鹿島臨海鉄道
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かしまりんかいてつどう
茨城県において旅客・貨物鉄道事業を行う第三セクター鉄道。
鹿島臨海工業地帯における臨海鉄道事業のために設立された。
1985年に当時日本鉄道建設公団により建設されていた鹿島線北部の営業を引き受け、大洗鹿島線として旅客営業を開始、現在に至る。
水戸〜大洗間は茨城交通水浜線の代替も兼ねており、この区間は他の区間と比べて本数が多い。
大半の営業区間が、石岡市に所在する気象庁柿岡地磁気観測所から半径50kmの圏内に含まれることもあり、直流電化の鹿島線とは異なり全線非電化となっている。
現在は貨物輸送のみ行っている臨海鉄道部分（鹿島臨港線）においても成田空港へのジェット燃料輸送の見返りとして、1979～83年の期間限定で旅客営業を行っていた実績がある。
このときは国鉄鹿島神宮駅～鹿島港南駅との間で1日3往復のみ列車が運行され、鹿島神宮駅を出た列車は、一旦北鹿島貨物駅(現在の鹿島サッカースタジアム臨時乗降場)で向きを変えてから鹿島港南駅へ向かっていた。鹿島港南駅は旅客営業終了にともない廃止になったが、神栖駅は旅客ホームも含め現存する。
- 大洗鹿島線（水戸駅～鹿島サッカースタジアム臨時乗降場）※鹿島サッカースタジアム臨時乗降場より鹿島神宮駅までJR鹿島線に乗り入れ。
- 鹿島臨港線（鹿島サッカースタジアム駅～奥野谷浜駅）：貨物線。
大洗鹿島線
（後方の車両）
- 8000形：2016年から6000形置き換えのために導入された両運転台式の気動車。基本設計は関東鉄道キハ5000形に準じており、3ドアロングシートでトイレが無い。
- KRD形：ディーゼル機関車。1両在籍。
- KRD64形：ディーゼル機関車。2両在籍。
引退済み
- 7000形：ジョイフルトレイン「マリンライナーはまなす」に使用された片運転台式の気動車。茨城県所有で2015年除籍。
鹿島鉄道には独自のイメージキャラクターとして鹿島花梨というキャラクターが存在する。(画像左のキャラクター)通称は「ハッピーポイントかりん」。
アニメ『ガールズ&パンツァー』との関係
本社のある大洗町は2012年放送のアニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台となっており、作中でも6000形気動車が登場。主人公たちだけでなく、貨車をつなげて戦車を輸送するなど重要な役割を果たしている。2012年よりラッピング列車を運行している（詳しくはガルパン列車の記事へ）。
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