ゲーム概要
和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を原作としているが物語は完全なオリジナルストーリーで、プレイする際はゲームオリジナルキャラクターである主人公の男女どちらかを選ぶことになる。主人公としてオリジナルキャラクターを操作し、剣心ら神谷道場の面々(剣心組)と冒険する。舞台は神谷道場のある東京を中心に関東一円で、ダンジョンや町の名前には実在の地名が使われている。
なお、作中の時期は、蒼紫が修羅となっている状態(操が行方を捜している)である点や、十本刀である宗次郎や安慈が登場する点、真紅の海賊編のメンバーも登場する点などから、初期の東京編と京都編の間の時期と推定されるが、原作の作中では京都で会得する九頭竜閃・天翔龍閃(剣心)、二重の極み・三重の極み(左之助、右手は負傷していない)を作中ではレベルアップによって会得するなどの点もあり、特定はされていない。
豊富な隠しシナリオやミニゲーム、挿入歌七色の風を導入などやりこみや凝った要素が多い。
ゲームシステム
戦闘システム
通常戦闘はエンカウント式。移動やイベントは集団であるが、戦闘は1対1で行う。戦闘は、変則的なターン制で、ターン前に6手の攻撃パターンを決めて攻撃をぶつけ合い、その技同士の強弱関係によりダメージが発生する(じゃんけんの要素)。また、気力を消費して必殺技を放つことも出来る(必殺技でとどめをさすとムービーが流れる)。相手の具体的な攻撃を一部読むことが出来る(技の手数自体は表示されている)。ターン前にはアイテムの使用(1つのみ)、メンバー交代(並び順の次の者と交代。一部イベント戦闘を除く)、逃亡(イベント戦闘では不可)を行うことが出来る。相手の体力(画面下方のゲージ)をゼロにすれば勝ちで、最終的にとどめをさした者だけが経験値を得る。全員の体力がゼロになるとゲームオーバーとなる。
また、イベントでの戦闘として総当たり戦(全員が参加し、1対1の戦闘を1回ずつこなす。勝者が多い方が勝ち)と勝ち抜き戦(負けた方が次の者を出し、全員が敗れた方が負け)がある。
剣心・左之助・斎藤・蒼紫は最初から究極必殺技以外の技を会得しているが、主人公・薫・弥彦はレベル(段)アップや道場での稽古によって会得していく方式となっており、ほぼ完成した強さを誇る前者と、成長段階にある後者との間で、成長の過程を差別化している。
戦闘での攻撃には以下の種類がある。個別に特記はしないが、同じ技同士がぶつかった場合は引き分け(両者ノーダメージ)である。
通常技
いわゆる通常攻撃。上段・中段・下段の3手がある。気力は消費しない(逆に回復する)が1ターンごとに出せる手数は武器によって異なる。上段中段下段それぞれ最大で4回。上段は中段に、中段は下段に、下段は上段に、それぞれ勝つ。
必殺技
気力を消費して使う。気力は100で固定。究極技は気力をすべて消費する。
それ以外の必殺技は、20~70程度消費する。
気力消費が大きいほど威力は高いが、消費が少ない方が、手数を必殺技に置き換えやすい。
通常必殺技
通常攻撃と同じく、上段・中段・下段の3種類がある。通常必殺技同士の勝敗は通常攻撃と同じ。対通常攻撃は、通常攻撃同士で勝てる手であれば引き分けだがそれ以外は勝つ(上段必殺技は下段攻撃とは引き分け、上段・中段通常技には勝つ)。
飛び道具必殺技
離れた所からの投擲や物質を飛ばすことによる攻撃。通常技・下段必殺技・乱撃技には勝つが、上段必殺技・中段必殺技には負ける。
乱打技
いわゆる乱れ撃ち系の技。通常技と上段必殺技・中段必殺技に勝つが、下段必殺技と飛び道具に負ける。
返し技
必殺技に対する反撃技。究極必殺技以外の全ての必殺技攻撃に勝つが、通常技には負ける。
究極技
全気力を消費して究極の必殺技を放つ。他の全ての攻撃に対して勝つ。
※例
敵の手数(プレイヤーは武器やキャラによって手数の総数が違う。敵は総数6回で固定。)
上段3回 中段1回 下段1回 必殺技1回
敵の攻撃パターン(プレイヤー敵共に6手固定)
上⇒必⇒?⇒?⇒?⇒?
