セブン&アイ・ホールディングス

せぶんあんどあいほーるでぃんぐす

日本の持株会社。「セブンイレブン」「イトーヨーカドー」など経営。

概要

2005年9月1日発足。

イトーヨーカドー、セブンイレブン、デニーズなどで構成される企業グループ「セブン&アイグループ（旧IYグループ）」における持株会社。

元々「本丸」であったヨーカドーの株価をコンビニのセブンイレブンが上回り、株価の下がったヨーカドーを買収してセブンイレブンを乗っ取る…といった事が起こりうるため設立された。

株の3割近くをヨーカドー創業家の伊藤家が有し事実上のオーナーとして君臨している。日本の小売業界では、長年イオングループに次ぐ2位の企業集団であるが、2021年5月にアメリカでコンビニ事業を手掛ける「スピードウェイ」を買収した。

2024年8月20日、カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたが、セブン&アイ・ホールディングスは外為法で外資による日本企業への出資を規制する対象となっているため難しいと見られている。

主な傘下企業

• イトーヨーカドー：スーパーマーケット・チェーン。
• セブンイレブン：コンビニエンスストア
• デニーズ：ファミリーレストラン。
• セブン銀行：銀行事業。コンビニATMを普及させた功労者。
• ヨークベニマル：スーパーマーケット・チェーン。福島県郡山市に本社を置く。福島県、宮城県、山形県、栃木県、茨城県をテリトリーとする。
• ヨークマート：スーパーマーケット・チェーン。東京都千代田区に本社を置く。首都圏をテリトリーとする。
• 赤ちゃん本舗：ベビー用品小売チェーン。大阪府中央区に本社を置く。
• ロフト：文具・雑貨専門店。
• スピードウェイ：2021年に米石油精製大手企業から約2.2兆円で買収した。ガソリンスタンド併設型のコンビニエンスストアが特徴である。

かつて傘下だった企業

• オッシュマンズ・ジャパン：総合スポーツ用品専門店「OSHMAN'S」を経営。2022年3月1日にシューズ小売大手のABCマートに売却された。
• バーニーズジャパン：高級衣料品・雑貨店「バーニーズニューヨーク」の運営を行なっている。2023年5月1日にラオックスホールディングスに売却された。
• そごう・西武：百貨店事業。吸収したそごうと西武百貨店をまとめた企業。ロビンソン百貨店の事業も引き継いでいる。売却交渉が難航し長期化する中で、従業員が雇用の保障を求めて百貨店としては約61年ぶりのストライキが行われた。2023年9月1日に米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに売却された。
• ニッセンホールディングス：カタログ通販大手。2016年に完全子会社化。2024年7月1日に歯科材料の通販事業を行っている歯愛メディカルに売却された。

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