データ
白亜紀前期のアルゼンチンに生息していたディプロドクス上科の竜脚類で、ジュラ紀後期のタンザニアに生息していたディクラエオサウルスに近縁である。
名前は最初に見つかったラ・アマールガ渓谷に因んで「アマールガの爬虫類」を意味する。
竜脚類としては全長9~12メートルと小型だったが、最大の特徴は首から背中に掛けての椎骨に長い突起が生えていることである。特に頚椎の突起は背中のものより非常に長く、棘のようになっていた。この突起には皮膜が張っていてディスプレイや体温調節に用いられたという説や、角鞘に覆われていて獣脚類から身を守るための武器にしていたとする説、筋肉の土台であったとする説があるが、未だはっきりしていない。
フィクションでの活躍
竜脚類としては小柄ながらもその異様な外見から人気があり、ゲーム作品などでもモチーフにしたキャラクター多数が登場している。
古代王者恐竜キング
第1紀から登場。
竜脚類の中ではわざカードを除いても小さい方なのにスピノサウルスに次ぐつよさ1800に位列されている。甲虫王者ムシキングのオウゴンオニクワガタなどと同様、外見の派手さから強さを高く設定したのかもしれないが。
- 強さ1800の水属性はアグスティニアやアーケード版のジョバリアなど竜脚類だけ。
- スコミムスはバリオニクスより一回り大きい事を考えると強さ1800でも良かったかもしれないが…当時はスピノサウルス科の学名が少なかったものあるかもしれない。
アグスティニア同様小柄だが派手で、ジョバリアはアパトサウルスに次いで大柄。
- 稼働初期のバージョンでは超わざ「フラッドストラップ」のカードにも描かれていた。
バトルタイプは第6紀まではこうげきタイプ、2007第1紀から2007第4紀プラスはピンチタイプ、激闘!ザンジャークではとつげき目覚めよ!新たなる力ではパーパータイプ。キャッチコピーは「勇壮なる鬣」。
DSゲーム「7つのちから」ではなぜかジョバリアが★4(1600相当)になった事や、稼働中期でアグスティニアがいなかった事などから唯一水属性の★5(1800)となっている。
ちなみに攻撃タイプなので通常では水属性最強の攻撃力を持つ。
北アメリカエリアで「シーラカンスの化石」と交換してもらえる他、南極エリアでも出る(南米エリアには行けないため、代替としてマプサウルス以外の南米の恐竜が出る)。
その割にはアフリカエリアでも出る。それはジョバリアとディクラエオサウルスなのだが……。
※ディクラエオサウルスはつよさ1400。アマルガサウルスと近縁だが「7つのかけら」には出ていない。
テレビアニメでは第23話に登場。ネス湖に現れたため、ネッシーと間違われてしまう。
翼竜伝説ではテレビアニメ版では登場しないものの、コロコロイチバン!に掲載されたコミカライズ版では宇宙海賊ザンジャークのザッパーの恐竜として登場した。
2021年12月14日に実装されたマップ「Lost Island」にて、同時に新規生物として実装された。
現在ではこのLost Islandでしか出会うことができない。
突起物は「棘」として扱われており、この棘に関する能力を複数持つ。中でも凄まじいのが首の棘を発射する能力であり、これが着弾すると周辺を燃焼させたり凍り付かせたりという文面的にかなりトンデモな性質を得ている。
また、このゲームの草食生物としては非常に珍しいことに気質が攻撃的。しかも敵対する相手がやたらと多く、草食生物と非攻撃的な生物以外の全ての生物に自ら攻撃を仕掛ける。さらにはアマルガサウルス自身がそこそこ大きめの図体でありながら生態系下位の判定なので、他の生物に狙われやすい。見つけた頃には大喧嘩の真っ最中ということもよくある話である。
ポケモンシリーズ
第6世代となる『ポケモンXY』から登場する化石ポケモン・アマルスとアマルルガのモデルとなっている。
カセキホリダーシリーズ
リバイバーの「アマルガー」のモデルとなっている。
ジャバウォッキー
人間社会の打倒を目論む恐竜のカルト教団「有翼の蛇」のメンバーとして、本種の氏族であるアダムが登場する。
生まれつき肋骨が一本足りないことから、恐竜たちの伝説におけるアダムと称される「エオラ」の生まれ変わりだと信じており、ジャンゴと共に「エオラの肋骨」の強奪任務に赴いた。
常人離れした怪力を誇るものの取柄はそれぐらいで、実際は余りの馬鹿さゆえに親からも捨てられており、教団からも都合のいい手駒として利用されているだけに過ぎなかった。その事実を突きつけられてジャンゴと口論になった結果、用済みとしてエオラの肋骨で刺殺されるという末路を遂げた。