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作家アリスシリーズ登場人物一覧

さっかありすしりーずとうじょうじんぶついちらん

本格ミステリ作家・有栖川有栖『作家アリスシリーズ』のキャラクター一覧
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本作のホームズとワトソン編集

警察編集

大阪府警捜査一課:船曳班編集

名前階級性別年齢人物像など
船曳警部捜査主任。禿頭太鼓腹でだぶだぶのシャツにサスペンダー(ズボン吊り)がトレードマーク。部下達からは親しみを込めて密かに『海坊主』と呼ばれている。連載初期は88キロだが体重が増えてる描写が数回。狭苦しい所が苦手(体型的に)。もしミスター・サスペンダー賞があればアリスは彼を推薦したいと思っている。漢字に強い。言葉遣いに厳しい。運転がけっこう荒い。十六年前は城東署の刑事課にいて当時は今の森下のように気負い立っていた。夏は冷房が効いてる部屋でも扇子使用。
鮫山警部補火村達より3歳上係長/主任。(眼鏡店のモデルかと思うほど良く似合っている)銀縁眼鏡をかけ、眉根にいつも皺を寄せた神経質そうな顔で、火村よりも学者然としている。オールバックで広い額。落としの名人。森下の教育係。火村には執事の如く接する。クールで律儀な話し方。暑いのが苦手。眼鏡を拭くのに使うのはハンカチか眼鏡拭き。愛称は鮫やん
茅野巡査部長船曳班の古株で班一の強面の刑事。見るからに刑事だから、仲間内で『(一般人への聞き込み捜査で)警察手帳見せんでもええな』とからかわれるが、警察手帳を必ず示すようにしている。落としは凄腕。アリスたちにも好意的だが、アリスにとって肚の中が読めない人。夏は扇子使用。愛称は茅野やん
森下恵一20代前半阿倍野署留置場係から引き抜かれ大阪府警捜査一課に転属。船曳班最年少のはりきりボーイ。ジャニーズのOBのような顔立ちで一見御曹司風(同年代の女性から学生っぽく、こんなにプリティで大丈夫だろうかと思われた)。火村とアリスよりひと回り年下。サラサラの髪。アルマーニのスーツ着用。名前がケイイチなので、先輩達から早くケイジになれとからかわれている。『赤い帽子』と『地下室の処刑』の事件は彼の主役回。桜川のワンルームマンション(裏手は西道頓堀川)で独り暮らし。寝巻はパジャマ派。生家は眼鏡屋。叔母は東京在住のヘア・デザイナー。
高柳真知子巡査長→巡査部長火村達より3歳下大卒で、阿倍野署捜査一係(28歳から3年)から引き抜かれ大阪府警捜査一課に転属(火村曰く最短に近い出世)。愛称はコマチ。笑芸好き。お酒はかなりイケる口。おでこが広いのを長い前髪で隠しているショートヘア。顔立ちはどちらかというと和風でよく整っている。目許はぱっちりとしているのだが、憂いを含んだ顔立ち(悪く言うと表情が暗い。陰気な顔)本人も自覚していて更に暗い印象にならないように髪は伸ばさないようにしている(しかし仕事が忙しくて美容院に行けなくてショートヘアを保てなくなることもままある。)若々しいが落ち着いた声。硬派な印象を受ける。推理小説を読むことはないが、(ミステリを)テレビドラマで観たことはある。

担当事件:動物園の暗号/屋根裏の散歩者/ブラジル蝶の謎/彼女か彼か/朱色の研究(前半)/三つの日付/英国庭園の謎/切り裂きジャックを待ちながら/赤い帽子/紅雨荘殺人事件/絶叫城殺人事件/あるYの悲劇/女彫刻家の首/スイス時計の謎/砕けた叫び/不在の証明/地下室の処刑/比類のない神々しいような瞬間(二件目の事件)/白い兎が逃げる/助教授の身代金/ABCキラー(三府県警合同)/妃は船を沈める/長い影/火村英生に捧げる犯罪(謎の脅迫状)/殺風景な部屋/雪と金婚式/アポロンのナイフ/雛人形を笑え/古物の魔/ショーウィンドウを砕く/怪しい店/トロッコの行方/捜査線上の夕映え/


