プロフィール
アイドル時代からの主なニックネームはこんこん。
概要
「劣等生」が「才女」となるまで
2001年5期メンバーとして加入。しかし、オーディションの最終合宿の時点で候補者達の中ではダンススキルや歌唱力の成長がみられないとコメントされるレベルであり、当時の彼女をメディア上では「劣等生」や「赤点(娘。)」と言い表していた。
本来なら合格どころか不合格決定だろうと思われる所、つんく♂はそんな彼女に対してやはり厳しい意見を述べつつも「そういう奴がロック」「一番最初に出会った時のインスピレーションを僕の中で信じて賭けた」とし、最終的に紺野本人の「努力するところを見て下さい」というコメントから彼女の「可能性」を見出さんと決めたために4人目の合格者とした。
しかし、加入当初は他の3人と比べてパフォーマンスの成長は出遅れた形になり、デビューシングルから暫くはフォーメーションも後列や一番端である事が多かった。さらにテレビ番組収録中に足を負傷してしまうアクシデントにも見舞われ、加入後初のライブツアーもMCのみという波乱と不運のデビューとなる。
が、こういった経緯や落ちこぼれぶりからある意味で一人のアイドルとしてのキャラや個性が立ち、スキルでは出遅れながらも特番でメインメンバーとなったり注目される事が多くなる。
2002年にはグループ主演の舞台でメインヒロイン役に抜擢され、デビューしてから3作目のシングルとなる『Do it! Now』ではセンター・メインボーカルを後藤真希とペアで務め、さらに石川梨華を新リーダーとした「タンポポ」の3期メンバーに新垣里沙と共に加入するなど、1年かけてその活躍ぶりが目立った。さらにさらに後には、カントリー娘。にも藤本美貴と共に追加メンバーとしても加入していたりと、意外にもメンバーの中では他ユニットの兼任数が多かった。
そして彼女のイメージの転機となったのが2003年のフジテレビ系バラエティ番組「めちゃ²イケてるッ!」内のコーナー・抜き打ちテストである。私立岡村女子高等学校。シリーズの第2弾企画に5期メンバーは「転校生」という形で参加。
大半のメンバーが(現役学生もいたが)ガチのテストに苦しむ中、実は加入前から勉学が得意だった紺野は苦手科目の英語以外をメンバー中トップの成績で納め、総合成績で1位を獲得。最下位で「バカ女」の称号をつけられた辻希美とは真逆の、「モーニング娘。の”才女”」の称号を得る事になった。
そして後に同番組内の企画の第3弾「体育祭」と称した抜き打ちスポーツテストでも、これも実は素の運動面では中学時代に札幌市の大会で記録を残すほどの優秀な1500m走選手、且つ空手の茶帯持ちという凄まじい経歴の持ち主であったため、遺憾なくその運動力を発揮した結果当時15人いたグループ内で5位という成績を収めた。
この活躍を目にしたメンバーを驚愕させたのは勿論のこと、共演していたハマグチェマサル校長の発言が以下になる。
「この子、何でもできるねぇ!!」
…加入当初に散々落ちこぼれのレッテルを貼られ続けていた彼女だが、ただそれだけではないつんく♂が信じて賭けた様々な「可能性」を自ら体現して見せたのだった。
ルックスの方も丸みを帯びた顔つきから芋っぽさがあった加入当初から垢抜けて、高橋に続いてグラビア写真集枠にも進出していた。
本命の楽曲パフォーマンスはダンスの方はリズム感を身に着けたことで向上したものの、歌唱力は微妙ながらも特徴ある歌声にはなり、ソロパートや『涙が止まらない放課後』のメインボーカルメンバーに選ばれたりなどしている。
「才女」からアナウンサーへ
学業を理由に2006年に同期の小川麻琴と共に卒業し、高認試験を受け慶応義塾大学に入学。
当時としては珍しく卒業と同時にハロプロも卒業していたが2007年に復帰し、音楽ガッタスを中心に芸能活動を再開(ハロプロを一旦卒業して再度復帰したのは彼女のみ)。
その後、2011年にテレビ東京のアナウンサーとなる。アナウンサーの傍ら、アイドル経験を活かしたパフォーマンス企画に参加したり、モーニング娘。OGとしても出演。さらに単独番組「紺野、今夜踊るってよ」では日本各地でハロプロで叩き込まれたの16ビートをしっかり使ったバキバキのダンスを披露。2015年当時の現役モーニング娘。の選抜メンバーとも共演を果たしており、彼女達と混ざっても違和感ない辺りは立派なOGとしての姿をみせていた。
こうして6年間活動した後、2017年1月にヤクルトスワローズの杉浦稔大選手と結婚、家庭を優先するために同年4月をもってテレビ東京を退社することを表明。
3児の子育てに励む傍ら、ママタレとしてYouTuberの活動をしている。
2023年9月、ハロー!プロジェクト25周年記念コンサートにモーニング娘。OG枠で出演。嘗て自身が高橋と共にメインボーカルを担った『Do it! Now』を始めとして在籍時の曲やタンポポ・カントリー娘などの派生ユニット曲にも参加、ステージから一線を退いていたとはいえ、娘。時代に培われたパフォーマンスは健在だった。
関連タグ
佐藤優樹…元・10期メンバーにして後輩。出身地・誕生日が同じで年齢差がちょうど干支1周分。
段原瑠々…Juice=Juiceのサブリーダー。誕生日が同じで、古参のファンからは上記の佐藤と共に5月7日には3人まとめてお祝いされることが多い。
道重さゆみ…元・6期メンバーにして後輩。何かとキャラ被りする所があり、紺野が現役の頃に石川から引き継いできたメンバーカラーのピンクは後に彼女に託された。
尾形春水…元・12期メンバーの後輩にしてYouPlusのメンバー。特定のスポーツが得意だがパフォーマンススキルがイマイチだった、卒業理由が大学進学の為という点が共通している。
井上春華…現役・17期メンバー。一般オーディション合格者で、歌唱力はあるがダンスパフォーマンス経験ゼロ・その初々しい素人っぷりが加入当初の姿ととても似ている。また、誕生日も5月6日と1日違い。