遠矢孝信
とおやたかのぶ
1946年10月21日、鹿児島県生まれ。
1968年に日本大学出身者のアクションチーム「JFA(ジャパン・ファイティング・アクターズ)」に参加する。ちなみにウルトラマンジャックのスーツアクターを勤めたきくち英一や昭和ウルトラマンの助監督、監督の一人である東條昭平は同じ大学の先輩である。また同年にマイティジャック第8話のQ工作員役として出演。
1971年にJFA代表の渡辺高光らが出演していた「スペクトルマン」でゴリ博士やイゴール星人を演じており、演技に手話のような動きを取り入れたとされる。
また同年から放送開始された「帰ってきたウルトラマン」においてザザーン、デットン、ツインテール、ゼラン星人、ムルチ、ブラックキング、メシエ星雲人、ミステラー星人(善)、バット星人以外のほとんどの怪獣や宇宙人を演じている。ちなみにプリズ魔は操演を担当した。また、「帰ってきたウルトラマン」の殺陣は遠矢ときくちとの打ち合わせで行われた。
「帰ってきたウルトラマン」以降は快傑ライオン丸のゴースン怪人や「ウルトラマンA」のレボール星人人間態を演じるなど俳優やスーツアクターとして70年代から80年代の色々な作品に出演している。
1974年の「電人ザボーガー」では、恐竜軍団の幹部の一人である悪魔ハットを勤めていた。また同年放映のゴジラ対メカゴジラにおいて、睦五郎や草野大悟、渡辺高光らとともにブラックホール第3惑星人を演じた。
「帰ってきたウルトラマン」第39話の「怪獣使いと少年」が「スペクトルマン」の九州ロケとバッティングしたのをはじめ、「スペクトルマン」とスケジュールがバッティングした際には、当時助監督だった東條昭平やJFAの若手が代わりに怪獣のスーツアクターを勤めたとされる。
二人入る形状の着ぐるみだったパラゴンでは有川兼光とともにスーツアクターを務めていた。
メシエ星雲人の着ぐるみが体格に合わなかったので、体格があう別のスーツアクターが代役したとされる。
- マイティジャック(Q工作員)
- 宇宙猿人ゴリ(ゴリ博士、イゴール星人)
- 帰ってきたウルトラマン