兵庫県警捜査一課:樺田班編集

名前階級性別年齢人物像など
樺田警部係長/主任。※太い眉にぎょろりと大きな目(ダリの繭)削いだような頬、尖った鼻、切れ長の目、薄い眉(ロシア紅茶の謎)で、低音で声優のような美声(アリスが森山周一郎氏バリの声と例えたことも)、渋く甘い声で、180cmを超える高身長。大きな手。喫煙者(セブンスター)。野上が火村達が現場に入るのを快く思っていないのは判っているが、二人が来なくなったら自分より寂しがるのも彼だろうと感じている。既婚者義弟下戸。風呂嫌い。掃除整理整頓されていない部屋など不潔でだらしないのが不快。※彼の容姿は二作で違う(ダリの繭旧版P90では切れ長の目という記述があったが新版ではそちらは削除されている)。菩提樹荘の殺人では太い眉の記述。
野上巡査部長40代叩き上げの刑事(刑事畑で十五年※)で火村とアリス(民間人)が事件に関わる事を快く思っていない(のでアリスは彼が苦手)。火村達より10歳以上は上。40代に見えない老け顔で小柄で猫背で眉間に皺。いつもくすんだ地味な色のスーツ。喫煙者。妻と大学生の娘と息子がいる。糟糠の妻は嬉しいことは素直に喜んでくれる人。夫婦ともに実家生家は神戸市内。珈琲通。愛称はガミさん。※ダリの繭では二十年の記述。
遠藤パパ然とした優しい雰囲気をしている若手の刑事。既婚者で愛妻弁当持参。火村とアリスに友好的。アリスが野上を苦手にしている気持ちも理解しているが、野上から学ぶことは多いと慕っている。よく憶測という言葉を使う。勇み足にならぬように慎重。妻の実家は九州

※兵庫県警メンバーはダリの繭とそれ以降の作品で記述が違う部分が多い。

担当事件:ダリの繭/ロシア紅茶の謎/八角形の罠/妄想日記/雨天決行/ペルシャ猫の謎/異形の客/シャイロックの密室/ABCキラー(三府県警合同)/モロッコ水晶の謎/殺意と善意の顛末/雷雨の庭で/天空の眼/オノコロ島ラプソディ/高原のフーダニット/菩提樹荘の殺人/インド俱楽部の謎/船長が死んだ夜/


京都府警捜査一課:柳井班編集

名前階級性別年齢人物像など
柳井警部人相の悪い福助のような風貌(鉢の開いた額、目付き鋭く、たおやかな印象を与える)。マムシのようにしつこくてタフ。穏やかに話し、振る舞いも紳士的。火村より頭一つ分身長差がある小柄な体格。160cm。一課の刑事になって二十年。狭苦しい所が苦手(精神的に)。高所恐怖症で、他者がビルの屋上ギリギリの所に立って外を観ているのを離れた所から見ることすら耐えられない。モデルの顔というのはあまり好きになれない。娘が英都大学に入学した。
梅津警部補柳井班最古参。五分刈りで痩身。冷静。
南波警部補40過ぎ武道(柔道・剣道・弓道)に長けた猛者タイプの刑事だが、人当たりは柔らかい。外見は殺人課の刑事らしくいかついが、根は繊細な質で、人情家。腹が迫り出してきている。太い指

担当事件:赤い稲妻/ルーンの導き/完璧な遺書/壺中庵殺人事件/雪華楼殺人事件/暗号を撒く男/比類のない神々しいような瞬間(一件目の事件)/ABCキラー(三府県警合同)/鸚鵡返し/火村英生に捧げる犯罪(扼殺事件)/長い廊下がある家/狩人の悪夢/エア・キャット/カナダ金貨の謎/


出版関係者(編集者/作家)編集

名前職業性別年齢人物像など
片桐光雄珀友社の編集者アリスより1歳下アリスの担当編集で、アリスは編集者の中で彼と一番付き合いが長い(アリスのデビューから担当)。一人称は俺・僕・私の記述(ほとんど僕)。力を入れて喋る時ギョロリと目を剥く癖がある。太い眉。大学時代はフラメンコギターでならし(ステージネーム:パコ片桐)、パコ・デ・ルシアが彼の神様だった。アリス曰く『お人好しサミットで日本代表を務められそう』 気になる番組はとりあえず何でも録画する。何でも器用にこなしカメラの腕前も良い。アリスを上目遣いで見る描写がある(ホテル・ラフレシア)ので恐らくアリスよりは身長が低い。無邪気。クロスワードパズルは苦手。住まいは吉祥寺の2DKのマンション→?。トレーニングウェア寝巻。初登場はノンシリーズの『マジックミラー』 珀友社は神保町駅から徒歩三分。八階建て最上階に応接室。文芸編集部は七階(隣に資料室。長机が一つあるだけで椅子無し)。ビルの隣に喫煙可の喫茶店あり
朝井小夜子ミステリ作家アリスより2歳上京都太秦在住だが『いやどすわぁ、堪忍え』なんて物言いは決してしない姐さん。目つきに意志が表れているような人。本格派だがアリスとは作風が違う。キャリアも年齢も二年先輩。アリスとは姉弟のような関係。くりくりのパーマが掛かった髪。アリスは女性との会話での一人称は『私』を使うが、彼女にだけは『俺』を使う。犬に吠えられるのが苦手。アリスや火村より酒に強い(だが泣き上戸怒り上戸)。車の運転は荒い。愛煙家(キャメルマイルドセブン→メンソール) ハスキー・ヴォイス。実年齢より若く見える。独身。恋愛面は純情なタイプで無邪気。大阪南港のレストラン&バーの女性店主に『ソフィア』(「知恵」を意味するギリシア語に由来)と名付けられた。著書は『一千二百年目の復讐』『赤い雨』など