敵が上記の攻撃をしてくる場合、プレイヤーは
1手目を上段に勝てる下段を、
2手目は敵が何の必殺技を使ってくるか分からないが、返し技ならたいてい勝てる。
3手目以降は、4手すべて下段を選べば4手中2手は勝てるが、通常技は上段中段下段それぞれ最大4回(武器によって異なる)までしか選べないので、通常技に確実に勝てる乱打技や飛び道具必殺技を絡ませるといい。
ストーリー
登場キャラクター
主人公
聖(ひじり)、輝(ひかる):声 - 竹内順子
十勇士陰謀編の主人公。男女どちらかを選ぶことになる(デフォルトは前者が男性で後者が女性)。名前は変更可。
年齢は14-15歳程。背は聖のほうがやや高く155cmほどとのこと。
今十勇士によって滅ぼされた戦闘集団「神爪の里」の最後の生き残りで名前以外の記憶を全て失っている。
カラフルな服装と耳元だけ髪を伸ばすのは「神爪の里」的なファッションらしい。
体術を心得ていて防御にも適した小ぶりな小刀を使い戦う。忍者のような変わり身や分身などの技が多い。なお、体術と小刀を組み合わせた忍者っぽい戦闘スタイルで炸裂弾を投げる技やカマイタチを飛ばす技を使うなど、意図してか偶然か東京編の敵キャラの要素が多い(なお、これは偶然と思われるが境遇はるろ剣原作のラスボスと似ている)。
ちなみに必殺技で使用する小道具は装束の内側に隠しているらしい(摩利支の型で使用する丸太を何処から出しているかは謎だが)。
プレイヤーの分身という位置付けであるため、ゲーム中は台詞等を発しない(戦闘では掛け声を上げる)が、開発者側は聖がちょっと抜けたお人好し、輝がしっかりものとしてイメージしたらしい。
なお、男女別に起きる限定イベント以外は聖と輝でシナリオにほぼ変化がない……と思いきや、最後の最後で全く違う結末になる。聖に感情移入してその結末にモヤったプレイヤーが輝のEDで愕然とした…なんて事も。
原作から登場する仲間キャラクター
緋村剣心(ひむら けんしん):声 - 涼風真世
漫画原作の主人公。本作では仲間として行動する。
人斬り抜刀斎と呼ばれていた維新志士。
使える武器が極端に少ないキャラ(ある意味当然ではあるが)。加入時より究極必殺技以外の全ての必殺技を会得済み。全般に技の消費気力は大きい。
ゲーム起動時に始まるオープニングデモにて十勇士の暗躍を感じ取り、その調査のために神谷道場を出ていたため、(隠しイベントにおける斎藤と蒼紫を除いて)最も仲間になるのが遅い。
デート条件は料理イベント(総数5)をこなし成功させること、皇海山のイベントで剣心の言葉に同意すること、筧を倒したあとで剣心に真っ先に話しかけること。
神谷薫(かみや かおる):声 - 藤谷美紀
漫画原作のヒロイン。神谷活心流剣術師範代で街で評判の剣術小町。本作では記憶を失った主人公を道場に住まわせた。移動中は着物姿だが、戦闘時は道着姿になっている(どこでどのように着替えているかは不明)。
各種媒体での彼女の例に漏れず今作でも一時敵に囚われてしまうが、(かつて刃衛の時にやった様に)敵にかけられた催眠術を自力で破ってみせるなどタダでは起きない芯の強さもちゃんと見せてくれる。
武器は竹刀・木刀(弥彦と共通)。全体的にバランスよく、必殺技もまんべんなく習得するが、飛び道具技のみ習得しない。
