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RRR(インド映画)

あーるあーるあーる

RRR(インド映画)とは、2022年に公開された、ラージャマウリ監督によるアクション映画。 インドでは3月25日に、日本では約半年遅れの10月21日に公開された。
目次 [非表示]

このムチの痛みに声を上げるなら、

不当なる支配に声を上げぬなら、

コムラム・ビームよ、お前は森の女神の息子ではない。

主人公の1人、ビームが歌う歌より。


責務とは行為そのものに有り、決して、その結果ではない。

私は結果を求めない。

最後の最後の血の一滴となるまで、立向うのみ。

主人公の1人、ラーマの台詞より。

出典はヒンドゥー教の聖典「バガヴァッドギーター」2章42節「貴方の責務は行為を成す事そのものに有り、決して行為の結果に有るのではない。結果を求めて行為を成さず、無為に終っても、それに執着してはならない」。



概要編集

インドではコロナによる延期などがありつつも、3月25日に公開された。日本では2022年10月21日公開。さらに2023年7月28日より、日本語吹き替え版が全国公開。もちろん各配信サービスでも見れる。


監督バーフバリS・S・ラージャマウリ

インド映画史上最高の製作費7200万ドル(約97億円)をかけて制作された超大作

実在したインドの革命家であるコムラム・ビームと、ラーマ・ラージャを主人公としたアクション映画。

2023年3月に行われた、第95回アカデミー賞では、後述のナートゥがアカデミー歌曲賞を受賞した。インド映画がアカデミー賞を受賞するのは史上初である。


なお、「男の友情」がテーマの1つである為、同じ監督の前作である「バーフバリ」におけるシヴァガミデーヴァセーナのような個性的で物語を牽引するような女性キャラは登場しない。

皮肉にも「架空の古代」を舞台にした「バーフバリ」の女性キャラは現代的であり、「あったかも知れない近代」を舞台にした本作の女性キャラは古典的と言える。


日本語吹き替え版公開に合わせ、なんとTRIGGERとコラボ決定。数量限定入場特典として吉成曜描き下ろしカードが配布される。

さらには2024年に宝塚で公演決定。


『RRR』Blu-ray&DVDレンタル/デジタル配信詳細編集

  • Blu-ray&DVD

7/5(水)レンタル開始

発売・販売:ツイン

※オリジナル音声に加え、日本語吹替音声も収録


  • 各動画配信サービスにて

購入 6/21(水)配信開始(字幕版/吹替版)

レンタル 7/5(水)配信開始(字幕版/吹替版)

影響編集

大ヒットの影響か吹き替え版上映とほぼ同時期に主演の一人である、ラーム・チャラン主演の過去作である『ランガスタラム(2018)』が全国上映となる。

大々的に『RRRのラーム・チャラン主演』と銘打っており、日本のインド映画ファンや彼のファン待望の上映である。

一方、NTR.jrの方は主演作を2023年4月に『ヤマドンガ(2007)』、5月に『アラヴィンダとヴィーラ(2018)』をJAIHO独占で二本続けて日本初配信となった。

RRR関連グッズはショップでも二週間分仕入れたはずが初日に完売もあり、主演二人のキャラクターキューピーも登場し、グッドスマイルカンパニーではねんどろいどではないものの、ぬいぐるみを発売予定。さらにナートゥフィギュアも発売。

日本語吹き替え版が配信版先行しながらも劇場公開決定し、TRIGGERともコラボ

日本語吹き替え版の前日(7月27日)~8月8日まで東武百貨店にて日本で初の展覧会『RRR ∞ Dosti PARRRTY!』が開催される。大盛況。

さらには宝塚星組による『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』も2024年公演決定。ビーム視点の新解釈の物語の予定。

