概要
『ToLOVEる』及び『ToLOVEるダークネス』のヒロインの一人・ララ・サタリン・デビルークが開発した発明品。
発明品の名称は、(一部を除いて)主に「擬態語もしくは擬音語の繰り返し+機能に関連する英語+くん」で統一されている。
非常に頭脳明晰であり、その頭の良さを生かして多彩な発明品を開発しているララだが、自身のこだわりから、効果が強力すぎたり、服が脱げたりするといった欠点を抱えている品が多く、度々エッチなトラブルを引き起こしてしまう(結城リト曰く「どこか抜けてるけど何かすごい」)。
発明品リスト
名称 | 初登場 | 使用方法・内容 | 備考 |
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ペケ | 『ToLOVEる(以下:無印)』第1話 | 様々な衣服に変化することができる万能コスチュームロボ。ただし充電式のため電池が切れる、或いは何かの拍子にペケが体から外れてしまうと問答無用ですっぽんぽんになる危険性がある。 | 作中では、ペケの機能を簡略化した「簡易ペケバッジ」も登場しており、こちらはデータをインストールした衣服を着用できる。 |
デタイヤル | 同上 | 発明品などの出し入れに使う携帯電話型のメカで、電話としての機能も有する。 | ララの妹のナナとモモも姉が作ったデダイヤルを所持しており、ナナは動物、モモは植物を呼び出す際に使用している。 |
ぴょんぴょんワープくん | 同上 | 生体単位での短距離ワープを可能とする腕輪型のメカ。ただし緊急用アイテムのために行き先は指定できず、加えて身に着けている衣服をワープさせることはできない。また、1度使うと充電に1日かかる。 | 後に改良され、行き先は指定できるようになったが、衣服がワープできない点は改良されていない。更にその後、『ダークネス』では着衣を含めたワープが可能な改良版が登場したが、実際は靴下やストッキングしか対象にならなかった。 |
ぴょんぴょんワープくんDX | 『無印』第66話 | 上記のぴょんぴょんワープくんにさらなる改良を施したメカ。ワープ距離の延長に加え、衣服もワープできるようになった。しかし据え置き型であり、機械そのものは出発地点に置き去りになるため、往復には使えず遠くまでワープする場合は別の帰還手段を用意しないと遭難するハメになる。 | |
ごーごーバキュームくん | 『無印』第1話 | 何でも吸い込むタコ型のバキューム。 | 作中では2号も登場している。 |
ごーごーバキュームくんA(-あんこう) | 『ダークネス』第36話 | アンコウ型の掃除機。自動センサーでゴミだけを選んで吸い取る。動力源はマイクロブラックホール(ララ曰く「吸引力にこだわった」)。 | 作中ではメアに脅かされたお静が無意識に発動した念力を浴びて暴走してしまい、校内の女子生徒達の衣服や下着をゴミと認識して手当たり次第に衣服と下着だけを吸い込むという危険なマシンと化す(衣服を吸い込まれる被害を受けなかった男子生徒は暴走したごーごーバキュームくんAにふっ飛ばされていたが、何故か校長は衣服を吸い込まれていた)。最終的にはナナによって破壊されたが、動力源が外に出たために一時は危うい事態に陥った。 |
くんくんトレースくん | 『無印』第7話 | 犬の形状をしたメカ。特定の人物を探させる際、対象の匂いを嗅がせることでその相手を見つけることができる。 | 語尾に「〜ダス」をつけて喋るが、くんくんトレースくん改として改良されると、語尾が「〜ワン」になった。 |
じゃーじゃーワープくん | 『無印』第8話 | 洋式トイレのような形状のメカ。対象を流して惑星外へ追放できる(リト曰く「なんつーメカだ」)。 | 作中ではこの発明品でギ・ブリー(および春菜を拘束した触手メカ)を地球外へ追放した際、入浴中のザスティンの元に飛ばされた(ザスティンはかなり慌てていたが、ブワッツとマウルは何故かこの騒ぎに気づかなかった)。 |
ざぶざぶウェーブくん | 『無印』第13話 | 亀型のメカ。水中に設置することで強力な渦を作り出す。 | |
ぱくぱくイーターくん | 『無印』第14話 | 恐竜型のメカ。 | ララが台風を止めるために雲を全て食べさせようとしたが、風に飛ばされてしまった。 |
でるでるビジョンくん | 『無印』第16話 | 立体映像を出すメカ。 | ララが臨海学校の肝試しで幽霊の立体映像を出現させたが、パニックを起こした春菜によって壊された。 |
らくらくランナーくん | 『無印』第31話 | 踵にブースターを装着した靴。高速で走ることができるが、自力で止めることはできない。 | |