デート条件は赤べこでの誘いを素直に受けること、料理イベント(総数5)をこなし成功させること、筧を倒したあとで薫に真っ先に話しかけること、下妻町のイベントで年念の話を聞いた後に薫のわがままをきくこと。このわがままを聞いてしまうと隠しイベントが発生しない。
明神弥彦(みょうじん やひこ):声 - 冨永みーな
父を戊辰戦争で、母を病で失い孤児になったところをヤクザに引き取られスリをしていたが、現在は神谷道場に居候し神谷活心流門下生として日々修行をしている。
武器は竹刀・木刀で、薫と共通。敏捷性が高いほか、敵の技や剣心の技の模倣技なども会得できるため、技の種類は豊富。特に同種のもの以外の全ての必殺技に競り勝てる究極必殺技(天地人剣)をパーティーメンバー中一番低いレベルで習得出来る点は重宝度が高い。ただ、薫と同じく飛び道具技は会得しない。
デート条件は紙相撲に連続で全勝すること、皇海山のイベントで弥彦と一緒に薫を心配すること、横浜の教会のイベントをこなすこと。
相楽左之助(さがら さのすけ):声 - 上田祐司
元赤報隊隊士。
破落戸長屋在住の喧嘩屋だが剣心達と出会って改心。
唯一武器が存在しないキャラである。必殺技では、上段必殺技と飛び道具技がない。守備が弱めな反面、体力が高い。
デート条件は賭博に勝ち続けること、賭博で千銭以上勝ったら日光の宿屋に泊まること、赤べこでの相談に必ず最初に話しかけること。
四乃森蒼紫(しのもり あおし):声 - 安原義人
江戸城御庭番衆御頭。
主人公が輝の場合だけ仲間になる。本作の蒼紫は原作における修羅と化していた頃としてキャラ付けさせられている(その割には剣心を付け狙っているような描写は無かったが)。十勇士に関わる気は当初は無かったが、十勇士の「最強の軍団を作る」という言葉に反感を抱いて仲間になった。結城の炸裂弾を喰らって重傷を負い、小国診療所に入院して戦線離脱するが、その後姿を消す。
武器の変更はできない。上段必殺技と飛び道具技を会得していない。
デート条件は赤べこで蒼紫に相談をすること、蒼紫が仲間にいる間に南の沼の小屋で秘密特訓を20回以上こなすこと、蒼紫の置手紙を入手すること、御庭番衆の墓にダンジョンで手に入れた花(総数12本)を備えること。花は1本しか持てない上に一度しかいけない場所で手に入る事もある。
斎藤一(さいとう はじめ):声 - 鈴置洋孝
元新撰組三番隊組長。現在は、警視庁の警部補・藤田五郎として、明治の世を生きる。
主人公が聖の場合だけ仲間になる。蒼紫と同様の経緯で仲間になり、その後戦線離脱するが、彼の場合は目的は「政府の密偵として十勇士の調査するため」である。蒼紫とは違い、最後まで小国診療所に入院している(隠しイベントで登場するが)。なお、聖が主人公の場合、弥彦の解毒剤は彼が作ってくれる(輝が主人公の時は蒼紫が材料と精製方法を教えてくれるだけ)。
蒼紫と同じく、武器の変更はできない。必殺技は、牙突系統の技のみで少ない。飛び道具技は会得しない。
既婚者のためか本作ではデートイベント対象キャラではない(もっとも、輝が主人公の時は隠しイベントの中でしか登場しないが)。
今十勇士
本作の敵役。
真田十勇士を名乗ってはいるが、実際は明治の世に適応できなかった者たちの集まり。元武士、忍者、幻術使いなど様々な分野の達人がいる。真田幸村を君主として奉ることで結束力を得、活動している。
なお、以下に記す名前は全て自称(本名は不詳)。
真田(さなだ):声 - 郷田ほづみ
