概要
ドラゴンクエストⅩに登場するボスモンスターの一体。
ハイエンドバトルコンテンツ「聖守護者の闘戦記」の第五弾として、Ver.5時代に実装されたボスモンスター。
メタリックブルーのボディと金色の大きな丸い目、ドーム状のガラスに覆われた脳をもつロボットであり、CGモデルはVer.4に登場したストーリーボス「パルミオ2世」の流用。
一見弱点に見える脳みそ部分は最強の硬度を持つという、どこかで聞いたことがある設定がある。
元々は不運なキラーマシンであった。このキラーマシンに魔祖たちのリーダーであるメゼが外法を施して生み出した魔祖の血族がデルメゼである。
魔祖の血族となったことで運気上昇イケイケになり、性格は残虐と化したという。
プレイヤーからの愛称は「デル」や「メゼ」など。
Ver.5.5後期では製作者の魔祖メゼが、「起源鎧デルメゼ」として登場する。ストーリーボスにしてはかなり強いが、こちらはアンルシア、ヴァレリア、アスバルに加えて真の姿になった賢者マリーンがNPC戦闘員として加わる。
マリーンは後述のサファイアボムを消す能力を持つため、「邪蒼鎧戦にも連れていけたら」と思ったプレイヤーもいただろう。
戦闘
実装当時はつよさが1~3のみであり、日毎に強さがループしていた。
現在はつよさを自由に選べるようになり、つよさ4が実装されている。
バトルフィールドは「聖護の結界・蒼」であり、報酬は「蒼水晶の羽根」。
その実態は、実装から数年が経過してもなおアストルティア最強のボスという評判をほしいままにしている超強敵。
つよさ3は実装初日で撃破したパーティはたった1パーティのみであり、以降もあまりの耐久力によりヒーラー入りでは絶対に勝てず、どうぐ使いがひたすらせかいじゅのしずくを投げまくるというゴリ押し戦法でようやく勝ち筋が見えてくるという有様であった。
現在ではアップデートによりプレイヤー側のステータスやPSが上昇しており、2人討伐なども達成したツワモノもいる。
デルメゼを強敵たらしめている要因の一つ目に、圧倒的な火力があげられる。個々の技の威力が高すぎるため、まもの使いのHPリンクが必要。それでもなお少しのミスでPTが壊滅しかねないため、これまで以上に壁やタゲ下がり、陣形の重要性が高い。
もう一つの要因に「サファイアボム」があり、デルメゼ戦におけるメインギミックにして最大の難関といえる。
これは「コールサファイア」「スクランブルサファイア」といった特技でばら撒かれる地雷のようなものであり、時間経過かデルメゼの技の命中により起爆する。
爆風を浴びると大ダメージに加えてスタン効果+攻撃力低下+守備力低下+素早さ低下+蘇生不可という凶悪なデバフがかかるため、最優先で避ける必要がある。
放っておくとこのボムがフィールド全域に散らばってしまうため、あえてデルメゼの攻撃でこのボムを巻き込んで誘爆しつつ、整地して安全地帯を作り戦うという戦法がとられる。
これらに加えてHPが73万程度と多く、火力役は範囲攻撃の回避をしつつ的確に攻撃を叩き込み、補助・回復役はサファイアボムの爆発時間を見極めてPTに進行方向の指示を出さなければ撃破は見えてこないため、プレイ難易度は非常に高い。
主要な職としては、HPリンク役のためまもの使いは最低1人は必須。その他の攻撃役としては武闘家、踊り子が壁役を兼ねて投入されることが多く、変則型としてはバトルマスターやパラディン、海賊も入りうる。ヒーラーは僧侶が主流。
見事つよさ3を倒すことで、「蒼鎧両断の勇士」の称号が得られる。
そして2024年1月24日に満を持してつよさ4が実装。
ファントムボール等各種特技の威力が上昇しHP耐えラインがかなりきわどくなっている。
また、「ダブルジャッジメント」という対処が厄介な新技や、「ブリリアントサファイア」というポケモンのタイトルを彷彿とさせる新ギミックが登場しており、これまで以上にサファイアボムの対応が難しくなっている。
そんな混戦の中でHP約170万という途方もない数値を4人で削り切らなければならない。これは8人バトルである「アストルティア防衛軍」の大将たちをも上回る数値。
このためつよさ3の実装時と同様にヒーラー入りでは火力が足りず、再びどうぐ使いがせかいじゅのしずくを撒き続ける戦法が取られた。
実装日の討伐パーティは0であり、2日後以降に上級者プレイヤーたちによって少しずつ討伐報告が上がり始めた。
討伐パーティですら「強化ガジェット零式」「災禍の陣」「レボルスライサー」等の各種バフ・デバフをフル活用した上での制限時間ギリギリの討伐である。
初日討伐がなかった点は海冥主メイヴのつよさ5と同様である。
(※ただしメイヴ5の方は、大型バージョンアップと同日に実装されたこと、また同期の常闇の竜レグナードとダークキングのつよさⅤも同時に実装された点に留意されたし)
見事つよさ4を倒すことで「蒼鎧両断の大英傑」の称号が得られる。
関連モンスター
パルミオ2世
Ver.4.4「うつろなる花のゆりかご」に登場するボス。
プクラスの複製体であるC141が増殖獣バイロゴーグの細胞を移植したことで異形化した姿。
バイロゴーグ同様無限増殖する能力をもつが、プクラスの持つタブレットに停止命令を送られると能力が封じられる。
外見は邪神ニズゼルファによく似ている。
念晶巨人
ジア・クト念晶体が送り込んできた最終兵器で、ひとつの大陸ほどの超巨大モンスター。
外見はあまり似ていないが、よく見ると技モーション等がデルメゼの流用であることがわかる。
レンダーシア内海に降り、創生の力を吸いつくそうとするも、対抗して「創生巨神」という超巨大化した主人公によって倒される。
余談
その凶悪な戦闘能力からか、Google検索のサジェストには「強すぎ」「理不尽」「クソボス」などの絶望感の漂うワードも存在する。
名前や外見の由来は不明だが、深海魚のデメニギスが考えられる。この魚はデルメゼと同じく丸い大きな二つの目を持つほか、頭部が透明なドーム状になっており、脳が透けて見えるという特徴をもつ。
関連イラスト
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