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英雄-ヒーロー-

えいゆうひーろー

特撮テレビドラマ『ウルトラマンネクサス』Episode.24のサブタイトル。姫矢編最終三部作最終章。
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概要編集



あらすじ編集

異形の海へと突入したナイトレイダーは、エネルギーを失い岩に磔にされているネクサスを見た。


佐久田恵を人質に取った溝呂木眞也は、「ウルトラマンの敗北は、これから始まる聖なる儀式のほんのプロローグに過ぎない」と語る。


その直後、クロムチェスター4機はクトゥーラの触手に捕らえられてしまう。


溝呂木「全てゲストは揃った……処刑の開始だ」

佐久田「処刑…?」

溝呂木「冥府よ…動け!!」


溝呂木が力を解き放つと同時に、大量の蔦がネクサスの全身を覆い尽くしていく。


「闇の波動だ。あの蔦がウルトラマンの全身を覆い尽くした時、姫矢の命の光は完全に消え失せる。その瞬間、奴に同化していた光はこの終焉の地に解き放たれる……」

「俺はその光を奪い、無敵の超人となり、世界を思うがままに動かしてやる。より高き者、より強き者、より完璧なる者として!」


溝呂木は自身の目的を語った後、高笑いする。闇の波動は現実世界にも影響を及ぼしているが、吉良沢優「光は輝きを完全に失っていない」と語る。


和倉「各機、発射可能な武器を全てビーストに集中せよ!」

石堀「この状態での攻撃は…!」

和倉「ビーストの気を逸らす!それだけでいい!」

「了解!」


何とか状況を打開する為、クトゥーラを攻撃するナイトレイダーだったが、凪の乗ったストライクチェスターが地面に叩きつけられようとしていた。そのことに溝呂木は一瞬躊躇し、「まだ殺すな」と命令する。


和倉「凪、今だ!」

「了解!」


その隙を突いて互いにビームを打ち合うことでクトゥーラの触手から脱出した。


和倉「孤門、ハイパーストライクフォーメーションだ!」

孤門「了解!」


クロムチェスター各機はハイパーストライクチェスターへと合体。和倉隊長ウルティメイトバニッシャーの発射を命じる。


「砕け散れ!!」


ウルティメイトバニッシャーを受け、クトゥーラは完全に消滅した。

地上に降りたナイトレイダーは溝呂木と対峙するが圧倒されてしまう。溝呂木はメフィストに変身し、ナイトレイダーは再びハイパーストライクチェスターに搭乗する。


一方、姫矢は意識下で自身の過去を垣間見ていた。セラとの交流と彼女の死。生を写し取るという目的がいつの間にか死を写し取る形に代わっていた姫矢はウルトラマンの力という罰で贖うことが出来ると考え、人々を守るために傷つき、やがて訪れる自身の死によって償われると信じていた。

しかし彼の前に、魂となったセラが現れる。


「准、その力は罰なんかじゃない」

「あなたに与えられたその光は、長い時を越えて、多くの人たちに受け継がれてきたの」

「その光を得た人たちは、時には大切なものを失いながらも、必死で戦ってきた」

「守ってあげて。大切な人たちを、その力で」


姫矢は自分にその資格があるか疑うが、「生きていた証を写真に収めてくれたこと」にセラは感謝していた。彼女の言葉に姫矢は奮起する。


「俺は今度こそ守ってみせる……この光で。それが俺に与えられた使命だ」


ダークメフィストを前に奮戦するナイトレイダーの危機に拘束していた触手が爆発を起こし、ネクサスはついに解放された。


「力とは、他者を支配し圧するためにある。それに気づけぬ貴様が、俺に勝てるはずがない!」


しかし、まだエネルギーが十分ではなく、メフィストの蹴りを受け吹っ飛んでしまう。

孤門はウルティメイトバニッシャーをメフィストに向けて発射するも、相殺されてしまう。


和倉「CIC、教えてくれ!最後の一発をどこに撃つべきかを!」

吉良沢「ウルトラマンの、エナジーコアを撃ってください」


吉良沢は、ネクサスのエナジーコアにウルティメイトバニッシャーを撃つよう指示する。ウルティメイトバニッシャーにはネクサスのエネルギーを回復させる力があると言う。


吉良沢「ただし狙いは正確に。少しでも中心を外せば、意味がありません」


和倉「孤門、この一発をお前に託す」

「ワンチャンスよ。出来るわね?」


孤門はリコがくれたガンバルクイナくんのキーホルダーを見つめ、覚悟を決めた。


「……大丈夫です」


そのトリガーは孤門に託された。そして、孤門はネクサスのエナジーコアに狙いを定める。


「立て!ウルトラマン!」


孤門の発射したウルティメイトバニッシャーがネクサスのエナジーコアに命中。反動でネクサスは吹き飛びながらもエネルギーが完全に回復し、ジュネッスに姿を変える。


メフィスト「馬鹿な…貴様の光はもう完全に消えかけていた筈だ!」

ネクサス「この力は、決して希望を捨てない人々のためにある!それに気づけぬお前が、勝てる筈がない!」


メフィストの闇の光弾を受け止めて、光の光弾に変換して返す。膝をつくメフィスト。


「希望…笑わせるな…!俺は無敵だ!断じて負けはしない!!」


ネクサスとメフィストは、壮絶な空中戦を繰り広げる。


和倉「ウルトラマンを援護する!全ミサイル発射!」

隊員達「了解!」


ナイトレイダーも、チェスターからミサイルを発射してネクサスを援護する。


ネクサスのオーバーレイ・シュトロームとメフィストのダークレイ・シュトロームが同時に発射され拮抗し、大爆発が起こる。その直後、ネクサスは爆炎の中に飛び込む。


和倉「まさか……!」


そして、渾身のパンチで遂にメフィストに引導を渡した。メフィストとネクサスは爆炎の中に消えた。

隊員達が驚く中、和倉はネクサスに敬礼を送る。



すると、孤門の目の前が光に包まれ、姫矢が語り掛ける。


姫矢「孤門。光は、絆だ」

孤門「光は、絆……」

姫矢「誰かに受け継がれ、再び輝く……」


その言葉だけを残して、姫矢准は、消えた……


新ウルトラマン列伝』では編集

決戦!ウルトラ10勇士!!』宣伝のためのネクサスを取り上げた第85話にて、Episode.14と共に取り上げられた。


光の絆を受け継いで行く戦士、ウルトラマンネクサス。しかし、光ある所には必ず闇がある。

ネクサスと、闇の戦士・ダークメフィストの戦いの行方を追っていこう。

次回、新ウルトラマン列伝

『宿命の対決!ネクサスVSダークメフィスト』


関連項目編集

ウルトラマンネクサス 姫矢准


宿命-サティスファクション-→本編→予兆-プロフェシー-


男なら誰かのために強くなれ

歯を食いしばって思いっきり守り抜け

転んでもいいよまた立ち上がればいい

ただそれだけできれば


"英雄"さ

男なら 誰かのために強くなれ

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