「ようやく見つけたべ!動物顔の一般市民共よ!」
CV:佐藤拓也
概要
ひらかたパークで行われた「動物戦隊ジュウオウジャーショー 昔も今も交通安全」に登場する怪人。ヘルメットをかぶり、作業服を着たアリのような顔が特徴。
かつて激走戦隊カーレンジャーと戦った宇宙暴走族ボーゾックの荒くれ者の一人で、肩書は「元ボーゾック一の穴掘り名人」
二十年間にもわたり土星の炭鉱で働いたことで鍛え抜かれた肉体を持つ。
ヒーローショーオリジナル怪人なので明言は一切されていないが、スーツの頭部分はワンパーのものを改造して作った模様。
部下としてワンパー達を引き連れているが彼等もボーゾックのくせに異様に頭がよく、ジュウオウライオンのスタミナ切れを狙って反撃したり、ジュウオウタイガーを猫じゃらしで気を引いて不意打ち、ジュウオウシャークの動きを止めて逆側から攻撃し、ジュウオウエレファントを抑え込んで頭部を攻撃する等、戦闘のセンスが高い。
あとやっぱりボーゾックなので、レッドレーサーを猿顔の一般市民と呼ぶ。
活躍
おつかいから帰る途中だったセラ、タスク、レオ、アムの4人の前にジュウオウキューブを狙って現れ、ジュウオウジャーと交戦。
二十年鍛えた肉体と頭の良さで優位に立つも、そこにレッドレーサーが参戦したため一時撤退。
その後ジュウオウジャーへのリベンジを目論む再生ボウガンスと手を組み、再び戦いを挑んでくる。
しかし…(ネタバレ注意!)
実は彼らは元ボーゾックメンバーの集まる同窓会に来ただけで、侵略や悪事を働く意図は一切なかった。
ジュウオウジャーの前に現れたのも、差し入れとして持っていくつもりだった芋長の芋羊羹を買い逃し、買う事ができた彼等から分けて貰おうとしたのだが、その時に「お前達の大事に持っている四角い物を頂く」と曖昧な表現をしてしまったが為にジュウオウジャーから「大事な四角い物=王者の資格を狙っている」と勘違いされて戦う事になってしまったのだった。
誤解が解けてジュウオウジャーも「芋羊羹ならまた買えばいいし」と合意してくれたため一件落着かと思いきや、怒った再生ボウガンスに催眠術をかけられてワンパー共々暴走し、ジュウオウジャーとレッドレーサーに襲いかかってしまう。
あと一歩の所まで追い詰めるも、そこに中々帰って来ない4人を心配して来たジュウオウイーグルとジュウオウザワールドが合流した事で形勢は逆転。
ジュウオウイーグルとレッドレーサーの2人を相手にシャベル1本で互角に戦う強さを見せるが、2人の連携の前に押されていき、最期は必殺技によって爆散。
洗脳されていたため仕方なかったとはいえ、改心して真面目に働いていた彼等の命を奪ってしまった事が皆の心に影を落とす、若干後味の悪い終わり方となった。
と、思いきや(更にネタバレ注意!)
「痛ってててて……おいお前ら大丈夫か?」
生きてました。
二十年肉体労働を続けて鍛えられた体は、並の怪人を一撃で倒す必殺技にすら耐えていた(ジュウオウザワールドに倒されたワンパー達も生きていた)。
更に付け足すと、ジュウオウイーグルとレッドレーサーの2人と戦っていた時には再生ボウガンスは倒されており、洗脳も解けていた。シャルベは現役時代にカーレンジャーと戦えなかった事を残念に思っており、諦めていた夢を叶えるために洗脳されたフリをして戦っていたのである。
アムから芋羊羹を受け取ると、「若い頃を思い出せて良かった」と満足げに礼を言い、同窓会に参加すべくワンパー達と共に意気揚々と総長ガイナモの焼肉屋に向かって行った。