作中に登場する他の出版社

青洋社:大手版元。アリスは(46番目の密室時点で)一度だけ世話になった。

ブラック書院:推理小説よりもSF小説幻想小説に強い

マスコミ編集

名前性別年齢人物像など
因幡丈一郎30代東宝新聞社会部所属の記者。声だけの印象はアリスより少し年下(30歳前後)。色白で肩幅の広いがっちり体型。頭髪が薄くなりかけており見た目では年下に見えない。垂れ目でにこにこと人懐っこい柔和な表情がかえって曲者っぽい。どこか油断ならない雰囲気。ねちっこい。鮫山曰く『ダボハゼのごとくスクープを狙っているようでいて、実態は火村と有栖川のコンビが犯行現場にやってくるのを見て喜ぶファンみたいなものだから無害』

その他関係者編集

名前性別年齢人物像など
篠宮時絵70代火村の下宿先の大家(火村が最後の店子)。火村とアリスからは「婆ちゃん」と呼ばれ慕われている(元店子達からも今でも慕われ、年賀状や12/1の誕生日にプレゼントを贈ってきてくれる)。火村が准教授になった時点で呼び方を「火村君」から「火村先生」に変えた。火村を息子のように可愛がっており、彼は婆ちゃんにだけは頭が上がらない。バウムクーヘン、梅田のロールケーキが好物。お洒落をして芝居見物に行くのが好き。娘が二人以上。還暦の時に初孫が生まれた(火村が20歳の頃)。ダリの繭では70歳。他の作品だと74歳だったり70代の記述。(アリスは地の文でも彼女のことを婆ちゃんと呼ぶ。(時絵婆ちゃん、篠宮の婆ちゃん、篠宮時絵刀自など。彼女にだけは唯一地の文でも呼び捨てにはしない)
真野沙織20代後半私立女子校の英語教師で、アリスの隣人(703号室)。初登場時は27歳(その年に28歳になる記述)で、26歳の時にはアリスの隣人。ぱっちりと大きな黒目がちの目、ふわふわと柔らかそうな長い黒髪。啼かないカナリア(メス。名前は付けてない。鳥籠は白)を飼っており、旅行や研修の際にはアリスに数日預かってもらっている。おどけた仕草を大真面目な顔でするところが可愛い人。
ジョージ・ウルフ火村より3歳上イギリス人。英都大学英文科助(准)教授(英語講師)。火村を『ヒム』と呼ぶ同僚で友人。腕時計は手首の内側に嵌める。碧眼。嘘とパチンコが下手。

火村の飼い猫編集

名前性別拾ってきた人名付け親性格など(火村談)
瓜太郎オス婆ちゃん火村茶トラ。子猫の時の柄が瓜坊に似ていて命名。話しかけられるのが好き。感情の豊かさが人間っぽい。婆ちゃん:ウリちゃん/火村:ウリ
小次郎オス火村火村白黒(頭背中尻尾が黒、顎からお腹にかけて白)。しっかり目を合わせてのスキンシップが大事。怠ると体調を崩す。おっとりした性格だけど、お腹空いたアピールが強烈。婆ちゃん:コオちゃん/火村:小次郎
メス火村婆ちゃんサビ白。3/3に拾ってきたので桃と命名。野良生活が長かったからか紅一点だがワイルド。でも新参者の自覚があるのか遠慮深いのがいじらしい。婆ちゃん:桃ちゃん/火村:桃

関連イラスト編集

アニマルパニックぜっきょうじょうさつじんじけん

ミステリの国のアリス夕暮れ大阪府警前

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