概要
伊勢湾上の人工島にある。愛知万博(愛・地球博)を前にした2005年2月17日に開港した。以前の名古屋空港の機能を大幅移転させたもので、空港コードなども名古屋空港の「NGO」を引き継いでいる。成田国際空港、関西国際空港とともに国際航空路線の拠点の1つを担っているが、国内・国際問わず路線網が少ない事で『国際空港失格』やコロナ過前は多くの路線はあるものの、大半が中国路線に偏りすぎた路線網ばかりという事もあり、別名『中国(路線)専用空港』という俗称で呼ばれている。それ以外の路線も大半が東アジアに偏っているのが現状で、一部の地元政経界や県民からは『正直この空港を作る必要性があったのか?』と疑問視する声も出ている。
一応、かつては北米やオセアニアへの路線もあったが、いずれも現在はなくなっている。欧州便は元々少なく、現在運行しているフィンランドへの便を除けば、フランクフルト(実質VW関係者専用便)への便があっただけである。
ただし、貨物空港としては結構重要な空港で日本でドリームリフターが飛来する(事実上定期チャーター便扱い)のはここだけ。An-124やAn-225が飛来した事もあったが、とは言っても成田や関西だけでなく挙げ句の果てには貨物路線としては重要になりつつある那覇空港と比べて便数が非常に少ないので、ハッキリ言って重要ではないレベルである。
愛称はセントレア。一般公募によるもので、「central」(中部)と「airport」(空港)を組み合わせた造語。
バス路線に関しては名鉄バス、名古屋バス、知多乗合、遠州鉄道、三重交通が、鉄道路線に関しては名古屋鉄道がそれぞれ地上へのアクセスを担当している。
就航している航空会社
日本の航空会社
- 日本航空(国内線は札幌・成田・羽田のみ)
- 日本トランスオーシャン航空
- 全日空(名古屋鉄道がANAホールディングスの筆頭株主という事もあり国内線は多いが、国際線はゼロとなっている)
- スカイマーク
- エア・ドゥ
- ソラシドエア
- ピーチアビエーション
- スターフライヤー
- フジドリームエアラインズ
- アイベックスエアラインズ
- オリエンタルエアブリッジ
- ジェットスター・ジャパン
海外の航空会社(コロナ過以降)
太字は中国の航空会社
- 大韓航空
- アシアナ航空
- ジンエアー
- チャイナエアライン
- スターラックス航空
- 中国国際航空
- 中国東方航空
- 中国南方航空
- 上海航空
- 吉祥航空
- 天津航空
- 春秋航空
- キャセイパシフィック航空
- 香港航空
- フィリピン航空
- ベトナム航空
- ベトジェットエア
- タイ国際航空
- バティック・エア・マレーシア
- シンガポール航空
- フィンエアー
- ユナイテッド航空(半ば撤退状態)
- 済州航空
- タイガーエア台湾
- 香港エクスプレス航空
- セブパシフィック航空