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概要編集

ToLOVEる』のメインヒロインであるララ・サタリン・デビルークの故郷であり、宇宙の帝王であるギド・ルシオン・デビルークの統べる国家でもある。


銀河統一戦争を勝ち誇った種族であるデビルーク人が住んでおり、全体的に戦闘能力が極めて高い。更に名前の通り悪魔のような尻尾が生えているのも特徴。

ララ達三姉妹はハート形、ギドは槍や剣の刃のような形状、ザスティンは蠍のような尻尾とそれぞれ形状は異なっている他、その尻尾は人によって感じ方に個人差があるようで、ギドのような男性は平気だがララ達三姉妹のような女性には特に敏感とされている。(ギドやザスティンをはじめとする、男性のデビルーク星人が尻尾を触られる描写はない)

また、その尻尾は場合によっては武器にもなり、ギド&ララ&モモはそこからビームを発射する事ができる他、ララやギドはその尻尾を振り回して相手を攻撃したこともある。


年のとり方や成長の仕方は地球人と同程度だが、あまりにパワーを酷使すると体が縮まってしまい、ギドは10年前の終戦と同時に体が縮んだ他(元の姿に戻るのも10年要した)、ララもダークネスとの戦いで数ヶ月ほど体が縮んでいた時期があった。


地理や環境・文化に関しては不明な部分が多いが、季節の概念が無いらしく無印12話では「デビルークには夏なんて無い」との事。続く13話では、デビルークにはプールという物が存在していない事がララの台詞で判明している。

また、王族には必ずしもデビルーク人でなければならないという訳ではなく、王であるギドはチャーム人のセフィと結婚しており、ララの婚約者候補も皆異星人である。





デビルークの主な人々編集

王族編集

デビルーク人に嫁いだセフィ以外のメンバーは、ミドルネームに悪魔や堕天使の名前(ルシファーサタンアスタロトベリアル)をもじったネーミングがされ、逆にセフィは天使のミカエルをもじったネーミングがされている。

ギド・ルシオン・デビルーク編集

デビルーク星の大王で、宇宙一の戦闘力を誇り銀河の統一を制した男性。

言葉遣いは荒く女好きな部分もあるが、その一方で家族のことは本気で大切にしており側室は一人も設けていない。無印127話では6・7歳に満たないララが迷子になっているのをおんぶしながら一緒に連れて帰っており、『ダークネス』27話では戦後に幼い頃のナナが父親の似顔絵を書いたのを見て感涙した事が語られている。

少年時代は、ただひたすら強くなりたいという純真な気持ちで武者修行を行った経験があり、そのおかげでチャーム人の特性に全く引っかからなかった類稀な人物でもある。

セフィ・ミカエラ・デビルーク編集

デビルーク星の王妃。政治の苦手な夫に代わり、彼女が積極的に外交を行ったおかげで行政や他国との関係が良好になったとされている。

元々彼女はデビルーク人ではなく、故郷の母星を持たない少数民族・チャーム人であり(その為娘三人は厳密には純血デビルーク人ではない)、銀河大戦の始まりもチャーム人を巡ったいざこざから来ているともされている。

人種特有のフェロモンの影響で異性の相手を強く興奮させてしまうのが仇となって少女時代から逃げ回っていたが、後の夫となるギドに出会ったことが切っ掛けで彼にアプローチを掛け、ついには結婚したとされている。

ちなみに彼女の存在は無印2話から示唆されていたが、本格的な登場は『ダークネス』49話であり、非常に大きなブランクがあった。また、高校生の長女を設けているのにもかかわらず夫と共に容姿はかなり若々しい。

ララ・サタリン・デビルーク編集

デビルーク家の長女であり、作品のメインヒロイン。

父親がお見合いばかりさせてくる生活に嫌気が差し地球に逃げ込み、最初口実を付けてリトに付いていったが、彼の「自由にさせろ」という言葉を曲解したことが切っ掛けで彼のことを本気に好きになる。恥じらいに疎く、作品当初はアホの子の部分が強く無自覚ながら周りに迷惑を掛けていったが、リトや春菜を始めとした様々な友達と関わっていくに連れて人間性が成長し、『ダークネス』では周りの人物に気を使える程成長しているのが見られる。

メカを開発するのが特技であり、特に終戦前後に完成したとされているペケは少女時代からの長い付き合いとなっている。

ナナ・アスタ・デビルーク編集

デビルーク家の次女であり、双子の姉。固有の能力として動物と会話できる力を持っている。

ララの周りの人物関係やリトとの恋愛事情を確かめるべくモモと共に地球へ訪問した。後に王宮での勉強が嫌になり(彼女は勉強が苦手)地球へ再び訪問し、リトの家に新たなスペースを作ることでそこに住居し、改めてモモと共にメインキャラに昇格された。