明治政府転覆を狙う今十勇士の首領。
『ファー襟のついた外套を羽織った屈強そうな長身ボディの上に細面のイケメンフェイスが乗っかってる』という、何処と無く比古清十郎を彷彿とさせるルックスをしている。
長刀と幅広な野太刀の二刀流による尋常ではない戦闘力と圧倒的なカリスマ性を持っているが、自身は特にこれといって行動を起こすことはなかった。これは真田が明治という時代を生きられなかった今十勇士を哀れに思ったからで、あくまで象徴的な存在でしかなかったからである。しかし自分を頼ってくれた今十勇士のために、計画の阻害となる聖or輝や剣心組と刃を交えた。
石岡の洞窟での最終決戦の後、瓦礫に埋もれる。エンディングでは今十勇士の遺体が見つかったにもかかわらず、彼の姿だけは発見されなかったことから、もしかすると本物の真田幸村(の亡霊?)だったのかもしれない。今十勇士たちからは実力を頼られているだけでなく本当に慕われており、最期は彼らの遺体を並べて看取るなど、決して悪人ではなかったが、主人公に対して完全に善意でやっと取り戻した記憶を消すなど、どうにも善意が空回りしている感もある。
根津(ねづ)
聖(輝)たちが最初に戦う十勇士。着流しと仕込杖装備のやさぐれヤンキー的な若者。
幕末の動乱で両親を失っている。志士・兵士の類いではない、ただ巻き込まれただけの平民だった両親の死は「不幸な事」と出来ようが、新しい時代がその犠牲に見合うものとは思えなかった事が今十勇士に加わった動機。
催眠術で人々を十勇士の配下としていた。
今十勇士勢でも若輩者なせいか何処と無く拗ねた未熟さを隠し切れておらず、結果的にこれが祟ってラストにて今十勇士の破滅への最後の一押しとなる行動をとってしまう。
穴山(あなやま)
背が高く豊かな髭をたくわえた、槍を使う十勇士。鬼婆騒ぎを起こした。
幕末期はある討幕派の藩主の護衛をしていたが、戦乱が終わり無用の長物とされてしまった事による空虚感のあまり今十勇士に加入。
自身の留守中に部下が犯した失態を(帰るのが遅くなった自分のせいにして)責めずに笑い飛ばしたり、その部下からは敗色濃くなったラストまで変わらず慕われ付き従われたりと、何気に『いい上司』っぷりがハンパじゃない。
清海(せいかい)
最も背の低い十勇士。誠真(せいしん)という部下に命じて霊山で幻覚作用をもたらす花を栽培していた。自分の背丈ほどの数珠を武器とする。
伊三(いさ)
清海の弟で最も背の高い十勇士。金剛棒を使う。
激怒すると自分の身への危険すら見えなくなる様な暴れ方をしてしまう、悪い方の意味での『脳筋』。
海野(うんの)
着流しに下駄姿の、小柄で痩せたギョロ目な老人の十勇士。
筧と同様、幕末期は草という忍びであった(当人評価でも「優秀だった」と言えてしまうほど有能だったらしい)が、多くのことを知りすぎたため命を狙われるようになった。
忍び時代の反動なのか作中での戦い方は、隠し持っている爆弾やピストル等をご丁寧に「秘密兵器だ!」と宣言しながら必殺技として使って来たりと中々にファンキー。
筧(かけい)
高下駄に扇子を武器にする曲芸師のような十勇士。
海野と同様、幕末期は草でありそのため命を狙われ始め、追っ手から逃れる時に右目をも失う羽目になる等の経験を経て今十勇士となった。
…とは言ってもそんな来歴をもってしても擁護し切れない程に、作中での彼の行動は今十勇士内でも随一のゲスっぷりを誇る。
