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CV:阪脩


スペック編集

種別宇宙忍者
身長ミクロ - 45メートル
体重0- 3万トン
武器不明

概要編集

帰ってきたウルトラマン』第41話「バルタン星人Jr.の復讐」に登場。

初代バルタン星人(=『ウルトラマン』第2話で倒された個体)の息子を自称する。

出身地はバルタン星人の残党が移住したとされる「R惑星」ではなく「バルタン星」出身となっている。名前からすると、核戦争で滅んだはずのバルタン星人の母星としか考えられないが、詳細は不明。


劇中、復讐と称し「ビルガモ作戦」を実行。建設中のビルに偽装し地球上でロボット怪獣ビルガモを建造、ウルトラマンジャックに挑戦する。


容姿編集

全体的な形状は初代バルタン星人に似た姿。小ぶりになった両手のハサミ、ウロコ状の突起がある足などをはじめ、全身各所に違いがある。


先代(初代)は科特隊のアラシ隊員の身体を操り、片言の日本語を話していたがこの個体は自前の声と思しきハキハキとした男性の声を発し、笑い声も「フハハハハハハ」という快活なものになっている。

かなり饒舌で、人間と会話も成立するようになっており、地球文化を取り入れた言い回しを用い話術も向上。バルタン星人に共通の高い知能を窺わせる。


  • 着ぐるみは『ウルトラファイト』や『レッドマン』などにに登場したもの(アトラクション用を転用)から型取りし、これをベースに新規造型されたものである。

能力編集

飛行能力を除けば戦闘向きの超能力などは披露しておらず、その方面の詳細な能力は不明。

冒頭での赤い流星に偽装して地球に侵入したこと、ビルの内部で姿を消し行動していたこともバルタン星人Jrが持つ超能力の一端かと思われるが、劇中では明言がなく詳細は不明。


後年販売された「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」を始めとする書籍によると、-140度の冷凍光線、タンカーをも持ち上げる反重力ビーム、ハサミからのミサイル弾などの能力を持つとの事だが、300以上の超能力を持つとする異説もある。


劇中の動向編集

建設中のビルを巨大ロボットビルガモに改造し、地球人やウルトラマンへの復讐を画策。

人質をビルガモ内部に監禁し、ウルトラマンジャックの反撃を封じ打倒する「ビルガモ作戦」を決行。おびき寄せた坂田次郎少年やMAT隊員らを首尾よく確保し、勝利は盤石かと思われたが内部から脱出され作戦は破綻を迎える。

ビルガモがジャックに破壊されると、残骸の中から巨大化して出現。そのまま戦いを挑むのかと思いきや、「まだ勝負は一回の表だ!」と、再挑戦を予告して逃亡を計り、飛行中にジャックのスペシウム光線を受けながら消失。

爆発する描写は無く、死亡したのか生存しているのかは未確定。意味ありげな去り方であるが、少なくともこの個体が後のエピソードで再登場したことはない。


他作品での登場編集

ウルトラマン超闘士激伝編集

かなり幼い姿で描かれており、蝶ネクタイをつけて語尾には「でしゅ」を付ける甘えん坊。戦闘力は低く、ビルガモラジコンで動かして戦う闘士バルタン星人の息子とかではないらしい。

銀河最強トーナメント第2回大会ではあっさり予選落ちし、救護班からペロペロキャンディーを渡されて慰められていた(バルタン星人の口の構造でなめられるのかとツッコンではいけない)。ヤプール軍団の侵攻の際にはキングジョーガメロットクレージーゴンなどを操縦して立ち向かった。

第3回大会ではパワードバルタン星人に負けてまたも予選落ち。


帰ってきたおとうさんはウルトラマン編集

一児の息子がいる父親として登場。この絵本のもう一人の主人公であり、地球侵略がお仕事(?)のようで何度もジャックに挑んでは負けており、飲み会で飲みすぎるきらいがあるらしく、ゼットン二代目に止められるシーンも。

ただし、デザインはシリーズ第1作に登場したバルタン星人と同じであり、息子の方がJr.モチーフという可能性もあるが。


ウルトラ忍法帖編集

朧党少年忍者隊の一員「罵流丹Jr.」として登場。めひらすの子供キミヒロの子分でもある。かつては同学年のタロウやレオと同じく鶴亀国立忍者小学校に通っていたが、後にキミヒロ共々退学して朧党が設立した忍者小学校に入った。

皆揃ってめひらすからの信頼は非常に低く、ウル忍との戦闘は許可されず煙草の購入や銀行の預金引き出しといった雑用ばかりやらされ、キミヒロからも相手の攻撃を防ぐ盾に使われる等、非常にぞんざいな扱いを受けていた。

初登場時はめひらすに認めて貰うべく勝手に将軍を誘拐し、下手糞な脅迫状を送ってウル忍と戦うも、大人のマンセブンには勝てず、人質も取り返された上に同じく子供のタロウにも全員纏めて敗北した。

忍小入学式では野良犬を新入生として連れて行ったが、キミヒロが同じく新入生として連れて来た熊に食い殺され、残った骨も気持ち悪いとゴミ箱に捨ててしまった。

朧忍小壊滅後は暫く登場しなかったが、「マッハウル忍忍」の巻で再登場。屁゜喝嵯Jr.と組んでキャスター付椅子(作者みどーの私物を盗用)で出場したが、同じく恐竜戦車で出場していた沸苦が予め仕掛けていた地雷で他の出場者共々吹き飛ばされてリタイアとなった。

ネオ朧党編では新首領のマンの下で働くのを嫌った罵流丹や零岌乱が設立した元祖朧党にキミヒロや他の子分共々参加し、最後まで残った対抗勢力としてネオ朧党と戦うことになる。


余談編集

  • 内山まもるによる漫画版では、「最後のスペシウム光線で死んでいなかった」という設定で後日談が描かれている。
  • 地球人はともかく、ウルトラマンジャックはウルトラマンと外見が似ているだけの別人であり、言うまでもなく直接の利害関係には無い。遺恨は世代を超えて引き継がれるというメッセージ性の表現なのだろうか。
  • 旧作人気怪獣を再登場させる『帰マン』の「延長にあたっての強化案」の一環として登場した。
  • 声を演じた阪氏は次話に登場するストラ星人最終話に登場するバット星人も演じており、他に『ウルトラマンタロウ』第2話・3話のライブキングの笑い声も氏のもの。
    • また、この回のゲストであるススム少年役の斉藤信也氏は、『タロウ』のレギュラーである白鳥健一を演じているため、再共演した形になる。MAT丘ユリ子隊員役の桂木美加氏とも第16話にゲスト出演によって再共演している。
  • 迷言「勝負はまだ一回の表だ!」だが、こんな台詞が自然に出てくるとは、地球の文化をリサーチしているうちにどれだけ野球好きになったのだろうか。あのハサミではバットを持てる訳がなく、自分では決してプレーできそうもないが……。この台詞と惨敗ぶりから「一回の表でコールド負けした」という声もある。
    • ちなみに、ファミコンソフト『ウルトラマン倶楽部3』の野球ミニゲームではバルタン星人がピッチャーを勤めている。ハサミではバット等を握れそうもないが『ウルトラファイト』では五本指の手で木刀を握って戦ったエピソードが存在する。


関連項目編集

ウルトラ怪獣 帰マン怪獣 野球 2代目

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