父親に似たぶっきらぼうな性格をしており、ララやモモとは対照的にリトの事はあまり良い印象を持っていない一方、マロンから春菜とリトとの関係性を知ったことや彼に優しくされた事から、ある程度認識を改めている模様。

モモ・ベリア・デビルーク編集

デビルーク家の三女であり、双子の妹。こちらは植物と会話できる力を持っている。

最初の地球訪問では、ララの作りかけのゲームを改造してリト達を巻き込ませる役割を果たした。リトの事は最初から長所を把握しており、彼女が裸の状態でリトに見られても特に気にしない他、リトがセリーヌを救うために危険を顧みず原始惑星へ行くことを決意したことや、モモの手違いでペケにリトの意識が入り込んでしまったのを彼が体を張ってフォローしたのを切っ掛けに、モモはリトに好意を持つようになった。

『ダークネス』ではメインヒロインに抜擢され、彼女の掲げる「ハーレム計画」を遂行しようと画策している。そこには、モモがリトに振り向いて貰いたいという心も込もっていた。

その他のキャラ編集

デビルーク人の一般人は殆ど登場しないため、準レギュラーに限ると王家周りの人物に限定される。

ザスティン編集

デビルーク星王室親衛隊・隊長。家出してきたララを連れ戻すために地球へやってきた。

デビルーク星最強の剣士で、愛剣「イマジンソード」を使って相手を翻弄する。威力は大型トラックや自動販売機を木っ端微塵にする程強いのだが、想定外の事に遭って事故にあったり駆けつけたのは良いが他の人が活躍した影響で出る幕が無かったりと、いまいち活躍の場に恵まれていない。騎士道精神を重んじ女性に優しいのだが、方向音痴なのがネック。

リトの父親である才培のアシスタントがララの発明品のデメリットで辞めてしまったのが切っ掛けで、ブワッツやマウルと共に代わりのアシスタントを務めるようになったが、今では才培に匹敵するほどのプロレベルに上達しており、少女漫画のような作品で漫画賞に応募した事もある。

マウル編集

ザスティンの部下で、ブワッツと共に黒いサングラスを掛けている。こちらは黒髪であり、大型トラックを軽々と持ち上げられる怪力な男でもある。

アニメや漫画が好きであり、無印3巻の外伝では「爆熱少女 マジカルキョーコ」の限定フィギュアを知っていた。デビルーク星に戻ったらそれらを広めるとの事で、ザスティンは異星間の交流に関して感涙していた。

ブワッツ編集

ザスティンの部下で、こちらは金髪のオールバックであり、左目には切り傷が出来ている。

彼はマウルに対するツッコミ役が多く、漫画の新人賞に入ることに対して頭を叩いて注意したり、漫画やアニメに関する文化を「すげぇ限られた文化」と言うなど苦労人として描かれている傾向にある。


意外な外部出演編集

その後、集英社による漫画配信サービス「少年ジャンプ+」で配信された別作品『デッドプール:SAMURAI』第8話にて、デビルーク星がサノスによって滅ぼされた事が判明。

これにはさすがのデップー「アンタは存在しちゃあいけない生き物だ!!」と、どこかで聞いたようなセリフでブチギレている。


サノスがデビルーク星を滅ぼした理由については諸説考察がされたが、詳細についてはこのTogetterまとめを参照のこと。


また、本作をもってToLOVEるの世界観がMarvelユニバースと共有されたのではないか?、などと考察勢の間でちょっとした話題になった。当該回が公開された2021年3月18日はTwitterに「デビルーク」「ToLOVEる」がトレンド入り。さらに『ToLOVEるダークネス』公式アカウントも反応した


なお、サノスの言っている事が本当だとした場合、サノスの軍は先述のギド王やザスティン、その他の銀河統一戦争を勝ち誇ったデビルーク人を下してデビルークを滅ぼした事になり、MARVEL最凶クラスのヴィランの実力を裏付けることとなるだろう。実際、MARVELを知らないジャンプ+ファンからはデビルークを滅ぼした事でサノスの強大さ(と、同時にいかに存在しちゃあいけない生き物か)を認識したという声が聞かれた。


ところがその後、2021年4月5日月曜日発売の週刊少年ジャンプ2021年18号の巻末作者コメントにて、あやかしトライアングルを連載中の矢吹健太朗本人から、「デビルーク星が滅んだとのウワサ。僕には観測できてるので大丈夫!」とのコメントが掲載された。

