演:福原遥
概要
ひとびとの宇宙へのイマジネーションが豊かだった50年前に誕生した環状線「ギャラクシーライン」(宇宙ステーションがいくつかある)を走るサファリレッシャーの車掌。シャドーラインの宇宙方面担当の幹部・ナイル伯爵の乗ったクライナーに追われて後続車両と逸れ、25年ぶりに地球を訪れる(それぐらい未来のある路線だかららしい)。
車掌よりも時間に厳しい性格であり、「地上のイマジネーションが低下しているのはレインボーラインの責任」と言ったり、ギャラクシーラインに帰るためとはいえ、ライトを燃料がわりに使っておいて「大した事ない」と評するなど辛辣な物言いが目立つ。当然ながらこのような言動や態度からトッキュウジャーの面々(特にヒカリ)の反感を買ったのは言うまでもない(最終的に和解したが)。
活躍
先頭車両のみで地球に降り立った為、ギャラクシーラインに帰るにはエネルギーが足りず、それは現代の人間の、宇宙へのイマジネーションが低下しているからだと考える。地球へ降り立った際もニンテンドー3DSや携帯端末に向かう現代の人類を「下ばかり見ている」と落胆していたが、イマジネーションは減っていないと考えるライトは、レディとサファリレッシャーをギャラクシーラインに帰すため、ある計画を立てる。
それは5両のトッキュウレッシャーでサファリレッシャー(ライオン)を牽引し、高層ビルと東京スカイツリーを柱にしたジャンプ台を使って宇宙へ行くというもの。しかし、途中で線路は切れてしまい、作戦失敗したと思い込んだレディはやはり現代人のイマジネーションが足りないのではと落ち込んでいたが、ライトに「イマジネーションが足りないのはお前の方じゃないのか?」と指摘され、考えを改めた。そしてライトの合図で車掌の乗るファイヤーレッシャーから空に向けて放水が行われた。すると空に虹が架かり、街には虹を見ようと子供達が集まってきた。子供達はトッキュウレッシャーの姿が目に止まると宇宙へトッキュウレッシャーが飛んで行く想像を始めた。するとイマジネーションの力で本当にその通りになり、レディはギャラクシーラインに戻ることが出来たのである。
その後、トッキュウジャーの戦いに手を貸すために再び地球に降り立ち、変身用サファリレッシャーを貸し与えたり、サファリガオーの操縦権を一時的にトッキュウ1号に与えるなどの活躍を見せた。
いつか人類が宇宙へ自由に行き来できる時代で会える時代での再会を願い、ギャラクシーラインに帰っていった。
後に『VSキョウリュウジャー』にも冒頭と終盤に少しだけ再登場している。
余談
演じる福原遥は、トッキュウ5号に変身するカグラを演じている森高愛とともにティーンズ向けファッション誌『ピチレモン』の専属モデルを行っていた。
また2009年~2013年、NKH教育テレビ『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で主役・柊まいんを演じていたのはあまりにも有名。
レディの「右腕(車掌でいうところのチケットにあたる)」"パス子"が独特のデザインのコック帽をかぶっていることと、その声を「アイ!マイ!まいん!」で妖精・キラキラの声を担当したM・A・Oが担当していることは、そのオマージュと考えられる。
(M・A・Oは『海賊戦隊ゴーカイジャー』でゴーカイイエローに変身するルカ・ミルフィを演じた市道真央の、声優としての名義である)
まだ『上手くできない』というレディのセリフから、レインボーライン関係者が持っているパペット達が腹話術で喋っている可能性も0ではなくなって来た。