような光線兵器を浴びせられて倒された。
この事件により、例え異星人の側に落ち度がなくとも、地球人の側に立たなければならない正義の非情さを光太郎は見せ付けられる事となった…。
余談
『帰マン』の怪獣・宇宙人担当のスーツアクターは遠矢孝信氏だが、メシエ星雲人の着ぐるみは遠矢氏の体格に合っていなかったため、急遽体格の合う若手のスーツアクターを代役として参加させたが「着ぐるみに入っての演技に慣れていなかったため、うまくいかなかった」との逸話がある。
テレビでは『帰マン』以降登場しなかったが、BSフジで放送されている『ウルトラ怪獣散歩』で登場を果たしている。テレビの出演は44年振りの登場となる。
関連動画
関連項目
ファイヤー星人:同じく頭が巨大な宇宙人だが、頭部の質量に反して頭脳が小さく、メシエ星雲人と比べるとやや力押しに頼りがち。また、細身のメシエ星雲人と違い、ファイヤー星人は体格はガッチリしている点も異なる。