べとべとランチャーくん | 『無印』第37話 | とりもちを乱射して相手の動きを封じるバズーカ。 | ララがヤミを捕まえる際に使用するが、全てかわされてしまい、一部のとりもちがリトに当たってしまった。 |
とるとるハンドくん | 『無印』第37話 | マジックハンド型のメカ。 | ララがヤミを捕まえる際に使用するが、失敗する。 |
くるくるロープくん | 『無印』第37話 | ロープ型のメカ。 | ララがヤミを捕まえようとして切られてしまうが、『ダークネス』では2号が登場している(ペケ曰く自動で何でも縛り上げ、荷造りには便利なアイテムらしいが、アクシデントでララ自身を縛り上げてしまい、リト共々エロい目にあった)。 |
まるまるチェンジくん | 『無印』第43話 | お互いの身体を入れ替えるメカ。ただし、身体能力は元の身体の持ち主に準じる。機械そのものには取り立てて欠陥は無いが、使用者の性格に問題があった。 | 初登場は『無印』第43話だが、名前が判明したのは後の『無印』第105話。また、『ダークネス』では小型化された「-改」のβ版が登場しているが、タイマー式になっており、任意での解除ができない仕様になっている。 |
ばいばいメモリーくん | 『無印』第48話 | 記憶を消去することができるメカ。 | 作中ではララが、リト達から自分に関する記憶を消すために使用したが、リトや春菜をはじめとして主要人物には全く効果が出なかった(しかし何故かザスティンには効果があり、自分の名前まで忘れてしまった)。 |
すいすいイルカくん | 『無印』第66話 | イルカ型の機械。極めて粗暴な性格で、海の上を暴走する。 | WJ掲載時では、名称が「ジェットイルカくん」だった。 |
すいすいボードくん | 『無印』第71話 | ビート板(もしくはサーフボード)のような形のメカ。とんでもないスピードで進める。 | |
こんこんスノーくん | 『無印』第73話 | キツネ型の降雪機。日本に季節外れの大雪をもたらした。 | |
ひろびろバスルームくん | 『無印』第76話 | 風呂場のドアに設置することで、一般的な浴室を大浴場にすることができるメカ。 | 『ダークネス』では家の風呂と電脳空間を繋げて、四季折々の色んな景色が楽しめる「電脳温泉システム」も登場する。 |
ぱいぱいロケットくん | 『無印』第100話 | 命中した相手のホルモンバランスを調整し、理想の胸に変身させるロケット(ちなみにペケには何故ロケット型にしたのか疑問を抱かれていた)。 | ララは男性には効果がないよう作っていたつもりだったが、作中ではリトに命中して暴発した結果、リトを女体化させてしまった(後に開発した「解除ミサイル」で女性化したリトを元に戻した)。 |
ころころダンジョくん | 『無印』第106話 | 一定時間、性別を逆転させる光線銃。 | 作中では主にリトの女性化に使用されている。 |
すけすけゴーグルくん | 『無印』第109話 | 物体を透かして見えるようにするゴーグル。ダイヤルを回すことで透過の度合いを変更することも可能で、外すにはコツがいるらしい。 | 主にララが発明品のメンテナンス時に機械の内部構造を見るために使用する。 |
ぱんぱん花火くん | 『無印』第112話 | 爆弾型のメカ。対象に当てると打ち上げ花火のように爆発させる。 | この発明品の登場前には「携帯型花火」というよく似たメカも登場している。 |
うまパカくん | 『無印』第115話 | しがみつくだけでダイエットができる馬型のメカ。 | |
パタパタハイタツくん | 『無印』第119話 | 郵便屋の格好をしたハト型のメカ。対象の肩を掴んで強制的にどこかへ移動させてしまう。 | |
ピタピタくっつくん | 『無印』第143話 | 対象とくっつくことができるU字型磁石の形をしたメカ。任意での解除ができないが、一定時間が立つと元に戻る。 | 作中ではララの尻尾とリトの手がくっついてしまい、モモがメカの解析を試みるも結局仕組みが分からずじまいだった。以降はモモの元で保管されているが、『ダークネス』ではセリーヌがどこからともなく持ち出してしまい、リトとヤミの手がくっついてしまった。 |
視覚等遮断ヘルメット | 同上 | これを被ると視覚・匂いなどが遮断される。 | 作中ではペケがララとくっついてしまったリトに貸してあげた。 |