『催眠術で罪も無い無力な子供達を操る』『子供相手に手出し出来ない剣心達を嘲笑』『男児の一人を人質に逃走』『更に追走してきた薫をも拐った上で催眠術をかけて操る』『尚も薫と少年相手に手出し出来ない剣心達の眼前で二人を殺し合わせようとする』『自力で術中から抜け出した薫からの説得を受けて「殺せ」という命令にもがきながらも抗い始めた少年を、遂に直接手に掛けようとする』という鬼畜行為のオンパレード。結果、堪忍袋の緒が切れた剣心の抜刀斎の片鱗を呼び起こしてしまい、敗走しようとする。
が、やはりというか彼の所業は今十勇士側としても目に余るモノだったらしく、直後その場に出現した望月によって「我らの大義を汚す者」として一撃で誅殺されるという、哀れにして胸スカ極まりない死に様を晒して終わる。
由利(ゆり)
十勇士の紅一点。多節鞭を使い、かつて龍也を殺した。父が南里から土地を騙し取られ、自殺に追い込まれ路頭に迷った過去を持つ。聖(輝)にとっては兄の仇に当たる人物(記憶を失っている上にその場に居合わせていなかったため、それを自覚しているかは疑問だが)。側近の部下は大切に思い、彼等が敗北した際は仇討ちを誓うほど怒りを露わにするが、それ故に十勇士では良心が残っている方である。
敗北後、主人公達に説得され、今十勇士を抜けようとするが……。
幸吉(青年忍者)(こうきち)
「小猿」という形容がぴったりなどこか皮肉屋そうな目付きの小柄な老人の十勇士で、猿飛佐助にあたる。忍者屋敷で剣心たちと戦う。
どういう仕組みなのか戦闘時だけ長身・屈強な青年忍者の姿となり、大鉈にも見える幅広大型の刀を武器とする。この刀で相手の胴に振り下ろし気味の強烈な斬撃を撃ち込む「鬼斬り刃」を必殺技としているが、この技は弥彦に習得させる事が可能。
政府転覆を狙っているわけではなく、同じように「滅ぼされた者」である主人公とは全く同じ境遇。
配下と共に「自分たちの時代を取り戻したかった」という理由で今十勇士に加わった様であるが、その実苛烈なで非道な所業を不本意とする穏健・慎重派。根津や海野らによる神爪の里の殲滅も「先走った行い」であるとして良くは思っていなかった。
自分と同じく復讐に走って当然である主人公が新しい時代で生きようとしていることを知り、望まぬ方向に進みつつある今十勇士にこれ以上居続けるのは間違いであると悟り、仲間とともに姿を消す。十勇士で唯一、神爪の里の襲撃(憎む相手でもなく、目的の障害となり得ると言うだけの無縁の存在から叩くと言う考えには乗れなかった模様)には参加しておらず、剣心たちに理解を示して戦いから手を引いたため、今十勇士の中で唯一生き残ったと思われる。
才蔵(さいぞう)
一見優男だが凄まじい幻術を使う十勇士。幼少のころより高度な幻術を操るが世間から評価されなかったため、自分の実力を発揮する場所を求めて伯父である政吉の元から失踪する。
望月(もちづき)
真田の影である十勇士。十勇士の掟を破る者はたとえ仲間であろうとも許さない男。
最後に一度だけ剣心と戦闘するが、究極必殺技まで使う強敵。
尚、彼が真田と共に最奥で待つダンジョンでは決まって彼が使役しているものと思われる大型のカラスが敵として襲ってくる。どれくらい「大きい」かと言うと、人間の頭蓋骨を両の脚にすっぽりと収め啄んで砕いてしまえる程。どうやって育てたのだろうか?
