「権力者の考える事は、古今東西常に同じという訳だ」
演:和田聰宏
概要
以下、本作品のネタバレ注意
外星人第2号ザラブが地球に現れ日本政府と条約を結んだ折、その条約が不平等極まりないものである事、ザラブが諸外国への接触を図ろうと不穏な動きを見せている事を神永に伝える。
それでも形振り構わずザラブの締結国に成り下がろうとする日本政府に神永が疑問を抱くと、上記の皮肉めいた台詞を述べている。
その後、ザラブに拐われたという神永のサインを受け取り、彼の指示通り禍特対の浅見弘子に接触、自身が突き止めた神永の監禁場所を伝える。
彼の所属するチームは特殊インクによるマーキングや印画紙による情報の受け渡しなど、捏造防止のためにアナログが主流であり、デジタル機器を悪用するザラブにとってはまさに目から鱗であった。
その後は残りのタスクを浅見に託し、彼女を見送った。
出番は以上だが、神永と共にザラブの暗躍に逸早く気付いた上、彼のおかげで浅見は神永を救い出し、神永はウルトラマンに変身してザラブの野望を打ち砕くに至った事から、ザラブ事件の解決におけるMVPの一人と言えるだろう。
余談
演じた和田氏は、特撮では過去に『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』にてウィル/アナザーゼロワンを演じている。奇しくも同作で交戦した飛電其雄/仮面ライダー1型の中の人も本作に出演しているが、直接の接触は無かった。
また、『シン・ウルトラマン』公開年である2022年のスーパー戦隊作品である『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にて桃井陣を演じており、日本三大特撮への出演を制覇している。
一部のファンからは、名前の由来は『ミラーマン』ではないかと言われている。デザインワークスによると、庵野秀明氏によるミラーマンのリメイクを企画していたが、円谷プロで『ミラーマンREFLEX』として製作する事となったため断念したという経緯が語られている。
劇中での有能ぶりから、「実は彼も外星人なのではないか?」、さらには、『ミラーマン』が元ネタ説を推し進めて「二次元人とのハーフなのではないか?」などと勘繰るファンも居る。