概要
正規式名称Bayerische Motoren Werke AG(バイエリッシュ モトレン ヴェルケ アーゲー直訳するとバイエルン発動機株式会社)を略し一般にはBMWと呼ばれる。
本来のドイツ語読みは「ベー・エム・ヴェー」だが、日本では「ビー・エム・ダブリュー」としている(ビー・エム・ダブリュー・ジャパン公式)。
現在はBMWの他、MINIとロールス・ロイスの2社を傘下ブランドとして所有している。
歴史
1916年、「カール・ラップ発動機有限会社」の後を継ぐ形で、航空用エンジン製造会社「バイエルン航空機製造株式会社(BFW)」として創業。1917年に社名をBMWに改称する。航空機製造部門は1926年に分離独立する(のちのメッサーシュミット社)。
第一次世界大戦後、航空機製造を禁止された為に2輪車製造を開始し、4輪製造は第二次世界大戦後からである。
2輪用の水平対向2気筒エンジン搭載のRシリーズは原型は航空機エンジンで、内容は大幅に変わっているもののレイアウトは100年近く変わっていない。
クヴァント家との関係
BMWはクヴァント家が株式の約半数を所有する同族会社である。
クヴァント家はナチスとの関係が深く、クヴァント家及びBMWの発展は、第二次世界大戦中に強制収容所にいた捕虜やユダヤ人を自社工場で強制労働させ、巨万の富を得たことによると言われているが、クヴァント家はこれらの内容を否定し賠償も行っていない。
この事は大戦終結以降、長く報道をされることもなかったが、2007年10月にドイツ国営放送が事前予告を一切行わず、同家のナチスへの支援と当時の行いについてドキュメンタリー番組を放送し世界的に大きな反響を呼んだ。事前予告を行わなかったのは、政治的な圧力を避けるためであったとされる。
デザイン上の特徴
公式サイトやカタログでは「会社マークは航空機のプロペラをモチーフとしており、色はバイエルンの白い雲と青い空をイメージしている」と表記されているが、実際はバイエルン州の州旗の色を元に作成された。
2010年1月7日、ニューヨークタイムズに「黒の円は母体となったカール・ラップ発動機有限会社のエンブレムマークに由来し、中央の青と白はバイエルン王ヴィッテルスバッハ家の紋章に起源を持つ旧バイエルン王国、現在のバイエルン州旗にちなむ」という記事が出た。
またキドニー(腎臓)・グリルと呼ばれるフロント・グリルのデザインも有名である。
車種
現行のモデル
セダン
- 3シリーズ(F30)
- 5シリーズ(F10)
- 7シリーズ(G11/G12)
ハッチバック
- 1シリーズ(F20/F21)
- 3シリーズ グランツーリスモ(F35)
- 5シリーズ グランツーリスモ(F07)
クーペ
- 2シリーズ(F22)
- 4シリーズ(F32)
- 6シリーズ(F13)
カブリオレ・ロードスター
- 2シリーズ(F23)
- 3シリーズ(F33)
- 6シリーズ(F12)
- Z4(E89)
ツーリングワゴン
- 3シリーズ ツーリング(F31)
- 5シリーズ ツーリング(F11)
ミニバン
- 2シリーズ アクティブツアラー(F45)
- 2シリーズ グランツアラー(F46)
SUV
- X1(F48)
- X3(F25)
- X4(F26)
- X5(F15)
- X6(F16)
Mモデル
レース部門のBMW Mが開発した特別モデルで、通常モデルと違うのはスポーツカーとしての高い走行性能。M3GTR等がその例。
- M3 セダン(F80)
- M4 クーペ(F82)
- M5(F10)
- M6 クーペ/カブリオレ(F13/F12)
- X5 M(F85)
- X6 M(F86)
関連タグ
モータースポーツ関連
二輪関係
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