「署長命令よ。」
概要
警偉総監七瀬光一郎の一人娘であり、アホみたいに甘やかされたせいか、とんでもないわがまま娘に育ってしまっている。
光一郎へのおねだりで出来たばかりのパトベセルを譲渡され、事あるごとに町と本庁をぶっ壊し、青空署がパブリックエネミー扱いを受けるに至った原因を作り出している。ついたあだ名は「虹色の警際官」(つまり親の七光り)「警偉庁の核弾頭」。
一般常識が皆無どころかマイナスであり、自身の客観的評価なぞどこ吹く風という問題児そのものな人物。暇さえあればネオナンブカノンを目の繋がったおまわりさんばりにぶっ放し、本庁を蜂の巣にしている。有事の際にはここぞとばかりに手柄欲しさに出撃し、レールボーブリッジを落とし、本庁どころか報道機関のヘリコプターまで撃墜し、終いには主人公機「ピースキーパー1号」すら吹っ飛ばした始末。もはや人間の形をしたゴジラである。
おおよそ警際精神の欠片も無い人物であるが、悪いことに戦術・戦略能力は高く、話がシリアスになる分岐√では、凶悪犯罪への対応で出撃する青空署署員に対して的確な指揮を執っている。
「軍隊はね、精いっぱい戦って、力が及ばなければ『負けて』いいのよ。降参しても、それを保護する条約だってあるくらいなんだから」
「でも警際は違う。負けてはいけない、負けることが許されない…それが最強の防衛組織、警際の役目なのよ!」
また赤島(主人公)に対しても不用意な発言をするたびに減給3か月を言い渡したりしている(一部√では実弾を撃ち込みかけている)が、署員サービスは非常によく、頻繁にバカンスや酒宴などを行っている。この辺がパトベセルが窓際…もといホワイト職場である理由でもある。
署員には仇名を付ける癖がある。
異性に対する免疫は作中ヒロインの中でもダントツのドベで、赤島の半裸姿を見ただけで真っ赤になるほど。
意外にもぬいぐるみコレクションというファンシーな趣味を持つが、頻繁に八つ当たりする。好きな漫画は『西斗の拳』。スナック菓子が好物でピーマンが苦手と食の好みは子供っぽい。
年齢は不詳だが『ファミコンロッキー』でのスパルタンXのガセ情報を掴まされたというセリフがある(同ネタ掲載は1985年と、本作発売の23年も前の話なので、下手すれば、三…本人の名誉も踏まえてこの辺にしておこう)。
外見と性格の元ネタは勿論『涼宮ハルヒの憂鬱』の涼宮ハルヒ。立ち位置は空とのやり取りを見る限り、おそらく『機動戦艦ナデシコ』のミスマル・ユリカがモデル(そのためツンデレ要素は少なめ)。