あらすじ編集

1920年代、イギリス植民地下のインド舞台

イギリス軍にさらわれた少女を助けるためやってきたビーム大義のため警察官になったラーマ

彼らは互いに正体を知らぬままに友情を育み、唯一無二の親友となる。

しかし、やがて運命により彼らは互いに戦わざるを得ない事となる。

、彼らが選ぶのは友情使命か。


物凄くわかりやすく言えば、親友の2人がケンカして仲直りして一緒にイギリスと戦う話。


ナートゥ編集

ナートゥ‼︎

本作の中でも取り沙汰されるのが、ナートゥ。インド映画の最大の特徴であるダンスシーンの中の一つであり、本作でも最大の見どころのひとつとして紹介される。

詳細はリンク先へ。


スタッフ・キャスト編集

  • 監督・脚本(原案は別) S・S・ラージャマウリ

登場人物/出演者(日本語吹き替え)編集

無題

イギリス総督に連れ去られた村の少女マッリを救う為に奔走する。

RRR写経+α

イギリス政府の警察官。大義のためにスコットに忠誠を尽くす。

イギリス提督夫人の手に絵を描いた事で気に入られ、連れ去られる。

ラーマの許嫁。村でラーマの帰りを待ち続ける一途な性格。

  • ヴェンカタ・ラーマ・ラージュ/アジャイ・デーヴガン早川毅

幼少期のラーマに影響を与えた人物。

  • スコット・バクストン/レイ・スティーブソン野島昭生

残虐非道なイギリス総督。

  • キャサリン・バクストン/アリソン・ドゥーデイ今泉葉子

スコットの妻。夫同様残虐非道。皮膚が裂けるであろうトゲトゲの鞭をラーマに渡す。

スコットの姪。相手がインド人であろうとも分け隔てなく接する優しい女性。

  • エドワード/エドワード・ソネンブリック峰晃弘

スコットの部下。

  • ジェイク/エドゥアルド・ブハク(峰晃弘)

ダンスパーティーでビームに意地悪をするが、後に熱くなってダンスバトルに興じる。


続編の可能性編集

公開前、ラージャマウリ監督は続編に興味がないと語っていたが、本作の世界的大ヒットを受け、主要スタッフが続編の可能性を探っている状態であることが原案者、V.ヴィジャエーンドラ・プラザード(ラージャマウリの父親)の口から語られた。そしてラージャマウリ監督も2022年11月に入ってから続編の制作に取り掛かっていると話していた。

また、NTR.jrも是非シリーズ化をと望んでいるという。とは言え、NTR.jrは次作二本先ぐらい埋まってるが。

また日本語吹き替え版でコラボしたアニメ会社TRIGGERの吉成曜は会社の公式チャンネルで「ナートゥの方が描きたいのでは?」と聞かれ、「いやそれは動かしたい」と語っている。

それゆえに権利が取れればバーフバリのようにアニメ化も実現するかもしれない。今度は日本で。現に宝塚で舞台化が決定しているのだから。


余談編集

実は、本作のシーンで使われているイギリス領のシーンでは、コロナ禍の影響によりイギリスでの撮影が行われず、ウクライナで撮影された。

撮影された時期は2021年だが、翌年の公開直前となる2022年2月24日にはロシアによるウクライナ侵攻が始まった。特に、ウクライナで撮影されたのは、上述のナートゥのシーンであり、出演者にとっては重要なシーンである為に、かなり複雑な心境になったという。

ジェイク役のエドゥアルド・ブハック、実はルーマニア人。

スコット役のレイ・スティーヴンソンは2023年5月に亡くなる。まだ58歳であった。

また、エンディング・クレジットではインド独立の英雄達の肖像が次々と映し出されるが……この「インド独立の英雄達」の中には日本人が良く知るマハトマ・ガンディージャワハルラール・ネルーが入っていない(唯一スバス・チャンドラ・ボースは入っている)

日本のマスコミにガンディーらを出さなかった件について聞かれたラージャマウリは「ガンディーは偉大な革命家の一人であるが、インドには他によく知られていない革命家たちも多いため、今作ではそうした革命家たちを改めて顕彰したかった」と答えている。


関連タグ編集

インド映画

テルグ語 トリウッド

そうはならんやろ


バーフバリ:S・S・ラージャマウリ監督の人気シリーズ。


ランガスタラム:ラーム・チャランの人気主演作品。


サイラーナラシムハー・レッディ:チャランの父チランジーヴィ主演作。今作同様に独立戦争の英雄をモデルにしている。EDに過去の英雄紹介しているところも一緒でRRRでは紹介されてないガンジーとネルーもおり、今作のモデルの二人も登場する。

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