今十勇士配下及び戦闘する者
茜(あかね)・藍(あい)・碧(みどり)
根津配下の少女三人組。それぞれ名前の通りの赤・青・緑の服を着ている。根津と共に催眠術による悪事を行っていた。
三者三様の武器を使い戦闘力もそれなりに持ってはいるのだが、幼さ全開な言動を見てもお察しの通り元々大して真剣な動機で今十勇士に加担していたのではなかった様で竹林で根津が倒されると怖じ気づきアッサリと根津を裏切り逃亡。
そのまま退場したかと思いきや、ストーリー後半にて塩原村に現れ本作随一のメタパートを発生させる暴挙をしでかした上、その始末を剣心達に丸投げして再び失踪してしまう事に。
百鬼(ひゃっき)
穴山配下。南の沼で斎藤もしくは蒼紫と遭遇。斎藤(蒼紫)を味方に勧誘しようとするが断られてしまい、さらに倒そうと襲撃するが逆に敗れる。
小糸(こいと)
穴山の配下。どのような来歴があるのか、巫女の様な出で立ちをしている。
鬼婆の谷で鬼婆に扮しており、新座村の住民を恐がらせていた。
戦闘開始毎に穴山の名を呟いたりラストの石山の洞窟でも彼の配下として登場したりと、穴山に対する信頼は本物だった様子。
誠真(せいしん)
清海&伊三の配下。霊山で幻覚を引き起こす花を栽培していた。
明らかにヘンなテンションでバトル開始したかと思いきや戦い方は堂々真っ当、そんで負ければベソかいて泣く等、目に見えて精神が不安定。
栽培している花の幻覚作用を(知らぬ内なのか自主的になのかは兎も角)受け続けた結果だったりするのだろうか?
左近児(さこんじ)
海野の部下である少年。野生児のような風貌をしている。敗北後に襲い掛かり、結城によって斎藤もしくは蒼紫諸共爆弾を喰らい、以後小国診療所に入院するが最後まで寝込んだままであった。
結城(ゆうき)
海野配下。眼鏡を掛けているインテリ風な男。特技は命乞いらしい。神谷道場襲撃後の消息は不明。
若彦(わかひこ)
筧配下の曲芸師。渋川村で筧の子供誘拐に加担。皇海山で剣心と戦い敗れる。その後、剣心を巻き添えに筧が義眼に仕込んであった爆弾を投げたため死亡。
フーディニ
謎の英国人。その目的は最後まで謎のまま終わった。ちなみに彼に関するクイズで目的について問われるがその答えも「未だに謎」である。
松風(まつかぜ)
由利の部下。カタールの様な握り武器を両手に装備している。回想場面では龍也と戦闘した。剣心達との戦闘後、自害した。
彼の放つ必殺技「旋輪斬」は弥彦が食らって尚且つ勝利すれば習得する事が可能なのだが、そもそも武器のタイプからして違うコレを何故竹刀でやろうと思ったのか疑問でしかない。
千鳥(ちどり)
由利の部下。松風と常に行動を共にしている。原作で尖角が使っていた握り懐剣を大きくしたような武器を使う。回想場面では龍也と戦闘した。剣心達との戦闘後、自害した。容姿から勘違いし易いが、男である。
雷太(らいた)
忍者屋敷に登場した少年忍者。幸吉の配下。
紫乃(しの)
雷太と共に忍者屋敷に登場したくのいち。
彼女の必殺技「桜華散撃」は弥彦に習得させる事が可能。
大猿(おおざる)
松風、千鳥や紫乃、雷太と共に登場した猿。
龍神(りゅうじん)
才蔵の幻術の一つ。
天女(てんにょ)
才蔵の幻術の一つ。
偽シスター1
女主人公限定の修道院でのイベントに登場する。
偽シスター2
フーディニと容姿、使用技が瓜二つ。
ゲームオリジナルサブキャラクター
龍也(りゅうや)
聖(輝)の兄。神爪の里襲撃の際、主人公たちを逃がすために追っ手と戦うが最終的に由利に殺される。
彼が巻いていた鉢巻は後に聖(輝)の手に渡る。
忍(しのぶ)
聖(輝)の幼馴染の少女。
聖(輝)と共に神爪の里を脱出したが、途中で深手を受け失神した聖(輝)を庇って致命傷を負い、残る力で聖・輝を安全圏まで逃がした上でその痕跡を消す為に自分ごと襲撃者達の骸に火を放ち死亡する。