ぱいぱいアップくん | 『ダークネス』第10話 | 煙を浴びた者を理想の胸に変身させるメカ。 | ララが胸のことを気にするナナのために発明したものの、試作品だったために効き目が安定せず、ナナの胸が大きくなったのに対してモモの胸が縮んでしまうが、すぐ元に戻った。 |
アニマルちぇんじくん | 『ダークネス』番外編 | 自由に動物に変身できるメカ。作中ではこの発明品で春菜は猫、リトはハムスターに変身している。一定時間経つと元の姿に戻る。 | 初登場は『ダークネス』番外編だが、名前が登場したのは『ダークネス』第27話。リトが被害に遭った際は他に被害者が出ないように彼の手で自販機の隅に隠された。 |
みるみるショーツくん | 『ダークネス』番外編 | 人をパンツに擬態させるメカ。 | |
いないいないフープくん | 『ダークネス』第28話 | くぐると人に見つからない場所を検索してワープするフラフープ型のメカ。 | ララ曰く「かくれんぼに最適」らしいが、ぴょんぴょんワープくん同様、服まで完全にワープできないのが欠点。 |
携帯マッサージ機(正式名称不明) | 『ダークネス』番外編 | タッチパネル操作で簡単にマッサージができるメカ。 | ララが腰痛のひどい担任の骨川のために発明したメカで、これを喜んで受け取った骨川はそのおかげで見事に腰痛が回復した。しかしその前に使い方をよく知らないままこの発明品を持ち出したセリーヌがたまたま画面に映し出されたティアーユの全身をタッチした結果、彼女は大変恥ずかしい思いをすることになった。 |
かちこちカッチンくん | 『ダークネス』第43話 | 吹き付けると物体を固めるスプレー。 | |
つるつるスリップくん | 同上 | 地面に叩きつけると、即座に地面を凍らせて敵をスリップさせられる手榴弾の形状をしたメカ。 | |
あわあわソープくん | 『ダークネス』第56話 | 象の形状をしたメカ。鼻から身体を洗うのに最適な細かい泡を出してくれる。 | |
スポンジケーキを作るメカ(正式名称不明) | 『ダークネス』番外編 | 計量器の形状をしたメカ。 | 本来は乗せたものを自動的にスポンジケーキに変換させるメカだったが、試作品だったために乗せたものをボディスポンジに変換させる失敗作になった。 |
にゃんにゃんコピーくん | 『ダークネス』番外編 | 猫の形状をしたメカ。このメカが放つ特殊な静電気を浴びるとその物体は二つに増える。また尻尾を強く握ると、コピー効果はリセットされる。 | コピー機能の他に目覚ましモードや音楽再生モード、休眠モード等も搭載されているらしい。 |
万能工具で改造された発明品
ララが普通の物体を即席で改造できる万能工具(ばんのうツール)で改造を施した発明品。
ちなみに万能工具はバーナーや武器として使用することも可能で、『ダークネス』ではダークネス化したヤミとの戦いで壊れてしまったが、後に修理された。
万能工具+○○ | 初登場 | 使用方法・内容 | 備考 |
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ぶんぶんバットくん(万能工具+バット) | 『無印』第5話 | 噴射口が3箇所取り付けられており、振ると同時に噴射することで強大な力を発揮できる。 | 万能工具で改造された発明品の中で唯一「○○くん」と名付けられている。 |
万能工具+椅子 | 『無印』第11話 | ララが万能工具で改造した椅子。机作業のスピードが早くなるが、その代償として使用者の精根が尽き果ててしまう。 | 作中でこの発明品を使用した才培のアシスタント達は全員アシスタントを辞めてしまい、代わりとしてザスティンらが派遣された。 |
万能工具+銃 | 『無印』第34話 | 万能工具で改造された沙姫の銃。別荘を粉々にするほどの破壊力を有する。 | |
万能工具+スケート靴 | 『無印』第39話 | ララがよりスピードを出そうとして改造したスケート靴。しかし回転の結果、ペケが外れてしまうほどの暴発を起こした。 | |
万能工具+リトの携帯電話 | 『ダークネス』番外編 | リトが誤って携帯を壊してしまった際、ララが修理と同時に改造した携帯電話。この電話を通して喋ると相手を心地よくさせる魅惑(チャーム)ボイスに変換されてしまい、通話相手を会話もできないほどにメロメロにしてしまう(ララ曰く、「音質にかなりこだわった」)。 | 作中では唯とモモが被害に遭ってしまい、後者の使用後の状態を目の当たりにしたリト達はようやく欠陥に気づき、後の回でリトはスマホに機種変している。 |
関連タグ
香炉木恋緒:作者の次回作『あやかしトライアングル』の登場人物。彼女もララ同様、多彩な発明品を開発している発明家。