これに対し、『デッドプール:SAMURAI』原作の風間三四郎はTwitterで諸々を謝罪した


本件が原作者本人にも認知されたと同時に、これにより滅んだのはあくまでMARVELユニバースのデビルーク星であり、原作世界は無事、あるいはサノスのホラだったかの、どちらかという事になった……と思われたのだが……。


………ところが。

真実編集

なんと『デッドプール:SAMURAI』最終回で、実は同作はデッドプールが描いた漫画作品であり、いわば劇中劇であることが明かされた。

デッドプールは「俺ちゃんの日本での出来事を書いたノンフィクション漫画」と言っているが、当人の性格上、デビルーク星滅亡どころか、『デッドプール:SAMURAI』で描かれた内容の全てが、純度100%の嘘から全て真実までありえる、真偽不明の怪しい代物になってしまった


また劇中、デビルーク星を滅ぼしたはずのサノスは、オールマイトの必殺技「UNITED STATES OF SMASH」の一撃であっさりと破れ、挙句にクローンであることが判明する。

しかし、いくらオールマイトが強いとはいえ、原作である『僕のヒーローアカデミア』では、銀河の覇者になれるほど強いようには描写されていない。

事実オールマイトは、僕のヒーローアカデミアの物語が始まる5年前の戦闘で負った重症のために、全盛期の力を失っていることが明らかになっており、作中でもその後遺症が原因で、力が衰えていく姿が描かれている。一方ToLOVEる』のギド・ルシオン・デビルークは、本気を出せば地球をわけなく破壊できる程の実力者であることが、作中で描写されている

そんなオールマイトが、銀河の覇者であるデビルーク星を滅ぼしたクローンサノスを一撃で倒すというのは、『僕のヒーローアカデミア』と『ToLOVEる』両作品の作中描写や、設定を勘案すると、重大な設定矛盾になってしまったのである。


結局、デビルーク星を滅ぼしたという話自体、クローンサノスのホラか、描いたデッドプールが盛ったネタやデタラメかの、どちらかになってしまった


なおデッドプールは、その後描いた漫画を集英社の少年ジャンプ編集部に持ち込んだ。このシーンは実写写真との合成で描かれ、受付や持込に応対した編集者のワカバヤシ氏を含めて、デッドプール以外は全て実写であった。


と言いたい所なのだが、

・サノスの特性として「必ず相手にごく僅かな勝ち目を残す」という弱点がある。

・MARVEL作品自体がどれだけスーパーパワーを持っていようと(乱暴に言えば作品の都合で)たった一発の普通の銃弾に殺されることもよくある。

・クローンでありながらオリジナルの記憶でデッドプールを恨んでいる為、「オリジナルがデビルークを滅ぼしその記憶を持っているが、クローンの力はその程度」ということも出来てしまう。

・デッドプールが「好き放題事件を起こしたあと実写MARVEL社に乗り込んで事件をなかったコトにする」という前科がある。

・東映版『スパイダーマン』や『MARVEL VS CAPCOM』シリーズにも正式なユニバースナンバーが割り振られている。

という点から上記力関係の矛盾や実写描写すらここは出鱈目と言う根拠に出来ない。


なお、各種並行世界に存在する様々なスパイダーマンやその派生存在がクロスオーバーする「スパイダーバース」シリーズにサクラスパイダーが登場したことから、少なくともサクラスパイダーはちゃんと存在することが確定した。


なおMarvelユニバースの定義について英語版wikiでは、次のように書かれている。

Marvel Universe

”The Marvel Universe is a fictional universe where the stories in most American comic book titles and other media published by Marvel Comics take place.”

訳:マーベル・ユニバースとは、マーベル・コミックス社が発行するほとんどのアメリカン・コミック・ブックのタイトルやその他のメディアに登場するストーリーが舞台となる架空の宇宙のことです。

Marvelユニバースのクロスオーバー作品群であるクロスマーベル・シネマティック・ユニバースにおいても、マーベル・コミックス社が発行していない他社作品は登場していない。


関連タグ編集

ToLOVEる ToLOVEるダークネス

ララ・サタリン・デビルーク ナナ・アスタ・デビルーク モモ・ベリア・デビルーク

悪魔 桃色の悪魔

デッドプール サノス


上城龍久:『遊戯王SEVENS』のキャラで、この単語をアナグラムしたような名前で、機械を壊すというララの天敵とも言える能力「ルーク・デ・ビール」を持っている。

連撃竜ドラギアス:上記キャラのエースモンスターだが、本人ではなく幻影ルークによる攻撃名(2回目の攻撃)が「滅殺デビルーク・バースト」となっている。(本来は「滅殺覇王竜王撃」)

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