主人公の性別によっては、好意を抱いている対象が異なる。
長老
つまらぬ過去や土地にしがみつきムダな死を遂げるよりも、未来のために若者を生かすことこそなすべきこととして、己の身を犠牲にし主人公達を庇い逃がす。
桧ノ山隼人(ひのやま はやと)
根津の持つ水晶により操られ凶行を働いた愚連隊の青年。正気を取り戻してからは主人公一向に協力する。
本編にはでないが攻略本の記載によると、突っ張っているけれど本当は寂しがりやで現在珈琲屋に一緒に入ってくれる彼女募集中(最初は文通からでOK)だそうである。
輝が主人公の場合はデート対象キャラの1人。デート条件は破落戸長屋にいる彼に50回以上話しかけること。
南里沙織(みなみざと さおり)
南里家の一人娘。
高瀬や爺が父親の所業を沙織の耳に届かないようにしているため、父親の実状を知らない。
生意気なワガママ娘そのものといった言動だが、初対面の主人公の事を「目が澄んでいるから悪い人じゃない」と評するなど人を見る目は確かな様子。
高瀬(たかせ)
南里家に仕える沙織の護衛。
明治11年の世で未だに二本差しの上に髷まで結ってるという、見てくれだけで言うなら剣心以上に文明開化出来てなさそう。
沙織の父の所業を知っているが、沙織の耳に届かないようにしている。
政吉(まさよし)
港に停泊している黒い船の所有者。
才蔵の伯父でイベントの進め方によっては命を落としてしまう(そのとき才蔵はなぜか、まさきちと呼ぶ)。
晋太郎(しんたろう)
本編には直接関係のないサブイベント上のキャラクター。
仲間と遊びでスリをしている少年。
奥山楓(おくやま かえで)
本編には直接関係のないサブイベント上のキャラクター。
とある人探しの目的で東京の酒場で歌を歌う歌姫。彼女と話すと挿入歌七色の風を聞くことができる。
選択肢(主人公の性別含む)によって結末が大幅に変化する。
関守(せきもり)
動乱で散り散りになった里の人間が帰ってくることを信じて刀鍛治の集落であったハスミの里を守り続けている。
特筆すべきはごんぶとブヨブヨジャイアントなその見た目に違わぬ戦闘時の体力値の高さで、普通にプレイしていればこの時パーティーメンバー中一番成長レベルが高いであろう剣心ですら負ける事こそ無けれど倒すのに全撃ヒットで数ターンを要する程。
孝幸(たかゆき)
本編には直接関係のないサブイベント上のキャラクター。
旅の刀鍛冶。
火炎の書を読める最後の刀鍛冶。
病で自分の余命が残り少ない事を悟り、火炎の書に基づく刀を打ち上げる為にそのベースとすべき自分の過去の失敗作を探し歩いている。
彼の旅の行く末を最後まで見届けると、礼として主人公の専用武器であるその刀を譲られる。
イベントの進め方で貰える刀が変化する。
梢(こずえ)
本編には直接関係のないサブイベント上のキャラクター。
横浜で出会う少女。何も言わずに教会に行ってしまった姉を心配している。
主人公が輝の場合だけイベントが発生する。
年念(ねんねん)
本編には直接関係のないサブイベント上のキャラクター。
下妻町の西にある寺の修行僧。大事な香呂を落としてしまい困っている。
主人公が聖の場合だけイベントが発生する。
原作・アニメからの登場キャラクター
高荷恵(たかに めぐみ)
小国診療所で働く女医。
デート条件は町で発見した病人(総数7人)のための薬の材料を持っていって治すこと。あやめやすずめにお菓子をやりすぎると好感度が下がる。
三条燕(さんじょう つばめ)
牛肉鍋の店「赤べこ」の店員で弥彦の良き理解者的存在。おどおどとした少し気弱な性格。
デート条件はダンジョンで手に入れた花(総数12本)を彼女にあげること。蒼紫の条件同様、花は1本しか持てない事と一度しか行けない場所でも手に入る。
関原妙(せきはら たえ)
牛肉鍋の店「赤べこ」の店員で、店主の娘。絵草子を集めるのが趣味。
デート条件は手に入れた絵草子を彼女にあげること。適当に集めていても彼女がデートに登場しやすい。
相楽総三(さがら そうぞう)
実在の人物。左之助や津南が師と仰ぐ赤報隊の隊長。偽官軍として維新志士側に処刑され、左之助が「悪一文字」を背負うきっかけを作った。
主人公が見る夢の中に登場する。
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
鵜堂刃衛(うどう じんえ)
主人公が見る夢の中に登場する。
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
巻町操(まきまち みさお)
四乃森蒼紫に想いを寄せる少女。蒼紫を探しに横浜に来ていた。しかし今回、蒼紫と出会う事はない。
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
相変わらず追い剥ぎ紛いの事に手を染めているようでコワイ男達に追われており、庇ってあげると原作でもお馴染みの乾パンを分けてくれる。
比古清十郎(ひこ せいじゅうろう)
飛天御剣流の現継承者で剣心の師匠。京都にいるはずだが、何故か横浜の茶屋に足を運んでいる。
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
瀬田宗次郎(せた そうじろう)
十本刀の1人「“天剣”の宗次郎」。理由は不明だが横浜に来ている。
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
茶屋での一服にお付き合いすると団子をお裾分けしてくれる。
悠久山安慈(ゆうきゅうざん あんじ)
十本刀の1人「“明王”の安慈」。現在霊山で修行をしている模様。
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
月岡津南(つきおか つなん)
人気絵師で、左之助の友人。本名は克浩(かつひろ)。
ドブ板長屋に住んでいるはずだが、何故か本作では破落戸長屋に住んでいる。さらに、おつかいイベント中は彼の部屋に別人が住んでいる。また、本作では左之助からも「津南」と呼ばれている。
話しかけると時折絵草子を貰える。
更に絵草紙を全て集めた上で彼に会いに行くと、自分の技量の向上の為にも「絵師として目標としている一枚」であるという絵草紙を預かって欲しいと頼まれる。
見てみるとそれは・・・
前川宮内(まえかわ みやうち)
中越流前川道場の道場主。
ちなみにアニメ版には登場しない。
小国玄斎(おぐに げんさい)
神谷道場専属の老医者で小国診療所を開いている。
孫のあやめ、すずめはアニメオリジナルキャラクター。
浦村署長(うらむら)
剣心達が住む町を管轄している警察署長。佐々木平八郎イベントで活躍する。
「浦村」という名前は登場しない。
比留間伍兵衛(ひるま ごへえ)
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
佐々木平八郎(ささき へいはちろう)
アニメオリジナルキャラクター。
本作では比留間伍兵衛によって子供達に読み書きを教えるのに間借りしている寺を潰されそうになる。
このサブイベントを実行した場合のみ、主人公に必殺技「那托の型」を伝授する。
朱羅(しゅら)
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
アニメオリジナルキャラクター。
元海賊・海龍(かいりゅう)の若き女頭。
岩蔵(いわぞう)
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
朱羅に仕える老人。
猿次郎(さるじろう)
物語の進め方によっては会うことができない。サブイベントにて出現する。
朱羅に仕える無口な青年。